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令和2年度航空観閲式

<航空自衛隊>

 11月28日、航空自衛隊入間基地において「令和2年度航空観閲式」が開催された。例年は、茨城県にある百里基地で開催されるが、今年は、新型コロナウイルス等の感染症拡大防止などのため、招待者もなくブルーインパルスや戦闘機をはじめとする展示飛行もないため、規模を大幅に縮小して入間基地で行われた。

 参加人数は入間基地所属隊員約2000名、入間基地以外の所属隊員約150名。T-4、CH-47J、RC-2、C-1,U-4、YS-11FC、U-680A、U-125を各1機。その他、ペトリオットPAC-3、MSE等が展示された。

 陸上自衛隊木更津駐屯地からEC225特別輸送ヘリで入間基地に到着した自衛隊最高指揮官である菅義偉内閣総理大臣は儀仗隊の栄誉礼を受けた後、隊員約800名の前を巡閲。「自衛隊の本来任務は我が国の防衛。弾道ミサイル防衛、領空侵犯への対処、日々の警戒監視など、どの任務にも大きな困難を伴う。任務達成のためには、常に、次に何が必要になるのか、一歩先を考える、そして、ベストを尽くす、このことが不可欠。指揮官のみならず、隊員一人一人がこの意識を持ち、目の前の小さなことを怠らず、我が国を守り、国民を守るために働き続けること」「国の存立を全うし、国民の生命と財産を守り抜くことは、政府の最も重要な責務。この崇高な任務を担う誇りを胸に、諸官が互いに切磋琢磨し、より一層鍛錬に励み、国民を守るために働くこと」などを期待すると訓示をした。

 その後、菅総理は基地内を視察。F-4のコックピットに座るなどし、隊員を激励した。