2021年9月1日 の記事
住宅倉庫から砲弾回収
<第5後方支援隊第2整備中隊 第2普通科直接支援小隊>
第5後方支援隊第2整備中隊第2普通科直接支援小隊(小隊長・保科龍也2陸尉=美幌)は、8月3日に大空町東藻琴村で発見された不発弾回収にて出動した。
3日午後4時頃、東藻琴村の女性から住宅の倉庫に砲弾のような物を発見したと警察に通報があった。その後、警察から第5旅団に不発弾回収要請があり、美幌駐屯地に所在する第5後方支援隊第2整備中隊第2普通科直接支援小隊の小隊長・保科龍也2尉他1名の計2名が回収のため午後6時40分頃に出動、現場に到着した保科小隊長達は砲弾のような物を確認した後、速やかに安全が確保されるまで住人を倉庫付近から避難させ砲弾の種類、爆発する恐れはないか等の調査を実施。調査の結果、長さ約60cm、直径約15cmほどで旧日本軍が使用した三八式十五糎榴弾砲(弾薬九二式榴弾)と識別し、炸薬が抜けている可能性があったため破裂する危険性はないと判断した。その後倉庫から砲弾を回収し、保科小隊長達は駐屯地に帰隊した。
砲弾を見つけた女性は、義理の父が軍人で砲手を努めていて戦時中、記念に贈られたものではないかと話していた。