自衛隊ニュース

ゲッキーのイラスト

令和3年度初級・上級施設特技練成及び検定

第14施設群

 第14施設群(群長・上林勝敏1陸佐=上富良野)は、9月6日から10日までの間、上富良野駐屯地基本訓練場及びかなやま湖(南富良野町)において「令和3年度初級・上級施設特技練成及び検定」を実施した。中級陸曹としての指揮・指導能力等の向上及び施設手として必要な知識・技能を向上させる目的で28名の隊員が受検した。開始にあたり担任官である第396施設中隊長吉川1尉は要望事項として(1)編成上の役割を果たせ(2)与えられた限りある時間の中で貪欲に学び吸収せよ(3)安全管理と健康管理を要望した。

 漕舟及び渡河(軽門橋の構築)は、かなやま湖で実施した。7日に副群長、8日に群長が現地指導を行った。8日の検定は風が強く水流が速い状況に苦戦する隊員もいたが、前日に暗くなるまで練成し練度を向上させてた成果を発揮し全員が所定の漕力をもって漕ぎ切ることができた。9日及び10日に基礎訓練場で行われた連結、地雷、破壊、築城も早朝から夜間まで練成を繰り返した。時より雨が降り、連結では横材から足が滑りそうになる時もあったが、教官、助教の熱心な指導で着実に練度を向上させた。その結果、全ての課目で受検者28名全員が合格することができた。第14施設群は今後もあらゆる任務を完遂できるよう引き続き練度を向上させていく。