自衛隊ニュース

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「頑張っています」新しい職場

活躍するOBシリーズ

社会福祉法人慶明会 矢野 英紀

矢野氏は、平成30年8月に宮崎地方協力本部を准陸尉(特別昇任)で定年退官。55歳(記事作成時)


 私は、平成30年8月に自衛隊宮崎地方協力本部都城援護室を最後に、准陸尉(特別昇任)で定年退官し、自衛隊宮崎地方協力本部援護課地域援護センターの援助を受け、社会福祉法人慶明会に入社しました。

 慶明会にはいくつかの拠点があり、介護老人保健施設サンフローラみやざきの庶務として勤務しています。

 朝のデイケアセンター利用者様の送迎から始まり、昼間は本来業務の施設管理(芝刈り、草刈り、花壇への散水除草等)を行い、夕方の送迎で一日が終わります。多忙な毎日ではありますが、先輩の相方と楽しく充実した日々を過ごしています。

 再就職して早2年が経ちますが、やはり1年目はデイケアセンター利用者様の送迎で、名前や自宅への経路を覚える事が大変でした。

 しかし、ここは自衛隊で培った経験と忍耐、努力で乗り越えられることができたものと自負しております。

 再就職準備にあたっては、「自分はどの仕事が出来るのだろう。何がやりたいのだろう。」と自己分析し、一人で就職先を決めず、家族とも良く話し合い、自分には何が一番向いている仕事なのかを見つけ出しましょう。また、援護担当者とも良く連携を図り、自分が求める仕事の求人情報を入手して準備を行って下さい。

 今までは隊員を指導・教育し、上司と任務を遂行する立場でしたが、退職後は新入社員として入社します。まず言葉使いに注意し、歳下歳上と決めつけず会話し、コミュニケーションを大切に取って行きましょう。

 自衛隊勤務を無事に全うされている皆さんです。先述した「自衛隊で培った経験と忍耐、努力」は決して無駄ではありません。

 私も未来は全く想像出来ませんが、自分を信じ、第2の人生を楽しく過ごしたいと思っております。訓練、演習、災害派遣等多忙でしょうが、くれぐれもご自愛申し上げます。


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(防衛ホーム英語教室)

ユ ア ソウ マッチ ファン タ ティーズ

You're so much fun to tease!

君は本当にいじりがいがあるね!


 Hi! How are you doing? 皆さん、いかがお過ごしでしょうか。関東地方は、春めいてきました。これから三寒四温で春になるのでしょうか。コロナ禍でもあり、健康にはくれぐれもご留意されお過ごしください。自宅で栽培していた胡蝶蘭の花が咲きました。白可憐な花を一輪咲かせてくれました。蕾は7つありますので、開花が楽しみです。胡蝶蘭を栽培する中で、水やりや肥料のやり方が人間の生活のパターンにも似ていると思いました。暴飲暴食はだめだということです。必要な分だけ、必要な時に与えるというのが基本ですね。年度末です、気を引き締めてまいりましょう。


 今回の表現は、"You're so much fun to tease!"「君は本当にいじりがいがあるね!」です。so much funは、「むっちゃ面白い」です。teaseは、「からかう、いじめる、いじる」ことです。いじられやすい人は、いますね。ただ、本人が自分のキャラに気づいていないことが多いですね。誰からも好かれるタイプなのですが、パワハラの対象ともなるので、難しいところです。彼(彼女)がいると、周りが明るくなる、笑顔になれるキャラは貴重です。大阪で言うボケができる人は、ウイットやユーモア‐で、その場を明るい雰囲気にしてくれる人なのかもしれません。生活に笑顔があれば、人生が数倍楽しくなります。


 コロナ禍に全国的に取り組んでいるのは、わが国の誇りですね。災い転じて、福となし、オリンピック・パラリンピックは、歴史に残る形で実行されることになると思います。柔軟な発想と、厳密な規制。相反するものですが、そこが新しい時代への挑戦ですね。難しい局面は多々あると思いますが、ユーモアとウイットで笑顔が生まれれば、歴史に残る大会になると思います。暑くなったり寒くなったりと天候の変化が続くと思いますが、ご自愛され、陽気で楽しくワクワクする生活をお楽しみください。ストレスの少ない穏やかな日々をお過ごしください。それでは、皆さん。See ya!

<スワタケル>


防衛ホーム俳句コーナー

うららかや刻を知らせる鳩時計     増田 直美

鳥雲に遅々と曳かるるだるま船     富岡めぐみ

太古よりある印旛沼風光る       生嶋千代女

椿落つ音に静もる古刹かな       榎  利風

ジョギングの伴走のごと初蝶来     栗原まさる

春場所の観客入れぬ十五日       中村徳次郎

浜風に影も靡かせ干若布        江川 隆子

観音寺烈女弔ふ吊し雛         斎藤 一向

新型コロナウイルス迫り春寒し     高橋 幸子

新型コロナウイルス怖しマスクする   杉山ふく美

停泊の船に親しき春の鴨        佐賀あかり

凪わたる鳴門大門の若布刈舟      鬼本英太郎

故郷の青伊予石や水温む        庵崎 京子

啓蟄や傾ぎしままの竹矢来       折口 桂子

浮かびきて日永の鯉のあぎとへる    大谷  弘

幼子の身丈に余る花菜畑        岩城 節子

梅の咲き西山荘の歴史見ゆ       小和田一男

啓蟄の土に塗るる蟇の貌        深沢 矩子

選 者 吟

春雨に頬つややかな岩子像       畠中 草史

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