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スポーツよもやま話
根岸直樹 被災地・東北を勇気づける 岩隈(楽天)に期待 大リーグ移籍断念今季初優勝目指す |
「やっぱり、あいつも野球が三度のメシより好きだったんだなあ」。評論家の豊田泰光さん(75)がふとつぶやいたのを耳にした。あいつ、とは楽天・岩隈久志投手(30)のことだった。
豊田さんの歯切れのいい発言、文章は欠かさず耳にし、目に焼きつけるようにしてきているが2010年オフ、岩隈がポスティング制度(入札制)を利用して大リーグへの移籍を狙っているのを知って「志がない」と怒りの一文を雑誌に載せたのを読んだ。豊田さんは「野球が大好きで大好きでどうにもならん気持ち。それが"志"だ」と書いていた。
怒りの鉾先(ほこさき)を向けられた岩隈。全てがゼニがらみではなかったと思うが、やはり「入札金目当て」と取られてもやむを得ない面がなかったとは思えなかった。結局、交渉は決裂して、岩隈は楽天に残留。豊田さんは「よかった」と岩隈を見直してくれたはずだ。
その岩隈が11年4月12日、開幕の対ロッテ戦で勝利投手(通算102勝目)となった。東日本大震災の影響を受け開幕からつまずいた今季のプロ野球だが、被災地・仙台を本拠とする楽天のその後の活躍が、地元・東北の人達を勇気付ける大きな糧(かて)となっていることは間違いない。
その先頭に立つエース・岩隈の今季初勝利。「ことしは初めから特別なシーズンなんだと認識している。ボクらが力いっぱいプレーすることで、東北地方の皆さんに伝えられることがあるはず。星野監督以下ナインが一丸となって勝ち進み、被災地に復興のための勇気を与えられれば、それに越したことはない。シーズンが終わったとき、いい報告(初優勝)ができるよう頑張りたい」と岩隈。
堀越高(東京)から99年D5位で近鉄(現オリックス・バッファローズ)入り。新球団・楽天のユニホームを着て7年になるが、その間「ひと言では説明し切れないような、いろいろな経験をしてきた」。再三「野球をやめようと思ったこともあった」とか。しかし、岩隈もまた「野球が大好きで、大好きでたまらない」ひとりだったのだ。
近鉄時代の04年、15勝2敗(2無四球)防御率3・01、勝率・882で投手3冠。08年には21勝4敗(3無四球)、勝率・840で、先発投手最高の栄誉・沢村賞も受賞したが、右ヒジ手術などで06年(1勝2敗)07年(5勝5敗)は最悪のシーズンを送っている。
しかし08年の力投で見事に復活。「自分の野球観を180度転換」することに成功する。「これからもいろいろな経験を積み重ねて、人間的にも大きくなっていきたい。ボクの野球人生、まだまだ長い。常に向上心を忘れず、頑張っていきます」と話す岩隈。07年から「1勝につき10万円」を寄付していることが評価され、優秀な社会貢献活動をした選手に贈られる「ゴールデンスピリット賞」も受賞している。
野球人・岩隈久志。4月12日、30歳の誕生日に挙げた今季初勝利を足場に、30路(みそじ)の力強い第1歩だ。 |
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防衛ホーム 俳句コーナー |
見えてより神輿なかなか近づかず 大谷弥栄
荷風忌を修す投込寺にかな 小熊和子
公園に研屋来てをる立夏かな 岡野アイコ
神輿過ぎ人の流れの始まりし 渋谷乃里子
選ばれて茶摘女となる薄化粧 松岡魚青
赤い薔薇妻に買つてはみたものの 井出かへい
たんぽぽの絮の揃ひて旅に立つ 勝 百世
魚帯に根付の揺るる祭長 制野和子
神苑の浅みどりまた深みどり 黒木 豊
思ひ立ち家事せぬ儘に草むしる 内井紀代子
筍の雛の如くに衿正し 鶴間俊子
茄子を植ゑ母に気力の戻りたる 小田智佳
水馬水底に影大いなる 栗原 勝
新緑の押し上げてゐる天守閣 守家政子
筍を届けてくれし人も逝き 守岡ユキエ
内羽を仕舞ひ余しててんたうむし 木通佳子
若葉風頬に優しき露天風呂 清家義輝
選 者 吟
黒髪をきりりと束ね神輿舁く 成川雅夫
(「栃の芽」誌提供) |
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HOME's English Class(防衛ホーム英語教室) Something like that!
サムシング ライク ザット
なーんちゃって |
線路沿いの公園通りもすっかり春めいて、色とりどりの花が咲いています。桜はすでに青々とした若葉をしげらせています。陽気もよくなってきましたね。ほんの少しの時間でも自然と一緒に心を落ち着かせる時間がとれることは、本当に幸せなことです。そんな時間が少しでもありますように、東北に向って祈念しております。
今回の表現は、"Something like that"「なーんちゃって」です。論理的、合理的な英語では「なにかそのようなもの」といっても通じないところがあります。日本人はこういった曖昧な表現が好きですね。会話の中で、よく使っています。発音も、"さむしんらいざっ"と発音すると、英語慣れしてかっこ良く聞こえるようです(笑)。しかし、論理的な説明の後に、このフレーズをつけても意味がなく、逆にいままでの説明が無に帰してしまうところがあります。
実際に使う時には、最初に、"something like"「このような感じで…」といって、手振り、身振りで説明するということもできますね。そうするとフレーズの意味が活きてきます。そしてお互いにああでもないこーでもないと話していけば、相互に理解が深まるというものです。
最近、花粉症のほかに風邪も流行っています。暑い、暖かい、寒いが一日の中でも体験できる日もあります。体調を整えて、春を楽しんでください。それでは、今週もストレスのない陽気で楽しい生活をお過ごしください。
〈スワタケル〉 |
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