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重要防護施設を防護せよ

<2普連>
2中・補給・衛生・通信が訓練検閲

 第2普通科連隊(連隊長・古賀理都靖1陸佐=高田)は6月8日から11日までの間、高田駐屯地及び東富士演習場で「令和2年度第1次基礎となる部隊の訓練検閲(第2中隊、補給小隊、衛生小隊及び通信小隊)」を実施した。2中隊は「重要防護施設の防護に任ずる増強普通科中隊」として、各直轄小隊は「市街地における活動に任ずる直轄小隊」として検した。2普連が東富士演習場市街地訓練場で訓練検閲を実施するのは初となった。

 受閲各部隊は当初、高田駐屯地において隊容検査を行い、その後、統裁官は訓練開始にあたり「変化する状況に応ずる適切な状況判断」「基本・基礎の確行」「安全管理の徹底」の3点を要望した。

 訓練地域に進入した2中隊は重要防護施設を防護し、不審者・車、地域住民によるデモ活動等の対処を行い、また敵の武装工作員による同時多方向からの襲撃に対して火力を発揮し、襲撃を阻止した。さらに立て籠もりの連絡を受けるや、突入部隊の編成及び作戦指導を実施し、重要防護施設の職員を救出した。

 補給小隊は連隊段列において補給所を開設、2中隊車両26両に対する給油等、補給活動を行い、また段列地域のゲリラに対処した。衛生小隊は段列に救護所を開設、連隊と密接に連携して負傷者救護を、また新型コロナウイルスの疑いのある隊員を隔離して部外医療機関に後送した。通信小隊は無線・有線及びシステム回線を構成、連隊の通信を維持・運営した。

 受閲各部隊は各級指揮官の適切な指揮手順のもと、普段の練成成果を発揮して任務を完遂、今後の部隊活動の資を得ることができた。