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訓練評価支援隊編成完結

教育訓練研究本部

 教育訓練研究本部(本部長・田中重伸陸将)は3月26日、北千歳駐屯地において北部方面総監部幕僚長、陸上幕僚監部運用支援・訓練部長の陪列のもと、訓練評価支援隊(隊長・山下博二1陸佐)の新編行事(編成完結式及び看板除幕式等)を実施した。

 訓練評価支援隊は、全国から集められた約250名の隊員から編成され、諸職種協同等に必要な練度の向上に資するため、戦車部隊及び野戦特科部隊を含む諸職種協同の普通科連隊等に対し、実動対抗演習の場を設定し、指揮幕僚活動の定性的な評価支援を実施することを目的として設立された部隊であり、陸上自衛隊の精強化に寄与する組織となる。

 教育訓練研究本部長は、編成完結式の式辞において「隊員一人ひとりが訓練評価支援隊の創設者としての誇りと絆をもって、その職責を全うし、陸上自衛隊全般としての精強化に貢献する重要性」について述べるとともに、『輸攻墨守(しゅこうぼくしゅ)』という言葉を掲げ、「この意味するところは知恵を尽くして、万策を練って戦うことであり、双方の訓練部隊に『輸攻墨守』させるような場を提供し、この成果を至当に評価することを期待する」と激励をした。同隊は、本年度、6月には第1回目の運営が計画されており速やかに準備を開始する予定である。