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第152期飛行安全幹部課程入校式
〈航空安全管理隊〉 |
1月21日、航空自衛隊航空安全管理隊(立川)は「第152期飛行安全幹部課程」の入校式を実施した。来賓には空幕監理監察官監察官・山野正志1空佐、陸幕装備部航空機課業計係長・姫野智一2陸佐が参列した。基地内に残る雪をきらきら輝かせる穏やかな冬晴れが、全国の部隊から集った12名の学生を歓迎した。
本課程は飛行運用幹部又は操縦幹部等として飛行安全及び航空事故調査に必要な知識技能の修得を教育目標におき、飛行安全、航空事故調査、航空心理、安全工学等を履修するほか、近年は事故の未然防止を推進するため、特にヒューマンファクターズ(人的要因)の教育に力を入れている。
隊司令は訓示で「飛行安全に関してしっかりと腰を据えて学んでほしい」「12名の縁を大切にして卒業後も続けるように」と学生たちに要望した。
当期は、空自10名、陸自2名、うち操縦者10名、要撃管制2名が入校した。陸自第8飛行隊・小倉大輔1陸尉は「陸自には無い教育を空自で学べる貴重な機会。部隊に持ち帰り安全確保、ひいては陸自の安全航空に一役買えるようにがんばりたい」と力強く語った。今回唯一の女子学生である空自第1輸送航空隊第401飛行隊・小池真祐子2空尉は「漠然ととらえられがちな『安全』を様々な角度から体系的に学びたい。前に前に、積極的にやっていきたい」と笑顔で抱負を述べた。学生長の空自第13飛行教育団第1飛行隊・伊藤英樹1空尉は「普段は学生を教える立場だが、いざ自分が学生長という立場になると難しい。課業内外問わず、できるだけ皆と親睦を深めて152期をまとめていけたら」と逞しく答えてくれた。
12名の学生達は今後約7週間、寝食を共にしながら教育を受ける事により、必要知識等の修得はもちろんの事、隊司令が訓示したように「縁」を育む交流を深め、課程修了後はそれぞれの部隊でその成果を発揮することとなる。 |
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ロシア人ら10名救助
〈航空救難団〉 |
1月10日朝8時46分、第2管区海上保安本部長より航空救難団司令・鶴田眞一空将補に対し災害派遣要請があった。
要請内容は、酒田北港の防波堤で座礁したパナマ船籍貨物船(CITY 4,359トン乗員18名・ロシア人14名、バングラディッシュ人4名)の機関室に浸水した事に対する乗組員の救助で、それを受け、同時刻に救難団司令は秋田救難隊(隊長・米山浩1空佐)に災害派遣を命じた。
秋田救難隊は、U—125A(12—3017)機長原田聡3佐以下4名(坂田雄亮3尉(操縦士)、桜庭洋岳2曹(機上無線員)、中原博3曹(救難員)とUH—60J(18—4575)機長・田村明広2佐以下6名・古溝大輔3尉(操縦士)、後藤志治2曹(機上整備員)、川越裕樹2曹(救難員)、杉戸亮介3曹(救難員)、佐々木真一郎2曹(救難員)をもって災害派遣を行った。
UH—60J75号機は、8時46分に秋田空港を離陸し9時14分に現場に到着。9時23分にホバリング開始、9時30分に救難員の川越2曹と杉戸3曹が座礁船に進出、クイックストラップを使用して9時43分に10名を収容した。UH—60Jの機内では、後藤2曹がホイスト操作を行い、佐々木2曹が救出した船員の収容と機内での整理を行ない完了。9時49分に酒田北港の古湊ふ頭に着陸後、海上保安庁に10名を移管した。
9時54分に秋田空港に向け離陸し、10時23分秋田空港着陸。10時28分に本災害派遣が終了した。 |
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〈防衛省発令〉 |
