中部自衛隊選抜徒手格闘大会が6月27日、静岡県御殿場市体育館で開催された。北海道から九州までの全国各地から集まった44チームの熱い戦いが繰り広げられた。優勝=第32普通科連隊A 準優勝=第1普通科連隊A 3位=第35普通科連隊A・第12普通科連隊A 敢闘賞=第1普通科連隊B富士地区曹友会賞=第10特科隊・第7普通科連隊A・航空自衛隊入間基地・対馬警備隊
6月2日、第5航空群第5航空隊所属の齋藤義明1曹(機上第3対潜員:レーダー員)が1万飛行時間を達成した。齋藤1曹は昭和61年第10期一般曹候補学生として入隊後、昭和62年P―3C機上対潜非音響員として鹿屋、厚木、那覇と勤務し飛行時間を重ねてきた。1万飛行時間を達成した齋藤1曹は、これまでの航空機搭乗員勤務を振り返り「厳しい先輩が多い中、指導されることばかりで、このまま搭乗員としてやっていけるのかと思う時期もありました。今の自分があるのは、苦しいときに励ましてくれた先輩や同僚、家族があってのことです。今後も周囲への感謝の気持ちを忘れず、技能向上・後進育成に頑張っていきたい」と話している。 写真=晴天のもと行われたセレモニーで祝福を受ける齋藤1曹
東京地本町田募集案内所(所長・俵3海佐)は、平成20年度の募集成果による功績で団体表彰として所が5級賞状、個人表彰として4名の広報官のうち2名が4級賞詞、2名が5級賞詞を受賞し、全員受賞の快挙を達成した。同募集案内所は町田市を担当する広報官4名の小さな事務所だが、20年度の募集成果は幹部候補生4名、貸費学生1名、曹候補生23名、2等陸・海・空士24名、予備自補13名にのぼった。4級賞詞を受賞した宮下2曹は、「かつては募集成績が振るわず、三多摩地区隊のお荷物事務所と言われていたこともあったが、守りの募集から攻めの募集に転換してからは徐々に志願者・入隊者も増加し、今回の成果につながった」と感慨深げに話した。
青森駐屯地では、「青森ねぶた祭り」に向けて“ねぶた”を製作中だ。今年で47回目の参加となる自衛隊ねぶたは「水滸伝轟天雷凌震」と題し、水滸伝に登場する若き天才砲手が大筒を構えた勇壮な姿を披露する。製作班長を務めているのは、今年で5作目となる有賀弘1曹(5普連広報班)。3月上旬から構想開始、4月中旬に下絵を完成させ、5月8日からは青森市内のねぶた団地に場所を移して製作が行われている。8月2日から7日の本番に備え、15隊員が針金と角材を利用し骨組み作成に取り組んでいる。ねぶたは高さ5メートル40センチ・奥行7メートル・重さ約3トンで、7月30日までに完成予定。 写真左=骨組みを行う隊員たち 右=有賀1曹による下絵。完成が待ち遠しくなる力作だ
海洋政策研究財団(会長・秋山昌広元防衛事務次官)は昨年から日米の有識者からなる「日米シーパワーダイアローグ」を主催している。ことし4月16,17日には第3回目が開催され、日米同盟が直面する課題や海洋問題への取り組みのあり方が議論され、建設的な意見が交わされた。同財団はそれら成果をとりまとめ両国の政府や関係機関等に提言として届けているが、25日には秋山会長が防衛省を訪れ浜田靖一防衛大臣に提言書を手渡した。写真=浜田大臣へ提言書を手渡す秋山会長。左は夏川和也元統幕議長
自衛隊中央病院高等看護学院で12日、外山千也衛生監をはじめとする多数の来賓と家族を迎え、第51期看護学生の戴帽式が挙行された。高等看護学院講堂内の厳粛な雰囲気の中、61名の学生は戴帽の儀に続き、ロウソクを手にして自衛隊中央病院看護部長よりナイチンゲールの灯火を受けた。その灯火の下に「誓いの言葉」を唱えて看護の道を貫き通す決意を表明した。現在2年次となる彼らは、これまでは看護の基礎となる課目を履修し、講義と学内実習を中心に学んできた。この戴帽式を経て、いよいよ臨地実習が始まることになる。
20、21日の両日、東京代々木国立競技場第2体育館で開催された明治乳業杯全日本選抜選手権大会に自衛隊体育学校から23人の隊員が出場した。フリースタイルで55kg級湯元進一3尉、同66kg級米満達博2陸曹、グレコローマンスタイルでは66kg級藤村義2陸曹、同120kg級新庄寛和2陸曹が優勝し、9月にデンマークで実施される世界戦選手権代表の座を獲得した。米満2曹は最優秀選手賞を受賞した。また、グレコ74kg級の鶴巻宰3陸尉は優勝を逃したもののプレーオフを制し、世界選手権の切符を手にした。写真=湯元3尉(写真左)、藤村2曹(写真中) 右=米満2曹が最優秀選手賞受賞
防衛省では平成13年度から6月を「防衛省環境月間」と定め、職員の環境保全に関する意識高揚を図るための取り組みを行っている。その取り組みの一環として19日昼、防衛省A棟講堂で「環境コンサート」が開かれた。防衛省職員やOB等で結成された市ヶ谷台合奏団が出演するこのコンサートは毎年好評で、今回も“環境”をテーマに5曲が演奏された。写真左=昼の休憩時間に行われたコンサートに多数の職員らが訪れた 右=息の合った演奏を披露した市ヶ谷台合奏団
全国防衛協会連合会の創立20周年記念行事が18日、ホテルグランドヒル市ヶ谷で行われた。式典では浜田防衛大臣も出席し、「会員の皆様のご理解とご支援は、我々にとって大きな支えであります」と祝辞を述べた。 写真左=会員や来賓等を前に山口信夫会長が挨拶 中=浜田大臣の祝辞
勝田駐屯地では植物の葉の遮光効果を利用したエコ活動を行っている。植物の葉で建物への直射日光を和らげ、冷房の電気使用量を抑えて省エネを図ろうというものだ。植物の種類には葉つるが高く伸びるゴーヤが選ばれた。学校本部庁舎、教導隊舎、学生隊舎の3ヶ所に葉つるが伸びるための約10メートル×7メートルのネットを張り、ゴーヤの苗木が植えられた。ゴーヤの葉による“緑のカーテン”は熱い日差しを遮り、見た目も涼しげ。また癒し効果も期待できる上にゴーヤの実が収穫できるとあって、駐屯地隊員はその実りを楽しみにしているようだ。