自衛隊ニュース

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防衛省・自衛隊 地方協力本部

「真田まつり」に自衛隊見参!

<和歌山>

和歌山地方協力本部(本部長・栫憲記1陸佐)橋本地域事務所(所長・飯宮1空尉)は、ゴールデンウィーク後半の5月4日及び5日の2日間、陸自第37普通科連隊(信太山)の支援を得て、九度山町内の道の駅で開催された「紀州九度山真田まつり」に参加した。
 和歌山地本のブースには、募集相談員2名が応援に駆け付け、車両展示、ミニ制服試着、自衛隊クイズラリーなどを行い、多くの家族連れで賑わった。特に、自衛隊車両の前では、ミニ制服を着た子供達や真田幸村などの武士に扮した参加者が記念撮影を行い、自衛隊との交流を楽しんでいた。
 2日間を通じて、和歌山地本のブースには約1800名の来場があり、ゴールデンウィーク中の広報を無事に終えた。
 橋本地域事務所は「今後も募集相談員と連携し、積極的に自衛隊をPRして一人でも多くの志願者獲得を目指していく」としている。

ホビーショーに4万人

自衛隊の装備品が大人気

<静岡>

静岡地方協力本部(本部長・田代裕久1陸佐)は5月10日から12日まで、ツインメッセ静岡(静岡市)で開催された第62回静岡ホビーショーで広報活動を行った。
 これは「模型の世界首都・静岡」で毎年開催されている日本最大級の模型展示会で、国内外から多くのファンが訪れる。10日は県内の小・中・高校生が招待され、11、12日は事前予約を行った一般来場者が朝早くから詰めかけた。
 自衛隊は会場の屋外スペースと小展示場に広報ブースを開設。陸自富士学校(駿東郡小山町)の16式機動戦闘車(MCV)と大型トラック、陸自第34普通科連隊(御殿場市)の軽装甲機動車、高機動車、偵察用オートバイが会場正面で来場者を出迎え、「本物だ」「かっこいい」と多くの人が足を止めて見入っていた。
 特に16式機動戦闘車の砲塔旋回展示では、車体を取り囲んだ来場者たちが力強いエンジン音や滑らかな砲塔の動きに驚きの声を上げ、展示終了後には隊員たちに温かな拍手が送られた。
 一方、小展示場では静岡地本と海自横須賀地方総監部が「触れて楽しんで知る自衛隊」の展示を実施。毎回人気の制服試着体験や南極の氷に触れる体験のほか、海自初となる潜水艦脱出用スーツの展示や、迷彩柄で偽装された宿営用天幕(テント)の展示に、来場者は「すごい」と目を輝かせていた。
 また、子どもや大人が中に入って写真撮影ができるトリカルネット製ミニ10式戦車も人気を集め、「作ってみたいのですが何でできているんですか」という模型好きの声もあった。
 静岡地本は、今後も自衛隊の活動や自衛官の仕事を多くの人に知ってもらえるよう広報活動を行っていく。

北條五代祭りで広報 試着体験が好評

<神奈川>
神奈川地方協力本部小田原地域事務所(所長・折口二郎2陸尉)は、5月3日、小田原市で開催された「第60回北條五代祭り」において広報活動を実施した。
 北條五代祭りは、戦国時代に小田原を拠点として五代約百年にわたって関東を治めた戦国大名の北條氏を顕彰するもので、60回目となる今年は、小田原城址公園銅門特設ステージにおいて、コロナ禍を経て5年ぶりとなる「出陣式」を行い、小田原ゆかりのゲストが扮した北條五代の歴代当主をはじめとする武将たちの勇壮な武者行列や、地元の吹奏楽隊、陸上自衛隊第1音楽隊(練馬駐屯地/東京都練馬区)など総勢1700人が市内をパレードし、過去最高となる約30万人が華やかな戦国絵巻を楽しんだ。
 小田原地域事務所は、小田原市観光協会と連携して自衛隊広報ブースを出展し、自衛隊の活動や装備品の写真展示や迷彩服の試着体験などのイベントを実施した。特に、迷彩服を試着しての写真撮影が好評で、多くの人がブースに来場し、親子で試着体験をする方もいるなど大盛況であった。
 小田原地域事務所は、「今後も地域の協力者の方々と継続的に信頼関係を構築し、地域の皆様と交流できる機会を大切にして、自衛隊を身近に感じていただけるよう精力的に活動していきたい」としている。

