8月26日に東富士演習場で行われる平成24年度富士総合火力演習の一般公募抽選会が7月13日、防衛省E棟7階教場で江口直也陸幕監理部長、大塚裕治陸幕広報室長、竹内哲也陸幕広報室総括らが出席し厳正に行われた。6月3日〜7月6日の約1ヵ月間の応募期間中、往復はがきによる応募総数は25001通、ネット応募総数は62839通に達した。ネットによる応募が昨年度比で+24989通と大幅な伸びを見せ全券種の平均倍率は14・8倍だった。写真左から 抽選のボールを引く江口監理部長(左)と竹内総括 二つのボールの数字が交わった場所のはがきの束が当選となる インターネット応募は竹内総括がマウスをクリックして抽選、決定した
■ 日 時 平成24年9月8日(土)開演14:00(開場13:15)■ 場 所 すみだトリフォニーホール(JR総武線「錦糸町駅」北口より徒歩3分、東京メトロ半蔵門線「錦糸町駅」3番出口より徒歩5分)■ 指 揮 陸上自衛隊中央音楽隊長 1等陸佐 武田 晃/副隊長 2等陸佐 樋口孝博■ プログラム ○ 国歌「君が代」/林 廣守 撰 ○ 行進曲「消えた軍隊」/K.J.アルフォード ○ 「スピリットファイア」よりプレリュードとフーガ/W.ウォルトン ○ バレエ音楽「パーフェクト・フール」/G.ホルスト ○ 組曲「パイナップル・ポール」/A.サリヴァン ○ 歌劇「バグパイプ吹きのシュワンダ」よりポルカとフーガ/J.ワインベルガー ○ グリーンスリーブスによる幻想曲/R.ヴォーン=ウィリアムズ ○ 交響曲第2番「サヴァナ・シンフォニー」/P.スパーク オルガン/長井浩美■ 応募方法 ○ 往復はがきに、住所、氏名、年齢、電話番号、演奏会名をご記入の上、お申し込み下さい。 (平成24年8月17日(金)中央音楽隊必着) ○ あて先 〒178-8501 東京都練馬区大泉学園町 陸上自衛隊中央音楽隊「ホーム」係宛 ○ 応募多数の場合は、抽選になります。当選はがき1枚につき1名様まで入場することができます。 ○ 記載に不備のある往復はがきにつきましては、返信することができません。あらかじめご了承下さい。 ○ 他のお客様のご迷惑になる場合がありますので、未就学児童の入場はお断りしております。■ お問い合わせ先 陸上自衛隊中央音楽隊 048−460−1711(内線4591)■ 陸上自衛隊中央音楽隊ホームページ http://www.mod.go.jp/gsdf/central/concert_137_annnai.html
6月29日、東京都墨田区のすみだトリフォニーホールで航空中央音楽隊(隊長・立山吉博2空佐)の第51回定期演奏会が行われた。空幕副長・中島邦祐空将をはじめ自衛隊関係者、一般観覧者、協力団体などの招待者ら1400名が来場した。第1部では、副隊長・中村芳文3空佐の指揮で2012年全日本吹奏楽コンクール課題曲に選ばれた行進曲「希望の空」(航空中央音楽隊の和田信2空曹の作品)など3曲を、第2部では井上道義氏による客演指揮で交響曲を演奏した。写真左から 演奏の様子、第1部の指揮者・中村芳文3空佐(副隊長)
陸上自衛隊広報センター(朝霞)は6月29日、「10式戦車展示開始式」を同センター友の会の会員など多くの来賓を迎えて行った。 10式戦車は90式などと比べ、戦車相互の情報共有など情報処理能力が格段に向上した。また火力の貫徹力も上がり、スラローム走行でも命中度の高い射撃が可能となるなど最新鋭の装備。東部方面総監部の山下裕貴幕僚長は式典の挨拶の中で「10式戦車はまるで『走るコンピュータ』のようだ」と話した。 山下幕僚長らによるテープカットと同時に除幕、10式戦車がその威容を現し、東部方面音楽隊による「ほえろエンジン」の演奏が華を添えた。 式典後、すぐに一般公開されると、たちまち多くの熱心な自衛隊ファンが10式戦車を取り囲み、撮影会の様相となった。写真左=テープカットと同時に姿を現した10式戦車 写真中=東部方面音楽隊の演奏が式典に華を添えた 写真右=熱心な自衛隊ファンに囲まれた10式戦車
平成23年度「優秀自衛隊地方協力本部表彰式」が6月27日、防衛省で行われた。全国50コ地本の中から募集や援護などでこの1年間とくに好成績を収めた地本を表彰するもので、森本敏防衛大臣が第1級賞状を福島、栃木、京都の3コ地本長に、第2級賞状は君塚栄治陸幕長が11コ地本長に授与した。森本大臣は第1級賞状を受賞した3コ地本長と懇談し「地本は平時における第一線。今後も気を引き締めて、がんばってもらいたい」と激励した。君塚陸幕長は第2級賞状を受賞した11コ地本長に「苦労の内容はそれぞれの地本で違うと思うが、それを乗り越え、部員をよくまとめて、地域の特性に応じ、努力の甲斐あって賞を受けるに値する働きがあった。(賞状を)持ち帰ったら、ぜひ部員全員に見せて労をねぎらってやってほしい。本当に感謝します、おめでとう」と話した。 [第1級賞状受賞]▼福島 (本部長・安田孝仁1陸佐)▼栃木 (本部長・小林勇夫1陸佐)▼京都 (本部長・岩名誠一1陸佐)[第2級賞状受賞]▼旭川(本部長・豊田和男1陸佐)▼山形(本部長・小泉秀充事務官)▼茨城(本部長・太田徹1空佐)▼新潟(本部長・吉田賢一郎1陸佐)▼大阪(本部長・山岡健男陸将補)▼鳥取(本部長・住谷正仁1陸佐)▼島根(本部長・藤木隆志1陸佐)▼広島(本部長・浮田隆1海佐)▼香川(本部長・青井常治1陸佐)▼鹿児島(本部長・内野誠1海佐)▼沖縄(本部長・上尾秀樹陸将補) 写真右 第2級賞状を受賞した11コ地本長と君塚陸幕長、陸海空の人事担当部長写真左 正面左から栃木地本長、京都地本長、福島地本長
