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教育訓練研究本部長がTRADOC司令官らと会談

 教育訓練研究本部長の田中重伸陸将は11月15日、米国バージニア州フォート・ユースティスに所在する米陸軍訓練教義司令部(TRADOC)を訪問し、TRADOC司令官ポール・ファンク陸軍大将と会談した。

 双方の組織、事業、取り組み等に関する概要説明や意見交換を通じ、教育訓練研究本部及びTRADOC間の相互理解を深めるとともに、教育訓練研究本部とTRADOC間の関係を発展させるため、引き続き緊密に連携していくことで一致した。

 TRADOCは、研究、教育、訓練のほか、新兵の募集機能を有し、将来に向けた米陸軍の組織づくりを総合的に行う機関であり、カウンターパートである教育訓練研究本部は協力関係の強化を図っている。

 田中本部長は、翌16日、同地に所在する米陸軍将来コマンド(AFC)隷下の将来コンセプトセンター(FCC)を訪問し、副センター長ガイ・ジョーンズ陸軍准将と会談した。将来の作戦環境に応じた新たな陸軍種のあり方について意見交換をするとともに、教育訓練研究本部とFCCとの関係構築の重要性について認識を共有した。

 AFCは2018年に設立され、産学との協同による先端技術を取り込んだ次世代装備品の研究・開発を主に担任する機関である。また、FCCは装備開発構想の基となる米陸軍の将来コンセプト担任する部署であり、陸上自衛隊の将来像を研究する教育訓練研究本部との関連する部分も多く、今後の関係強化を図っていく。

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