防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   2011年1月1日号
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新年明けましておめでとうございます
有事即動念頭に業務邁進
陸上幕僚長 火箱芳文陸将
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 防衛ホーム読者の皆様、そして全国各地及び遠く海外で勤務中の隊員各位、新年あけましておめでとうございます。ご家族共々佳き新年をお迎えのことと心からお慶び申し上げます。
 昨年、陸上自衛隊は、ハイチ及びパキスタンにおける国際平和協力活動、国内における口蹄疫発生・拡大に伴う災害派遣等の様々な任務を的確に遂行して、国民の皆様の期待に応えるとともに、如何なる事態にも平然と任務に赴くことのできる強靱な部隊を育成する努力をして参りました。
 さて、陸上自衛隊を取り巻く国内外情勢は一層厳しさを増し、本年も、国際平和協力活動や大規模災害への対応等において、より厳しい任務の遂行を求められる可能性が高まりつつあると言えます。このため、あらゆる事態に対して即行動でき、持続力を保持して完璧に任務を遂行できる活力に溢れた「強靱な陸上自衛隊の創造」に努めていくことが必要です。
 また本年は、新「防衛計画の大綱」に基づく新たな体制等の構築・強化に向けた転換期であると同時に、新たな出発点でもあります。従って、これまでの体制移行に伴う経験や教訓を踏まえつつ、将来に向けて実効性のある体制を整備していかなければなりません。
 我々陸上自衛隊は、本年も、全隊員が一丸となり、日夜、有事即動を念頭に真の「しぶとさ」、「強さ」を追求して隊務に邁進して参ります。
 皆様にとって本年が、幸多い、素晴らしい年となりますことを祈念申し上げ、私の年頭の挨拶と致します。

「動的防衛力」構築の年
海上幕僚長 杉本正彦海将
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 謹んで新年のお慶びを申し上げますとともに、旧年中、海上自衛隊に賜りましたご厚情に対し、厚く御礼申し上げます。
 さて、本年は、「平成23年度以降に係る防衛計画の大綱」及び「中期防衛力整備計画」に基づき、防衛省が新たな1歩を踏み出す年であります。新たな大綱・中期防においては、従来の「基盤的防衛力構想」から「動的防衛力」という考え方に舵を切りました。
 我が国周辺の安全保障環境は厳しい状況にあり、特に、活動を活発化させている中国海軍は、その動向を注視すべき存在となっています。また、世界ではテロが途絶えることなく、ソマリア沖・アデン湾においては海賊行為が頻発しています。
 このような環境下、我々は、我が国周辺海域における情報収集・警戒監視や各種訓練のほか、国外においては海賊対処行動などの任務を実施してきました。これらはまさに「動的防衛力」であり、自己の職責を全うすることで、その一翼を担わなければなりません。
 また、3月末には、ジブチに派遣行動航空隊の新活動拠点が完成する予定であり、一層効果的な海賊対処が可能となります。さらに来年度末には、次期固定翼哨戒機P—1が部隊使用承認される予定であり、今後、一層の活躍を決意しているところです。
 昨年は、日米安全保障条約締結50周年という節目を迎えましたが、政府全体で取り組んでいる同盟深化のプロセスに沿って、一層、日米同盟を強固なものとし、我が国の「動的防衛力」と合わせて、隙のない態勢を構築するよう、あらゆるレベルで努力していく所存です。
 最後になりましたが、本年が皆様にとっても幸多き素晴らしい年となることを祈念して新年のご挨拶とさせていただきます。

実効的な対処能力を構築
航空幕僚長 岩崎茂空将
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 防衛ホームをご覧の皆様には、謹んで新春のご挨拶を申し上げます。
 昨年、航空自衛隊は対領空侵犯措置や災害派遣などの任務を着実に遂行したほか、国際社会の平和と安定に貢献すべくハイチ及びパキスタンにおける国際緊急援助活動及びソマリア沖・アデン湾における海賊対処活動のための人員・物資輸送等を実施しました。また、各種教育や練成訓練の実施及び日米共同統合演習や米空軍演習への参加等を通じ統合運用能力の向上や日米共同態勢の強化を図るとともに、厳しい財政状況の中、効率化・合理化を図りつつ防衛力整備を粛々と推進し航空防衛力の造成に努力してきたところです。
 さて、我が国を取り巻く安全保障環境は予断を許さない状況にあり、中国の軍事力の増強、中国やロシアの軍の活動の活発化、北朝鮮の核やミサイルの問題などについては引き続き注目していく必要があります。
 この様な環境の中、航空自衛隊は次期戦闘機の導入準備や総隊司令部の横田移転等を始めとし、昨年12月に政府により示された新たな防衛大綱及び中期防衛力整備計画を踏まえ、我が国の平和と国民生活の安定と安心を確保するための所要の教育訓練及び防衛力整備を着実に推進し、各種事態を抑止するとともに、実効的に対処し得る態勢の構築に積極的に取り組んでいく所存です。また、第1補給処談合事案に関し防衛省の調査報告書が公表されましたが、航空自衛隊は本事案を真摯に反省し、再発防止に全力で取り組み国民の信頼回復に努めてまいります。
 厳しい財政状況が続くことが予想される中、推進すべき事業は多く課題も山積みでありますが、航空自衛隊は隊員が一丸となって更なる発展に向け努力してまいります。本年もよろしくお願い申し上げます。