6月16〜18日、海上自衛隊は、米海軍第7艦隊所属の指揮統制艦「ブルーリッジ」の東京港晴海ふ頭入港に伴い、護衛艦「いせ」を入港させ、日米合同親善寄港を実施した。16日午後には「いせ」艦内で杉本海幕長と米太平洋艦隊司令官セシル・D・ヘイニー海軍大将をはじめとする両国の指揮官の間での会談及び、杉本海幕長とヘイニー司令官による日米共同記者会見が行われた。会見では会談の内容に触れ、「さる4月の日米首脳会談で確認された共同訓練及び共同の警戒監視活動等の分野での協力をさらに引き続き深化させ我が国防衛のための活動は元より地域及びグローバルなレベルでのより安定した安全保障環境の構築、さらには自由で開かれた海洋秩序の維持のための活動を推進していこうということで共通の認識を持ちました」(杉本海幕長)などのコメントがあった。翌17日には「いせ」と「ブルーリッジ」を一般公開。日米の作戦部隊の旗艦が同時に見られる滅多にない機会とあって、大勢の見学者が足を運んだ。18日午前には晴海ふ頭を「いせ」が出港している。写真左から 「いせ」格納庫内の共同記者会見。左から護衛艦隊司令官・松下泰士海将、杉本海幕長、ヘイニー司令官、第7艦隊司令官スコット・ヴァン・バスカーク海軍大将 晴海ふ頭に着岸している「いせ」 同じく「ブルーリッジ」
陸自東部方面隊(総監・渡部悦和陸将=朝霞)は6月12日、大規模な災害に備え東日本高速道路(株)、中日本高速道路(株)と「連携に関する実施協定締結式」を総監部で行った。災害発生時における相互協力について円滑な連携を図ることが目的。この協定により東部方面隊は災害発生時、救援活動に必要な両社の道路・施設を緊急復旧させ、一方、両社は保有施設の提供などで東部方面隊を後方支援する。連絡態勢も確立させ被害情報などの共有を図る。渡部総監は今回の協定締結について「災害発生時の初動を迅速かつ適切に実施するために、大変意義のあるものと考えている。今後、一層両社との連携を強化し、災害対処に万全を図る」とコメントした。写真左=協定書に署名する渡部総監(中央)、写真右=協定書を交換。東日本高速道路・佐藤社長(右)中日本高速道路・金子社長(左)
6月13日、ソマリア沖・アデン湾で警戒監視の任に着いていた派遣海賊対処行動航空隊第9次要員(司令・向井強1海佐)のうち、向井司令を含む海自・陸自隊員30名がP-3C2機に分乗して厚木航空基地に到着、帰国行事に参加した。これにより、9次要員は、同月6日に民航機で帰国している70名を含め全173名が全員無事帰国したことになる。「海賊対処の任務を完遂できて非常に嬉しく思っています。任務中、75回のフライトを実施しました。総員が無事に帰国でき大変安堵しています」(向井司令)写真左から 家族らの歓迎を受ける9次要員 インタビューに答える向井司令 帰国を待ちわびた家族と感激の再会
6月9日、相模湾・三浦半島南西沖20キロ付近で海上自衛隊と訪日中のインド海軍艦艇との間で初の日印共同訓練が行われた。親善訓練の枠組みを越えた訓練を2国間で実施するのは米・豪に続き3ヵ国目。訓練には護衛艦「おおなみ」、護衛艦「はたかぜ」、救難飛行艇US‐2が参加した。訓練中は終始雨風混じりの曇天が続き、視界不良のために、US‐2の着水の可否など、訓練の内容変更などを即座に決断する必要に迫られた場面が多かった。これら当日の洋上のコミュニケーションに加え、5日に入港後、連日に渡り幹部が密に話し合い訓練プランを練り上げた過程をも含め、訓練後に「インド海軍、充分一緒にやるに足る、信頼できる海軍だと感じた」(訓練統裁官・糟井裕之海将補)という所見が得られるなど、実りある訓練となった。写真左から 「はたかぜ」甲板から見たインド海軍艦艇の船影、インド艦艇へ帽振れを行う「はたかぜ」艦長・関川秀樹2海佐
野田第2次改造内閣が6月4日に発足し、第11代防衛大臣に民間から森本敏氏が就任した。森本防衛大臣は翌5日に初登庁、栄誉礼を受け巡閲(=写真左)の後、防衛省・自衛隊幹部らに迎えられ着任式。全国の隊員に向け初訓示を行い、金澤事務次官が歓迎のあいさつを述べた(=写真中央)。 続いて大臣室で田中前防衛大臣から事務を引き継ぎ、激励を受けた(=写真右)。