15日に福田総理に提出された防衛省改革会議の報告書を受け、全国幹部会議が22日、防衛省講堂で開かれた。石破大臣は冒頭挨拶で、報告書について改革の方向性が詳細に書かれているとした上で、会議出席者に対し「徹底的に議論してもらいたい」と要望した。大臣はまた、「政治の任にある者、文官、自衛官が三者一体となってこの改革に挑み、一日も早く実現を見て防衛省・自衛隊がその名に相応しくなることを祈念する」と述べ、省を挙げて改革に取り組む姿勢を示した。
政府の防衛省改革会議が出した報告書を受け、18日に第1回目の改革本部会議が開催された。参加メンバーは大臣、副大臣、政務官、事務次官、官房長、防政局長、各幕長、改革統括官、改革副統括官。石破大臣は会議冒頭の挨拶で、「政治家と文官と自衛官が一体となって国民のために協力する」と話し、改革実現への意気込みを見せた。
フィリップ・フォール駐日大使が18日、防衛省を訪問した。フォール大使は今年2月に駐日フランス共和国特命全権大使に就任、石破大臣を着任挨拶で表敬した。
防衛省発令大臣官房付の兼務を解く、兼ねて防衛省改革本部防衛省改革統括官(地協局次長) 書記官 山内 正和大臣官房付の兼務を解く、兼ねて防衛省改革本部防衛省改革副統括官(統幕報道官) 空将補 尾上 定正(7月18日)
富士学校・富士駐屯地開設54周年記念行事が7月20日、全地域を一般開放して賑やかに行われた。近くのホテルに全泊した九州や東京から来た人、毎年夏休みに来ている地元の子供連れなど朝早くから会場には歓声が上がっていた。90式戦車を始めとする約200両が、富士学校長兼富士駐屯地司令の内田益次郎陸将や国会議員、歴代校長らへの観閲行進を行う。会場を取り巻いた約1万人は地響きとエンジンの匂いに実物を体感した。模擬戦は観測ヘリコプターOH-1が敵を発見するところから始まり、映画のような立体的作戦が行われた。ギャラリーは203mm自走りゅう弾砲や99式自走155mmりゅう弾砲の空砲の音や衝撃波に耳をふさいで大興奮していた。
曹友連合会(曹友刊行会)発足20周年を祝う記念祝賀会が17日、グランドヒル市ヶ谷で開催された。式典には、陸海空の幹部をはじめ、歴代曹友会長、来賓、招待者、在日米軍関係者ら多数が出席。第6代曹友連合会長の三浦達也曹長の挨拶や代表祝辞、鏡割りに続いて二胡奏者のチェン・ミンさんと陸自中央音楽隊のコラボ演奏、マグロの解体実演ショーが披露された。終始、会場は熱気にあふれ、出席者全員で曹友連合会20周年を祝うとともに、今後も一層の発展と活躍を続けていくことを誓った。18日には志方俊之氏と櫻井よし子氏の講演も行われた。
国土交通省に出向=北海道運輸局長へ(大臣官房審議官) 書 記 官 尾澤 克之書記官に任命、大臣官房審議官(国土交通省大臣官房付) 国交事務官 岸本 邦夫 (7月15日)
8月24日に東富士演習場で行われる平成20年度富士総合火力演習の一般公募抽選会が7月14日、警務隊員立会のもと厳正に行われた(=写真)。1ヶ月間の募集期間中、はがきによる応募総数は85346通で、最高倍率は一般駐車券付きで84倍、全平均では26・3倍に上った。また、インターネットによる応募総数は26578通で、昨年度より15460通の大幅増となった。
自衛隊体育学校の6隊員が北京オリンピック代表に選ばれたことに伴い、その壮行会が13日、朝霞市民会館(ゆめぱれす)で行なわれた。代表6隊員は山下敏和2陸尉(ライフル射撃)、村上佳宏3海尉(近代五種)、加藤賢三2陸尉(レスリング)、高桑健2陸曹(水泳)、川内将嗣2陸曹(ボクシング)、堰川康信3陸曹(ウエイトリフティング)。この日は米国合宿中の高桑2陸曹を除く5隊員が壮行会に出席、部内外の300名を超える来賓・関係者からの温かい声援と激励の言葉を受けた。
日英修好条約150周年(1858年)と地中海での日英共同海上護衛作戦の終了(1918年)90周年を記念したセミナーが7月25日、王立統合防衛安保研究所(英国)で開催される。セミナーは、日本大使館、王立統合防衛安保研究所(RUSI)、英国ジャパンソサエティの共催で、約2時間の講演と質疑応答、レセプションが行なわれる。講演では、過去の協力を回顧するセッションと将来の協力の可能性を議論するセッションの2つを設け、各々日英両サイドから講演する。〈講演者等について〉(第1セッション)司会:イアン・ニッシュLSE名誉教授 アントニー・ベストLSE教授、石津朋之RUSI客員研究員(防衛研究所から派遣)、フェフリー・ティル キングスカレッジ教授(第2セッション)司会:マイケル・クラークRUSI所長 テレサ・ジョーンズ英国防省政策・防衛関係部長、冨田浩司 在英国日本大使館公使(レセプションでの挨拶) 海老原紳 在英国特命全権大使