団体優勝は防大B
全自衛隊弓道大会開く
「射は仁の道なり」
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 第38回全自衛隊弓道大会が12月5日、明治神宮至誠館道場で185人が参加して盛大に開催された。主催は全自衛隊弓道連合会。会長の徳地秀士防衛省人事教育局長や明治神宮至誠館の荒谷館長、松本宗和、西連寺治元連合会会長などの来賓や大勢のファンが見守る中で熱戦が続けられた。成績は以下のとおり、また全自連の役員は次の各氏。理事長柚木秀一 事務局長中川直樹 大会委員長楠井康文(矢渡しも) 競技委員長高木渡 審判長本橋民夫(敬称略)
 〈団体戦A〉
 ▽優勝=防大B(田中響、日高侑哉、林川尭正)▽準優勝=春日A(渡邉翼、松浦幸子、熊谷達夫)▽第3位=防大D(常盤冬茂、今和泉輝紀、宮島洋二)
 【団体戦B】
 ▽最優秀=春日A(渡邉、松浦、熊谷)▽優秀=十条A(國分、志村、河合)▽優良=入間A(夏堀、三輪、高木)
 〈個人戦〉
 【五段以上・称号の部】
▽優勝=鈴木裕史(浜松)▽準優勝=荘子宏幸(熊谷)▽第3位=中村元彦(小平) 【三・四段の部】▽優勝=佐藤英男(島松)▽準優勝=武田至功(宇治)▽第3位=渋谷光央(大和)
 【初・二段の部】▽優勝=田中響(防大)▽準優勝=日高侑哉(防大)▽第3位=高橋斉宏(浜松)
 【女子の部】▽優勝=松浦幸子(春日)▽準優勝=桑原美佳(防医大)▽第3位=中内佐和(防医大)
 【隊友の部】▽優勝=上野利雄(東京)▽準優勝=星野文雄(静岡)▽第3位=長澤喜代己(埼玉)

市ヶ谷台で記念植樹
火箱陸幕長、ケーシー米陸軍参謀総長
日米安保改定50周年祝う
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 火箱芳文陸幕長とジョージ・W・ケーシー米陸軍参謀総長が12月21日、防衛省で日米安保改定50周年を記念する植樹を行った。2名は市ヶ谷記念館の東側で、鍬入れの儀式としてソメイヨシノの木に土を盛ったあと、固く握手を交わして安保改定50周年の節目を祝った。
 続いて、この行事に参加した陸自及び在日米陸軍の幹部を前に、火箱陸幕長は今後の日米関係について「この木のように1年、2年、3年、そして100年経っても立派に成長することを皆さんと誓いたい」と挨拶。また、ケーシー大将も「今回私たちが植樹したこの木は、これからの50年の我々の関係を象徴するもの。ワシントンDCで咲き誇る桜の花を見るたびに、今日一緒に植樹した桜の花も思い出して、日米の同盟関係の強さを常に思い起こすだろう」とその絆の深さを強調した。
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 市ヶ谷駐屯地・基地の餅つき大会が、穏やかな小春日和に恵まれた12月21日、防衛省・自衛隊の高級幹部、協力団体の長、来賓ら関係者多数を迎えて開催された。
 駐屯地内の各所で初杵の音が響き渡る中、参加者はつきたての餅を頬ばりながら、来る年の飛躍を誓っていた。

盛大に餅つき大会
〈市ヶ谷駐屯地・基地〉
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 市ヶ谷駐屯地・基地の餅つき大会が、穏やかな小春日和に恵まれた12月21日、防衛省・自衛隊の高級幹部、協力団体の長、来賓ら関係者多数を迎えて開催された。
 駐屯地内の各所で初杵の音が響き渡る中、参加者はつきたての餅を頬ばりながら、来る年の飛躍を誓っていた。


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