高校で救命救急講習会

衛生隊員が指導

<大阪>

大阪地方協力本部中央地区隊阿倍野出張所(所長・土肥徹2陸尉)は、5月23日、大阪府立工芸高等学校(大阪市阿倍野区)において生徒、教員110名に対し、防災授業の一環として「救命救急講習会」を実施した。
 本事業は、広報官から工芸高校に対して総合的学習の案内をしたところ、同校より翌週に予定されている体育祭への備えとして生徒会役員や実行委員等に対する救命救急講習の依頼があり、阿倍野所員のほか、中部方面衛生隊から隊員7名の支援を受けて実現に至ったものである。
 講習では、中部方面衛生隊の隊員による救命救急処置の講義、実演や近年の災害派遣における衛生隊の活動紹介のほか、救急車の展示・説明、生徒、教員による実習も行われた。講習は大変好評であり、同校からは今後の同種講習の継続や全日制生徒に留まらず定時制の生徒に対しても同様の授業・講習を開いてほしい旨要望を受けるなど、学校側も救命救急に関する知識や基本的な技術の重要性を再認識する機会となった様子がうかがえ、阿倍野所員や衛生隊の隊員にとってもやりがいと充実感を感じることのできる講習となった。
 生徒からは、「学校にある物で担架を作れるなんてスゴイ」「自衛隊にも医療関係の仕事があることは知っていたが、実際に直接講習を受けることができて嬉しかった」「自衛隊は身近には感じていなかったけど興味がわいてきました」などの声が聞かれた。教員からも「貴重な機会をいただきありがとうございます」「生徒がこんなに積極的に取り組む姿を久々に見ました」など、多くの好意的な声が聞かれ、阿倍野所員一同、同種事業の継続と同校における定時制への講習を実現させたいと強く感じた様子だった。
 このように、大阪地方協力本部では、本部、地区隊、各広報官が一丸となり、陸海空各部隊の協力・支援のもと、地域の学校への防災授業や職場体験等の働きかけも継続して、募集対象者や保護者、学校関係者にも自衛隊の魅力を発信することにより、自衛隊への理解度の向上や職業としての自衛隊の認知度を向上させて、一人でも多くの入隊・入校に繋げるべく、引き続き地域に根を張った募集広報活動を展開していく。

トウチとさくら

(トウチ君とさくらちゃんは東京都の鳥「ゆりかもめ」がモチーフの東京地本のマスコットです)

出陣式

東京地方協力本部(本部長・横田紀子陸将補)は4月11日、年度の開始にあたり、任務完遂の気構え及び一体感を醸成するとともに、各種目標達成と東京地本の飛躍を期することを目的として、「出陣式」を実施した。
 当日は天候に恵まれ、本部長以下所属隊員、東京地本各協力団体会長等が参加し、和やかな雰囲気のもと行事が行われた。
 初めの「達磨の目入れ」では、令和5年度、東京地本を見守ってくれた大きな達磨に、1年間の感謝を込めて本部長が目入れを行った。続いて、「部運隆盛」「熱意と創意」の祈願文字が書き入れられた新年度の達磨に、本部長、副本部長、地区隊長等、また、東京地本各協力団体会長等が目入れを行い、無事開眼した。
 行事の最後は、総務課所属の城戸2曹による鬨の声で締めくくられ、新年度に向けて士気を高めることができた。
 東京地本はいつの時代においても、時代の要請に応え得る防衛省・自衛隊のため、そして我々を信頼してくれている人たちのため、様々な変化に適応しながら各種業務を遂行していく。

みどりのフィールドコンサートに参加

<立川>

東京地方協力本部立川出張所(所長・星2陸尉)は4月29日、東京都立川市国営昭和記念公園ふれあい広場において、みどりのフィールドコンサートに参加した。
 みどりのフィールドコンサートは、航空自衛隊航空中央音楽隊(府中基地)による恒例のイベントで、コンサートに併せ、海上自衛隊(横須賀基地)及び陸上自衛隊(第1後方支援連隊=練馬)が、様々な工夫を凝らした装備品展示等で会場を大いに盛り上げた。公園には、ネモフィラなどの春の花を愛でる入場者も多く訪れていて、演奏開始が近づくとふれあい広場は多くの観客で埋め尽くされた。
 海上自衛隊ブースは、南極の氷に南極の石、記念缶バッチや、海自カレーの紹介、水中処分艇などを展示し、子供から大人まで楽しんでいた。
 陸上自衛隊ブースは、「自衛官を体験してみよう!」と73式小型トラックに偽装網をかけたり、宿営用天幕の中に、簡易ベットや携行食、ランタン等を吊してリアルな自衛官の訓練の1コマを演出し、天幕の中を覗く人だかりが絶えなかった。
 立川出張所ブースでは、能登半島地震に係る災害派遣活動を紹介し、いまも被災者・被災地のニーズを踏まえ、必要な規模をもって給水・入浴支援等の震災対応にあたっていることを伝えた。
 来場者からは「今日の音楽と歌に感動しました!また、陸上と海上自衛隊の皆さんからもいろいろなお話が聞けて楽しかったです!」という声が聞かれた。
 立川出張所は、今後も地域のイベントの場も活用しながら、自衛隊の魅力発信を継続し募集業務に邁進していくとしている。

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