4月25日夜、ペトリオットPAC-3機動展開候補地である東京・新宿御苑にて,機動展開訓練が行われた。これは、航空自衛隊入間基地所属の第1高射群第4高射隊員約55名・約15両の車両がBMD任務遂行能力の向上を図るために行われたもの。 前回、1昨年1月の新宿御苑で行った際は主に通信の訓練だったが、今回は、ペトリオットPAC-3の布置及び撤去訓練も通信の訓練と併せて行われた。
第51次南極地域観測協力を行った砕氷艦「しらせ」が9日、約5ヶ月間にわたる航海を終えて東京・晴海埠頭に入港した。隊員家族や関係者が見守る中、しらせ艦上で帰国行事が行われ、赤星海幕長が訓示で慰労の言葉を述べた。しらせは人員や物資の輸送のほか、艦上・野外観測及び基地の建設作業などを支援。例年に比べて艦の進行に厳しい氷状況で、ラミングと呼ばれる砕氷行動は過去2番目に多い3414回を数えた。 写真=(左)晴海埠頭に入港するしらせ (中)訓示する赤星海幕長 (右)しらせ乗員
防衛省(東京・市ヶ谷)の桜が見ごろになっている。満開を迎えた桜が庁舎内を彩り、カメラで写真を撮る自衛官も。まだ蕾のもの(写真右)もあり、もう少し楽しめそうだ。防衛省の施設を見学する市ヶ谷台ツアーに参加すると、今は桜も一緒に見ることができる。 市ヶ谷台ツアーの詳細は(http://www.mod.go.jp/j/publication/events/ichigaya/tour/index.html)で。 写真左=桜の向こうには市ヶ谷庁舎と通信塔
防衛大学校の本科第58期学生、理工学研究科前期課程第49期、同後期課程第10期、総合安全保障研究科第14期及び同後期課程第2期学生の入校式が5日、同校記念講堂で行われた。今期の本科入校者は538人(理工学429、人文・社会科学106人、留学生除く)。式典では、五百旗頭真(いおきべ・まこと)校長が各科・課程の学生を任命するとともに、各代表学生がそれぞれ宣誓、申告した。榛葉賀津也防衛副大臣は訓示で、「防衛大学生に求められる高き要求に応え、自身を磨いていくことは大変なことと思います。しかし、あなたたちは一人ではありません。経験を積んだ先輩に学び、そしてここに集うこととなった者同士の友情と信頼の絆を育て、実り多き学生生活を送ることを望みます」と述べ、学生を激励した。 写真=(左)厳粛な雰囲気の中で行われた入校式 (中)榛葉副大臣の訓示 (右)服務の宣誓を行う本科学生
防衛省で1日、平成22年度採用のT・U種新規採用者の合同入省式が行われた。北澤大臣は、入省者124人を前に「諸君が、大きく、かつ重い責任を負っていることを常に意識しながら、職務に精励し、大いに活躍されることを祈念する」と訓示を述べた。 写真=(左)北澤大臣の訓示 (中)中江事務次官から代表者に辞令が手渡された (右)服務の宣誓
陸上自衛隊情報科職種創設記念式典が30日、防衛省講堂で行われた。式には、北澤俊美防衛大臣をはじめ防衛省・自衛隊の高級幹部、情報科隊員、OB、米軍関係者、各国駐在武官ら約300人が出席した。北澤大臣は訓示の中で、情報の重要性、必要性を強調しながら「日々、任務にまい進を」と激励した。また、火箱芳文陸幕長が「即応性の保持」「プロ意識の保持」「部隊の規律、団結、士気の強化」の3点を要望した。引き続き、祝電披露、新隊旗紹介、記念品授与などが順次行われた。 写真=(中、右)新隊旗の紹介と記念品授与
陸自第50普通科連隊が移駐した高知駐屯地(香南市香我美町)で28日、開設記念行事が開催された。来賓や市民ら約2500人が来場、隊員と車両約60両による観閲行進などが行われ、駐屯地開設を盛大に祝った。 写真=(左)隊員を前に訓示する黒木弘人連隊長 (中、右)隊員と車両による観閲行進
防衛大学校の卒業式が22日、鳩山由紀夫首相を迎えて同校記念講堂で行われた。式典では北澤俊美防衛相はじめ防衛省・自衛隊の高級幹部、来賓等多数が陪席するなか、本科第54期生375名、理工学研究科前期課程第47期生54名、同後期課程第7期生5名、総合安全保障研究科第12期生19名の卒業を祝った。鳩山首相は訓示の中で、「日本には若く溌剌とした諸君らがいる。諸君こそ自衛隊の最大の財産であり、国の宝である」と祝いの言葉を送った。 写真左=記念講堂で行われた式典。壇上には式辞を述べる五百旗頭学校長 中=訓示を述べる鳩山首相 右=恒例の帽子投げ
榛葉賀津也防衛副大臣が18日、装備施設本部(岡崎匠本部長)に設置したハイチ派遣隊技術支援チームを視察、現地の状況報告を受けるとともに直接職員に声をかけて激励した。この技術支援チームは、現地に派遣されている技官3名と連絡を取り合いながら国連に提出する耐震診断レポートを作成している。技官3名は18日までに地震で被災した建物10棟の耐震診断を実施した。 写真=装備施設本部(市ヶ谷)の技術支援チームを視察する榛葉副大臣
予備自衛官の高野泰光陸士長(29)が18日、人命救助に貢献したとして多摩消防署から表彰を受けた。3月10日、警備員として勤務中だった高野予備陸士長はレストランから客が食事中に物を喉に詰まらせたとの通報を受け、救急隊に連絡するとともに現場に急行。83歳男性が呼吸困難な状況で倒れており、応急処置を行ったところ男性は異物を吐き出し一命を取りとめた。多摩消防署による表彰は現場となった聖蹟桜ヶ丘ショッピングセンターの事務所で行われ、松川茂夫・多摩消防署長から感謝状が贈呈された(=写真)。