東日本大震災への対応で連日10万人以上の隊員が捜索・救援、復旧活動に奮闘している中、沖縄地本は今できることは何かという思いから義援金を募り、最先任准曹の神谷准陸尉が日本赤十字社沖縄県支部に直接手渡した。また、被災地で活躍する自衛官の姿を来庁者に理解してもらおうと、災害派遣活動を行う隊員達の写真パネル「がんばろう日本」を作成し、本部庁舎1階フロアーに展示している。
写真は活動中の8普連隊員 (左)福島県いわき市での捜索活動=10日(中)同市田人地区石住で発生した土砂災害での捜索=11日 (右)暗闇での緊急会議=11日
福島駐屯地、郡山駐屯地の音楽クラブが4月10日、東日本大震災の被災地で音楽演奏を行った。福島駐屯地の音楽クラブは相馬市総合福祉センターで、郡山駐屯地の音楽クラブはスポーツアリーナ相馬で、それぞれ大人から子供まで楽しめる曲を演奏した。 音楽クラブ(左=郡山、右=福島)の演奏で聴衆も笑顔に
八戸駐屯地の正門周辺には東日本大震災で活動する隊員に向けて、「絆 地域と共に、災害派遣任務遂行中」「献身、誠実な活躍ありがとう」の看板と部隊応援旗が設置された。また、厚生センター及び隊員・幹部食堂内に災害活動部隊等の写真を掲示し、派遣任務を遂行する隊員の姿を紹介するなど、派遣隊員への熱いエールを送っている。
東日本大震災から1ヶ月となる4月11日、統合任務部隊の全隊員は14時46分から1分間の黙祷を行った。 自衛隊員は現在も、被災地で懸命に活動を続けている。 写真=(左)瓦礫の除去を行う8普連 (中)血圧を計測する看護師 (右)陸自第6音楽隊が小学校入学祝う演奏会を開催
施設学校(=勝田駐屯地)は4月6日、茨城県・ひたちなか市役所で駐屯地音楽クラブ(通称・施設学校音楽隊)による「第1回災害復興応援コンサート」を開催した。会場のひたちなか市役所も被害を受け、所々で壁の崩落跡やガラスの破損など地震による爪痕が至る所で見られた。コンサートは「サンダーバード」「翼をください」「ディズニー・ファンタジー」など4曲が演奏され、明るく、大人から子供まで一度は聞いたことがある曲目が続く。演奏が始まると、市役所を訪れた市民が一人また一人と足を止め、コンサート中盤には立ち見が出るほどになった。
中央病院職業能力開発センター(塩塚春光センター長)の第56期入所式が4月6日、三宿駐屯地で行われた。今期入所するのは11名で、プログラム開発、情報システム、木工、建築設計、一般事務の科目を履修する。 写真右=式辞を述べる小林秀紀中央病院長
雲ひとつない晴天に恵まれた4月5日、防衛大学校の入校式が同校記念講堂で行われた。この春に入校したのは本科562名、理工学研究科前期課程64名、同後期課程6名、総合安全保障研究科前期課程19名、同後期課程5名。式典では、はじめに小川防衛副大臣が儀仗隊の栄誉礼を受けたあと、五百旗頭真(いおきべ・まこと)校長が各科学生をそれぞれ任命、これに対して各代表学生が宣誓・申告した。写真=(中)代表学生が宣誓 (右)五百旗頭校長の式辞
平成22年度防衛大学校卒業式が3月20日、菅首相を迎えて同校記念講堂で行われた。式典では北澤防衛大臣をはじめ防衛省自衛隊の高級幹部、来賓等多数が陪席するなか、本科第55期生409名の卒業を祝った。菅首相は東北地方太平洋沖地震について、「自衛隊は全組織を挙げて、過去にない規模で救援活動、支援活動を展開している。危険を顧みず、死力を尽くして活動を続ける自衛隊員諸君を誇りに思う」と訓示した。 写真(右)訓示する菅首相
3月19日、航空教育隊生徒隊が廃止されることに伴い、防衛省で隊旗返還式が行われた。岩ア空幕長は同隊の功績に対して2級賞状を授与した後、隊旗の返還を受けた=写真。 空自生徒隊は優秀な技術空曹を養成するための部隊として昭和30年に創設され、これまで約2400名の空曹隊員を養成している。岩ア空幕長は最後に「先輩たちが築いた輝かしい伝統を胸に誇りと自覚を持って航空自衛隊の中で活躍してもらいたい」と訓示した。