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御遺志を受け継ぐ

令和3年度自衛隊殉職隊員追悼式
新たに18柱を顕彰

 11月20日、防衛省A棟講堂において「令和3年度自衛隊殉職隊員追悼式」がしめやかに執り行われた。

 昨年度に引続き、新型コロナウイルス感染症対策のため、歴代防衛大臣等の来賓を取りやめ規模を縮小して実施した。参列者は内閣総理大臣、新遺族、殉職後10年目及び20年目等の遺族、防衛大臣、副大臣、政務官などの現職で、約100名だった。

 自衛隊殉職隊員追悼式は、任務遂行中に不幸にして職に殉じた隊員を追悼するため、防衛大臣の主催により昭和32年から実施している。今年度は新たに、陸自12柱、海自3柱、空自2柱、防衛医大1柱、計18柱が顕彰された。これにより警察予備隊以降、令和3年度までの顕彰者数は、陸自1086柱、海自470柱、空自432柱、機関31柱、計2019柱となった。

 岸田文雄内閣総理大臣は「その尊い犠牲を無にすることなく、御遺志を受け継いでまいります。国民の命と平和な暮らしを、断固として守り抜き、世界の平和と安定に貢献するため、全力を尽くすことを堅く誓います」と追悼の辞を述べた。