中央病院職能補導所の第53期修了式が3月12日、三宿駐屯地で行われた。今期修了生は9名で、約1年間にわたってパソコン・電子科、木工科などの科目を履修してきた。式では、牛嶌春樹所長が更指導成果を報告したあと、修了生一人ひとりに修了証書を授与した。申告に続いて渡邉千之病院長が式辞の中で、この1年間に身に付けた有形無形の技能を活かして「何事にも積極的に取り組み、向上心を持ってこれまで以上に発展するよう」要望した。次いで、神原紀之内局給与課長が来賓を代表して祝辞を述べたあと、祝電披露、修了生代表答辞などが順次行われた。写真左=牛嶌所長が修了証書を授与 中=渡邉病院長が式辞 右=木工科を履修した学生の作品
今春の入隊・入校予定者を激励する「自衛隊東京音楽まつり」が3月8日、日比谷公会堂で開催された。はじめに浜田防衛大臣と石原都知事のビデオレター、陸海空先輩隊員からのメッセージで入隊予定者らを激励した。続いて東部方面音楽隊、朝霞振武太鼓、1普連らっぱ隊、東海大学付属高輪台高等学校吹奏楽部が出演し、それぞれ特徴ある演奏を行い来場者を楽しませた。特に東部方面音楽隊は、年間約100回のコンサートを開くなど一般の人からの人気も高く、演奏後には盛大な拍手が送られた。 写真左=東部方面音楽隊アニメソングメドレーでは、歌に踊りにと楽しい趣向で会場を盛り上げた 中=先輩隊員からアドバイスを聞く入隊予定者 右=演奏の合間にグッズ抽選会を行うなど来場者を喜ばせるイベントも
平成20年度防衛技術奨励賞贈呈式が3月6日、防衛省A棟講堂で行われ、今年度は発明、考案、創意工夫の分野から計63名が表彰された。式では、防衛省・自衛隊の高級幹部多数が臨席する中、小澤毅防衛弘済会理事長が賞状を、また、竹村副常務理事が記念メダルを、それぞれ受賞者一人ひとりに贈呈した。引き続き、小澤理事長の挨拶、来賓を代表して増田好平事務次官の祝辞、受賞者代表の謝辞などが順次行われた。
防衛施設学会(会長・大野友則防大教授)主催の第1回ミリタリーエンジニアテクノフエアが3月5日、グランドヒル市ヶ谷で開かれた。防衛施設の熟成を目指すものとして(主催者挨拶)各界が関心を寄せており、10社が展示ブースを設置したり講演も行った。防衛省や自衛官、企業など約300人が集まった。ある幹部自衛官は「新しい技術は勉強になった、予算があればすぐにでも利用したいものもあった」と熱心に会場を回っていた。8月4日に第2回を予定している。 写真:講演も展示も盛り上がった
第28普通科連隊は2月19日から3月1日までの間、山梨県の陸自富士訓練センター(FTC)訓練に第2普通科中隊基幹を参加させた。第2普通科中隊には、特科、戦車及び施設部隊が配属され、増強普通科中隊の攻撃を課目として訓練した。 写真=対戦車火器を構える隊員
八戸駐屯地は2月20日、東北方面隊によるヘルスプロモーション巡回指導を受けるとともに、駐屯地カウンセラーによるメンタルヘルス教育及び駐屯地栄養士による栄養指導を実施した。駐屯地カウンセラーは「職場復帰者(うつ病)への対応要領」、駐屯地栄養士は「メタボリックシンドローム予防」について教育し、隊員の心身の健全性向上を図った。 写真=駐屯地カウンセラーによる教育
平成20年度全自衛隊美術展が3月2日から6日までの間、防衛省で開催されている。美術展には隊員・職員とその家族、OBからの応募作品212点のうち、昨年7月に審査会で決定した優秀作品72点を展示。作品は「絵画」「写真」「書道」の各部に分かれ、審査員からは「レベルの高い作品が多く集まった」との評価を得ている。3日には北村誠吾副大臣が会場を訪れ、それぞれの作品をじっくりと見てまわった(写真右)。
3月2日、ドイツ陸軍総監のハンス・オットー・ブッデ中将が陸自公式招待に伴い防衛省を訪問した。ドイツ陸軍総監の訪日は9年ぶり、ドイツ軍高官との交流は先崎陸幕長(当時)の訪独以来5年ぶりのこととなる。ブッデ中将は同日午前、防衛省A棟前で行われた儀仗・栄誉礼に続いて、折木陸幕長と懇談した。折木陸幕長は「9年ぶりにドイツから陸軍総監をお迎えして嬉しく思います」と歓迎の言葉を述べた。懇談を終えたあと、ブッデ中将は朝霞駐屯地を訪れ東部方面総監部と中央即応集団を部隊視察、夕刻には浜田大臣を表敬訪問した。 写真=(左)儀仗隊を巡閲するブッデ中将 (右)陸幕長との懇談
山梨地本は2月7日、今春入隊予定している30名に対しUH−1Jの体験搭乗を実施した。この体験搭乗は、第1ヘリコプター隊(立川)の支援を受けて北富士演習場で行われた。参加者は「上空から家の近くが良く見えた」「富士山が大きく見えた」と興奮した様子で感想を話すなど、フライトを満喫したようだ。 写真左=体験搭乗前にヘリの性能などについての説明と安全教育 右=フライトを終え、笑顔を見せながらヘリから離れる参加者たち
油井亀美也(ゆい・きみや)2空佐が、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の国際宇宙ステーション(ISS)搭乗宇宙飛行士候補者に決定したことに伴い、2月26日夕、所属部署の空幕防衛部主催による祝賀会が防衛省A棟で開催された。祝賀会には、外薗健一朗空幕長、平田英俊防衛部長、城殿保防衛課長をはじめ関係者多数が出席、油井2佐の快挙を称えながら全員で自衛隊初となる宇宙飛行士誕生を祝った。油井2佐は長野県出身で、平成4年防大卒。F−15、F−2などのパイロットとしてこれまでに約2000時間の飛行を続けてきた。今後は、NASAでの候補者訓練を経て、正式に宇宙飛行士となり、日本実験棟「きぼう」を含むISSの宇宙実験ミッションを担当することになる。 写真左、中=空幕長はじめ幹部の前で挨拶する油井2佐 右=女性職員から花束を贈呈