25日に行われる自衛隊観艦式の予行(1回目)が21日、相模湾で実施された。艦艇約40隻、航空機約40機、人員約8000名により観閲と訓練展示の予行が行われ、3月に就役した護衛艦「ひゅうが」や潜水艦「そうりゅう」などが今回初めて参加した。なお、19日から24日までの間、付帯行事行事として艦内一般公開や満艦飾、電灯艦飾などのイベントも行われている。詳しくは海上自衛隊ホームページで(http://www.mod.go.jp/msdf/)写真=(中)一糸乱れぬ海自儀仗隊(初の女性儀仗隊長?) (右)護衛艦「ゆうべつ」がボフォース砲を発射
日米防衛相会談が21日、防衛省で行われた。北澤防衛大臣とゲイツ米国防長官は日米同盟の意義を改めて確認し、地域情勢に関する意見交換、政策面においては米軍再編やアフガニスタン支援など安全保障上の問題などについて話し合った。会談後の記者会見で北澤大臣は、印象に残ったこととして「様々な問題があるが、今の時期は日米関係を深めるいいチャンスにするべきだ」とのゲイツ長官の発言を挙げ、今後も率直な意見交換を行うなかで「日米共通の認識を高めていくことで意見が一致した」と話した。写真=(左)(中)第1省議室で行われた防衛相会談 (右)会談後に行われた記者会見
国際緊急援助隊は20日午前7時すぎに成田空港に到着したあと、防衛省で出迎えを受けた。医療援助隊長の長川2佐と統合連絡調整所長の中臺1佐が順次「任務を終了し、異常なく帰国しました」と報告、折木統幕長から労いの言葉がかけられた。現地の状況について長川2佐は、医療援助隊が活動した地域では「住居の7、8割が倒壊していた」と話した。写真左=多数の隊員の出迎えを受ける国緊隊 中=折木統幕長に帰国報告 右=インタビューを受ける中臺1佐(左)と長川2佐
20日、インドネシアの地震災害で派遣された自衛隊の国際緊急援助隊が帰国した。国際緊急援助隊は統合連絡調整所(所長・中臺充彦1陸佐以下21名)と医療援助隊(隊長・長川真治2陸佐以下12名)で編成され、今月5日から17日まで現地で医療活動を行った。活動場所となったクドゥ・ガンティン村で診た患者数は合計で919人にのぼった。写真=(左)傷の消毒を行う隊員 (右)インドネシア語会話本を活用して、患者の症状を確認
<八尾駐屯地> 八尾駐屯地では、創立55周年・中部方面航空隊47周年記念行事が開催された。10月10日に行われた記念行事には部内外からの来賓、地域市民ら約4500人が来場した。記念式典で中部方面航空隊長の田中重伸1佐は、観閲部隊を巡閲したあと式辞に臨み、八尾駐屯地と部隊が地域住民の理解と協力の下、半世紀を超えて存続してきた歴史に謝意を表すとともに、今後も地域社会に貢献しながら任務や教育訓練に励むことを強調した。その他、陸自6機種・24機による祝賀飛行、戦車・火砲などを使用しての訓練展示が行われた。=写真左<函館駐屯地> 函館駐屯地では10月4日、創立59周年記念行事を開催した。この日は第11音楽隊の演奏やよさこいの演舞、装軌・装輪車試乗、レンジャー訓練展示なども行われ、入場者数は昨年を上回る約4200人にのぼり、大盛況となった。=写真中<国分駐屯地> 国分駐屯地で9月20日、国分駐屯地開設55周年・第12普通科連隊58周年が開催された。式典には12普連と8師団隷下部隊、地元霧島市消防局から合わせて約450人が参加、車両79両、ヘリコプター2機を使用して観閲飛行・観閲行進が披露された。式典後に行われた訓練展示では、これまでの「戦闘展示」ではなく災害派遣の場面を取り上げられた。=写真右
11月20、21の両日に開催される「平成21年度自衛隊音楽まつり」一般公募の抽選会が14日、防衛省で警務隊員立会いのもと、厳正に実施され2万4800人分の当選が決まった。公募は往復はがきやインターネット等で約1ヶ月間行われ、応募総数ははがき7万7032通、メール1万7834通の計9万4866通にのぼった。
写真=隊員家族、来賓ら約600人の見送りを受けるなかソマリア・アデン湾に向け出港
派遣海賊対処行動水上部隊の3次隊が13日、海自横須賀基地からソマリア・アデン湾に向け出港した。部隊は第4護衛隊司令・中畑康樹1佐を指揮官に、司令部要員約30人、護衛艦「たかなみ」「はまぎり」の乗員ら約410人で編成。出港行事では、榛葉副大臣が「任務は大変緊張を強いられる困難なものになるだろうが、国民の大きな期待があることを十二分に自覚し、我が国の代表としてしっかりと任務に当たっていただきたい」と訓示を述べた。 今年7月6日から派遣されている2次隊の護衛艦「はるさめ」「あまぎり」は11月下旬に帰国する予定。写真=(左)出港報告する中畑1佐 (中)来賓から花束贈呈 (右)家族に挨拶しながら乗艦する隊員
航空部隊の1次隊は警戒監視飛行を74回、情報提供を約410回行うなど船舶の安全通航に大きく貢献した。福島1佐はインタビューで、「海賊行為を未然に防げたという観点から、海上交通の安全確保に部隊として非常に大きな成果があげられた」と話した(写真右)。 写真=(左)4ヵ月ぶりの家族との対面で、子供と触れ合う福島1佐
ソマリア・アデン湾で警戒監視などを行う海自派遣海賊対処航空隊1次隊(司令・福島博1佐)の帰国行事が12日、海自厚木航空基地で行われた。帰国行事では派遣隊員家族を含む約670人が出迎える中、福島1佐が「任務を完遂した大きな誇りと我々の活動を支えてくれた方々への感謝の気持ちを胸に帰国しました」と帰国報告。続いて杉本正彦自衛艦隊司令官は訓示で、アデン湾における活動について世界各国から高い評価を受けていると述べたほか、隊員に対しては「今回の行動で自らが果たしてきた役割と成果に大いなる誇りと自信を持ち、今後の勤務の資とするとともに、更に精強な部隊の練成に向けて前進する」よう要望した。 写真=(左)隊員を乗せたP−3C・2機を盛大に出迎える家族ら (中、右)来賓多数を迎えて行われた帰国行事