私は、宮崎地方協力本部援護センター及び第5航空団基地援護室の皆様の大変なお骨折りのおかげで、航空自衛隊第5航空団司令部監理部長を最後に、今年4月3日から宮崎県延岡市防災推進員として採用されました。前任者は、今回の延岡市議選で市議になられた元陸上自衛官の上杉泰洋さんです。陸から空へとバトンを引き継いだかたちですが、先輩の残された業績を汚さないように頑張るつもりです。 防災推進員としての主な業務は、災害対策基本法に基づく自主防災組織の結成促進、防災講話等による防災意識の啓蒙及び地域で実施する防災訓練並びに災害時における対策本部業務です。はじめは戸惑いも多少はありましたが、勤務場所が消防本部ということもあって、すぐに職場にも慣れました。というよりも、業務が当初から多忙を極めていて、慣れざるを得なかったのです。東日本大震災で津波の被害にあった東北の地形が、延岡市にかなり似かよっていることから、津波を想定した避難訓練や防災講話の依頼が連日のように来るようになり、4月から6月末までの防災講話等回数は59回、対象人員の総計は3685名を数えています。3日に2日は訓練や講話を実施していることになります。そして自衛隊での勤務経験及び伊丹駐屯地で研修した防災士講座が、防災推進員としての業務にかなり役立っています。 まだ再就職したばかりなのですが、なぜか現在の仕事にやりがいを感じている今日この頃です。