第50回「全自衛隊空手道選手権大会」が6月2日、日本武道館で行われた。組手団体戦は健軍Aが10度目の優勝。昨年は東日本大震災で大会中止のため2年越し2連覇となった。決勝の相手は健軍B。Aは2試合連勝で早々と優勝を決めたが、Bも意地をみせAに3連勝させなかった。健軍の選手は組手個人でも男子と女子ともに準優勝と大活躍だった。〈組手団体〉▽優勝=健軍A▽準優勝=健軍B▽第3位=芦屋、高工校〈組手男子個人〉▽優勝=岩元泰樹(高工校)▽準優勝=井形翼(健軍)▽第3位= 河野達也(芦屋)、金子潤基(健軍)▽敢闘賞=姫野雅史(防医大)、工藤奨永 (健軍)、川端晋平(健軍)、谷口丈治(朝霞)〈組手女子個人〉▽優勝=橋本侑子(富士学校)▽準優勝=小金丸亜希子(健軍)〈形団体〉▽優勝=下総▽準優勝=小牧〈形男子個人〉▽優勝=中村圭登(防大)▽準優勝=平野政幸(佐世保)▽第3位=伊村守人(下総)、梶山翔平(健軍)▽敢闘賞=石井友喜(高工校)、吉玉真太郎(朝霞)、小野澤真一(練馬)、谷口丈治(朝霞)〈形女子個人〉▽優勝=中村祐美(朝霞)写真(左)=組手男子団体決勝、健軍A対健軍B。左がAの選手 (中)形男子団体決勝、優勝した下総チーム (右)組手男子個人決勝、優勝した高工校の岩元泰樹選手
6月2日、市ヶ谷台ツアー12周年特別開催が実施された。市ヶ谷台ツアーは年2回、休日の特別開催を行っている。土曜日のこの日は家族連れも大勢訪れ、午前・午後併せて約200名がツアーに参加した。ツアーは、市ヶ谷地区の各庁舎と儀仗広場、市ヶ谷記念館、メモリアルゾーンなどを巡るもの。市ヶ谷記念館では現在、全国や世界中から寄せられた激励メッセージや千羽鶴を展示した「東日本大震災特別展」を開催(6月11日まで)している。防衛ホームの紙面に掲載した著名人からのメッセージも展示。特にAKBからのメッセージ色紙は写真を撮る人で順番待ちが出来る程。改めて東日本大震災における自衛隊の活動に感謝の言葉を述べる人もいた。※市ヶ谷台ツアー(毎週月〜金の午前・午後の2回開催)参加申し込みは電話又はインターネットにて。詳細は防衛省・自衛隊HPを参照ください。http://www.mod.go.jp/j/publication/events/ichigaya/tour/index.html写真右から、市ヶ谷記念館のエントランスで開催中の「東日本大震災特別展」の様子。メモリアルゾーンの殉職者慰霊碑で黙とうする参加者。
パキスタン陸軍司令部人事局長のシャヒッド・アフマド・ハシュマド少将ら5名が5月23日、陸幕人事部長・松村五郎陸将補を表敬訪問した。 ハシュマド少将は、陸自の幹部・曹士の選抜制度と訓練体系の調査を目的として、同国軍の最上級人材育成組織である統合募集採用委員会の委員長アブドラ・カーン准将らと来日した。この日は陸幕人事部のほか防衛省人事教育局、女性自衛官教育隊を訪問した。
5月22日、晴海ふ頭HK岸壁及び旅客ターミナルで平成24年度遠洋練習航海出国行事が行われた。今年度の派遣部隊は練習艦隊司令官・淵之上英寿海将補以下、練習艦「かしま」、練習艦「しまゆき」、練習艦「まつゆき」に乗員する約760名。出国行事には、渡辺周副大臣ほか防衛省・自衛隊関係者や、派遣部隊の家族等約400名、来賓150名が来場し、154日間に渡る航海に赴く派遣部隊を激励、見送った。左から渡辺副大臣へ派遣部隊が栄誉礼、派遣部隊を前に壮行の辞を述べる杉本海幕長、離岸する練習艦へ旗や手を振る家族。
5月17日、防衛省でロンドン五輪出場内定自衛官に対する激励・見送り行事が行われた。内定者は、第1省議室において田中大臣をはじめ副大臣・事務次官等を前に自己紹介や意気込みを語った。大臣は、「選手の皆さんの努力に敬意を表します。オリンピックで皆さんの力を発揮していただき我々に感動と勇気を与えてください」等の激励の言葉を送った。その後、内定者は庁舎1階ロビーに集まった隊員の盛大な拍手と歓声に送られ、田中大臣に力強く敬礼。ロンドン五輪での健闘を改めて誓っていた。写真左から五輪内定者へ激励の言葉を送る田中大臣、集合写真でガッツポーズをする五輪内定者10名(全12名のうち試合・合宿参加で2名欠席)
