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豪州森林火災に関する国際緊急援助活動
C-130H2機が小牧基地を出発

 1月15日、オーストラリア連邦で昨年9月から発生している森林火災に関し、外務大臣臨時代理から国際緊急援助活動の実施に関して協議があった。これを受けて日米防衛相会談などのため不在をしている河野防衛大臣に変わり、武田防衛大臣臨時代理が国際緊急援助活動を命じた。航空自衛隊は16日、愛知県に所在する航空自衛隊小牧基地から第1輸送航空隊のC-130H輸送機2機を派遣し、現地時間16日午後に、シドニー郊外にあるリッチモンド空軍基地に到着した。準備が整い次第、消火・復旧活動等に関連する人員・物資の輸送を行った。

 C-130H輸送機と航空自衛官らは「Save Australia Fair 美しのオーストラリアを守ろう!」を合言葉に、エディンバラやアバロン空港へ及びキングスコートなどへ現地の消防士などの輸送を行っている。オーストラリアは非常に重要なパートナーでもあり、東日本大震災の際には、輸送機を派遣して支援してくれた恩もあり、太田将史1空佐以下70名が気温40度という真夏の豪州で活動している。