2月15日、航空自衛隊小牧基地でイラク復興支援派遣撤収業務隊の帰国報告と隊旗返還式が行われた。これで2003年12月の空自先遣隊の派遣から始まったイラク復興支援活動のすべてが終結した。 朝8時、出迎え家族や隊員など約500名の出迎えを受けた帰国隊員約130名。その後、航空支援集団司令官織田邦夫空将にイラク復興支援派遣撤収業務隊司令寒河江勇美1佐が帰国報告をし、続いて隊旗返還式が行われた。行事に先立ち行われた記者会見で寒河江隊司令は「日本人としての美徳とお世話になった国々への友好を心して任務をこなしてきた」と語った。写真右:武田良太防衛大臣政務官に隊旗を返還する織田司令官写真左:石野次男第1輸送航空隊司令に帰国報告をする寒河江隊司令
陸自冬季戦技教育隊の「冬季遊撃集合教育」が1月10日から2月20日までの間、ニセコ地区、真駒内・北海道大演習場で実施されている。これは、各部隊の有技者(レンジャー修了者、スキー検定1級以上)に対し、積雪地での遊撃行動基幹隊員としての必要な知識、技能を修得させるもので、防衛記者一行も2月11日、その訓練の一部を同行取材した。 写真左=教官の指導のもとに作戦会議 中=偵察中の隊員 右=陣地構築に向かう雪上車
南恵庭駐屯地が第26回えにわ雪んこまつりに参加、第301坑道中隊と北部方面施設隊本部付隊の支援を受け、高さ2メートルの雪だるまを作成させた。この雪だるまは、雪んこまつり実行委員会ホームページに写真掲載されたほか、2月8日の雪んこまつり当日に会場で紹介された。 写真=完成した雪だるま
入隊予定者を激励する神奈川自衛隊音楽まつり2009が2月11日、よこすか芸術劇場で開催された。このイベントは2部構成で行われ、第1部では入隊・入校予定者に対して神奈川県知事、横須賀市長、横須賀地方総監らが激励の言葉を述べて門出を祝った。続く第2部では、海自横須賀音楽隊、在日米陸軍軍楽隊、少年工科学校ドリル部、武山自衛太鼓がそれぞれ音楽演奏などのステージを披露、フィナーレでは出演者・来場者が「翼をください」を合唱するなど会場は一体となって盛り上がった。 写真左=来賓からの祝辞を受け、入隊予定者が謝辞を述べた 中=入隊予定者の目の前で迫力の演奏を行う武山自衛太鼓 右=海自横須賀音楽隊の演奏で「翼をください」を出演者・来場者全員で合唱
2月1日に行われた第63回南九州駅伝大会に都城駐屯地から3チーム(都城自衛隊・都城市チーム、第376施設中隊チーム)が参加、参加51チーム中、都城自衛隊チームが4位と健闘した。大会では第1工業大学Aと京セラ国分スポーツクラブがレースを引っ張り、都城自衛隊、国分自衛隊と強豪チームが各区間で接戦を繰り広げた。近年まれに見る好レースが展開、第1工業大学Aが優勝した。自衛隊対決では近年苦渋をなめていた都城自衛隊チームがライバルの国分自衛隊に33秒差をつけリベンジを果たした。 写真=力走する都城自衛隊チーム
1月28日、和歌山県串本町で約120年前に紀伊大島沖で沈没したオスマン帝国軍艦の海中調査・引きあげ作業中に砲弾が水揚げされ、中部方面後方支援隊第103不発弾処理隊(=桂駐屯地)が出動した。現場に到着後、処理班長・小山2尉以下4名は砲弾の調査・識別を開始し、見つかった砲弾4発は全て信管の装着と爆薬の充填がなく、爆発の危険性がないことを確認した。無事作業を終えた隊員には、トルコ軍艦発掘・調査団長のトゥファン・トゥラルン氏から感謝の意が伝えられた。 写真=識別終了後の砲弾
2月10日グランドヒル市ヶ谷で、首都圏に住む現役大学生・第2新卒等を対象にした「自衛官採用セミナー」が行われた。「自衛隊」を知るために行われたこのセミナーは参加自由・入場無料。当初参加者200名の予定だったが、それを大幅に上回る約350名が参加した。 16時からの番匠幸一郎幹部候補生学校長・江之口譲神奈川地本部長・溝口博伸中空副司令官のパネルディスカッションも大盛況で会場に入りきれず、立見も出るほど。また、個々に現役の自衛官と話が出来る懇談会では、優しく質問に答えながらも鋭い質問に自衛官がたじたじとなる姿も。 「会社説明会の感覚で来ました。就活のひとつです」とは、千葉県の大学3年生男子。なごやかな雰囲気だけど、自衛官を捕まえて色々聞いている姿は真剣そのものだった。
平成16年に設立された防衛施設学会(会長・大野友則防大教授)では、防衛施設技術の振興を目的に、関係する技術者や研究者、施設運用者、企業などにより関連技術、最新製品について情報交換を行う「第1回ミリタリーエンジニアテクノフェア」を開催する。 同フェアでは、防衛施設に係る先端技術や応用技術について最新技術の開発にたずさわっている広範な分野の企業10社が技術展示を行う。会場では、防衛施設への適用を簡単にイメージできるような15分程度のプレゼンテーション展示(講演会方式)と、各技術を詳しく説明するブース展示とを行い、太陽光・熱を利用した技術、高度水処理技術、汎用性の高い情報伝達技術等も展示されることになっている。誰でも入場できる。無料・2009年3月5日(木)14時から17時 グランドヒル市ヶ谷3階 ・問い合わせ 03−3292−2020 学会事務局
3月18日の落成式を控えた自衛隊中央病院の鍵引渡し式が30日、外観を現した同病院エントランスで行われた。式典には防衛省や中央病院、工事関係者など約100人が出席、北関東防衛局の鎌田昭良局長が「大型医療に応えられる施設が関係者の努力で完成した、医療スタッフも決め細やかで人材もそろっている」と挨拶をして「鍵」を渡邉千之病院長に手渡した。渡邉院長は「超一流の施設を頂いたので、超一流の医療を行い魂を入れたい」と謝辞をのべた。このあと、工事関係者に鎌田局長から感謝状が贈られた。同病院は今後内部施設の整備作業を経て4月3日から外来患者の受け入れを開始、自衛隊の中核病院として稼動する。写真:鎌田局長(左)から鍵が渡邉院長に手渡された
航空自衛隊の歴史や活動を紹介する浜松市西区西山町の「エアーパーク航空自衛隊浜松広報館」は1月25日、来館者300万人を達成。 めでたく300万人目となった尾張旭市の銀行員山田さん(46歳)に対して展示格納庫内でたくさんの来館者の中で記念品が贈られた。「初めて来て、このような記念品をいただき大変うれしく思います。」と笑顔で応えた。