5月16日、陸自化学学校(川上幸則陸将補=大宮)でNBC偵察車が初披露された。NBC偵察車は、化学防護車が対応する「N(核及び放射線)」「C(化学剤)」、生物偵察車が対応する「B(生物剤)」を1台で偵察可能としたもので、22年度予算で2両が調達され、23年度末に化学学校及び中央特殊武器防護隊に1両ずつ配備された。当日は。NBC偵察車に装備されている最新偵察器材の解説に加え、化学剤による攻撃を仮定しNBC偵察車による偵察(汚染物質の識別・汚染範囲の表示・離脱時の応急除染)の様子等が、展示地域に開設された指揮所の情報、NBC偵察車の情報が無線とネットワークでリアルタイムにリンクしている様子と併せて展示された。 写真左から初披露されたNBC偵察車、報道陣の目の前を走行するNBC偵察車、化学剤を検知するNBC偵察車
陸自中央音楽隊(隊長・武田晃1陸佐)、海自横須賀音楽隊(隊長・内堀豊3海佐)、空自航空中央音楽隊(隊長・立山吉博2空佐)は5月10日、野田佳彦総理大臣から感謝状を授与された。 今年3月11日「東日本大震災1周年追悼式」に陸海空合同音楽隊を特別編成して対応、国歌斉唱と参列者献花の際に演奏を行い、式典実施に貢献したことが認められた。 防衛省大臣室で金澤事務次官ら幹部出席の中、総理代理として田中防衛大臣が各音楽隊長に感謝状を手渡した。 写真=左から陸自中音の武田隊長、海自横須賀音楽隊の内堀隊長、空自中音の立山隊長
自衛隊職場俳句誌「栃の芽」が通巻700号を迎え記念の全国大会が5月4、5の両日にわたってグランドヒル市ヶ谷、台東区民会館などで開催された。 記念式典は4日午後2時からグランドヒル市ヶ谷で行われ、畠中草史委員長が開会のことばを述べたあと、参加者全員が起立、物故会員への黙祷を行った。次いで栃の芽会会長の金澤博範事務次官が登壇、「栃の芽」の歴史について触れながら「昭和28年1月以来、通巻700号という記念すべき節目を迎えましたが、これは職場俳句誌としては異例の長さを誇るもので、今後ともご健吟と栃の芽会の限りない発展を祈ります」と式辞を述べた。 栃の芽選者の成川雅夫氏、同人会会長の島田昭重氏、友の会会長の森田幸生氏が順次あいさつしたあと、栃の芽誌の充実発展に寄与した功績に対して金澤会長から成川氏らに感謝状が贈られた。また、栃の芽会役員・幹事・支部などに表彰状が贈呈された。祝電披露に続いて新同人が紹介され式典を終了。会場を移して記念撮影や「若葉」主宰の鈴木貞雄氏の講演、祝賀会も催された。 翌5日は吟行会が浅草寺一帯で行われ、参加者全員で通巻700号の節目を盛大に祝った。写真(左)=「職場俳句誌では異例の長さ」と金澤事務次官 写真(中)=全員で記念撮影 写真(右)=会長の金澤事務次官から表彰される会員
以下の通り、陸上自衛隊中央音楽隊 第136回定期演奏会を行います。ご応募お待ちしております。〈日時〉 6月3日(日)開場13:15 開演14:00〈会場〉 すみだトリフォニーホール(JR総武線「錦糸町駅」北口より徒歩3分)〈指揮〉 武田 晃〈曲目〉 バレエ音楽「三角帽子」より/M.ファリア ラ・メスキータ・デ・コルドバ/J.ジルー バレエ音楽「シルヴィア」よりバッカスの行列/L.ドリーブ アルトサクソフォンのための小協奏曲/天野正道 A.sax独奏:小串俊寿〈入場料〉 無料(往復はがきにて抽選)〈申込方法〉 あて先:178-8501 東京都練馬区大泉学園町 陸上自衛隊中央音楽隊 防衛ホーム 係宛 住所・氏名・年齢・電話番号・希望演奏名を明記。往復はがき1枚につき抽選で1名様入場(50名招待)〈締切り〉 5月11日(金)必着〈問い合わせ〉 中央音楽隊演奏班048‐460‐1711(内線4591)
4月11日、米太平洋軍司令官サミュエル.J.ロックリア海軍大将が防衛省を訪れた。3月9日着任のロックリア大将は初訪日。田中防衛大臣、岩ア統幕長をそれぞれ表敬訪問し初懇談に臨んだ後、市ヶ谷基地に配置されているPAC‐3を視察した。同日、岩ア統幕長、ロックリア大将、在日米軍司令官フィールド中将の3者は「日米共同声明」を発表。その中で「北朝鮮がミサイルを発射する場合に備えて、日米両国民の生命と財産を守る観点から、自衛隊と米軍が情報の共有をはじめとする緊密な連携を行うことを確認した」などの声明を明らかにしている。写真(左)=田中大臣を表敬訪問したロックリア大将 (右)=ロックリア大将は市ヶ谷基地のPAC‐3 を視察。左は岩ア統幕長