航空幕僚監部防衛部装備体系課装備体系企画班長(空幕装備体系課)
一空佐 清水 義之
空自衛幹部学校航空研究センター長(空幹校)
一空佐 河江 啓介
(1月4日)
海上幕僚監部総務部総務課渉外班長(海幕総務課)
一海佐 塚田 政嘉
海上幕僚監部人事教育部人事計画課募集班長(舞監防衛部3幕僚室長)
一海佐 柳原 誠
海上幕僚監部人事教育部補任課補任班長(中四国防衛局防衛補佐官)
一海佐 金山 哲治
海上幕僚監部指揮通信情報部情報課情報保全室長(海幕総務課総務調整官)
一海佐 吉田 誠
海上訓練指導隊群司令部首席幕僚(海上訓練指導隊群司令部)
一海佐 大野 敏弘
第15護衛隊司令(海幕情報課情報保全室長)
一海佐 森下 治彦
第25航空隊副長兼幕僚室長(航空プログラム開発隊副長)
二海佐 宮野 健一
第1練習潜水隊司令(海幕総務課渉外班長)
一海佐 吉野 宏昭
舞鶴地方総監部防衛部第3幕僚室長(海上訓練指導隊群司令部首席幕僚)
一海佐 後藤 康二
保全監査隊司令(海幹候校教育部長兼主任教官)
一海佐 川村 利明
海自幹部学校運用教育研究部主任研究開発官兼図演装置運用課部隊班長(海幹校)
二海佐 北御門 裕
海自幹部候補生学校教育部長兼主任教官(第1練習潜水隊司令)
一海佐 伊藤 拓也
海自第1術科学校教育第1部長の兼補を解く(海自1術校副校長兼教育1部長)
一海佐 竹内 修
海自第1術科学校教育第1部長(15護隊司令)
一海佐 吉川 尚徳
中国四国防衛局防衛補佐官(海幕人事計画課募集班長)
一海佐 松尾 淳
(1月12日)
統合幕僚監部首席後方補給官付後方補給官(航空総隊司令部装備部長)
一空佐 長井 竜夫
統合幕僚学校教育課研究室長(北空司令部監理監察官)
一空佐 川淵 靖
航空幕僚監部運用支援・情報部運用支援課部隊訓練第2班長(空幕運用支援課)
一空佐 宮川 知己
航空幕僚監部装備計画部整備・補給課長(航空総隊司令部装備部計画課長)
一空佐 徳重 勇一
航空幕僚監部装備計画部整備・補給課総括班長(空幕整備・補給課航空機班長)
一空佐 楢崎 昇
航空幕僚監部装備計画部整備・補給課航空機班長(空幕整備・補給課)
一空佐 五十嵐 輝
航空総隊司令部装備部長(空幕整備・補給課長)
一空佐 樋山謙一郎
航空総隊司令部装備部計画課長(中空司令部装備部長)
一空佐 木場 隆治
北部航空方面隊司令部監理監察官(空幕運用支援課部隊訓練2班長)
一空佐 與儀 孝
第2航空団整備補給群司令(空幕整備・補給課総括班長)
一空佐 山脇 康博
北部航空警戒管制団副司令(統幕学校教育課研究室長)
一空佐 門田 和也
中部航空方面隊司令部装備部長(2空団整備補給群司令)
一空佐 武田 宜久
航空支援集団司令部幕僚長(統幕首席後方補給官付後方補給官)
一空佐 松宮康一郎(1月15日) |
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放射能特別調査
北朝鮮核実験発表に係る |
防衛省は1月6日から14日の間、6日に行われた北朝鮮核実験発表に係る放射能特別調査を継続的に実施し、15日に終了させた。
期間中、航空自衛隊百里基地・航空自衛隊三沢基地及び航空自衛隊築城基地所属のT—4中等練習機が日本上空中部、北部及び西部空域で合計26回の放射能じん収集の飛行を行い、7日には航空自衛隊小牧基地所属のC—130輸送機が中部空域で希ガス収集の飛行を行った。これは、防衛大臣指示及び放射能対策連絡会議申合せに基づき行われていたもの。
分析結果は毎日、原子力規制委員会ホームページにより発表されていた。 |
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