がんばれ!体育学校選手
東京2020オリンピック競技大会
約8、500名の支援団で大会運営に協力
東京2020オリンピック競技大会が7月23日に開幕する。自衛隊体育学校(学校長・豊田真陸将補=朝霞)では16名の所属選手が出場を決めている(取材当日時点)。6月28日には、代表合宿等で欠席した3名を除く出場予定選手13名が防衛省を訪れ、岸信夫防衛大臣に申告を実施した。
選手を代表して松本崇志1陸尉(射撃ライフル50m3姿勢)が「私たちはこれまで多くの人に支えられてきました。その方々への感謝の気持ちを忘れず、自衛官アスリートらしく正々堂々と戦ってメダルを獲得してきます。皆様の応援よろしくお願いします」と決意を表明した。
岸大臣は「皆さんの努力は人一倍のものだったと思いますが、周りでサポートしてくれた方々、監督やコーチ、スタッフの皆さんの力なくては為しえませんでした。チーム一丸となって試合に臨んでください。防衛省・自衛隊をあげて皆さんをしっかりサポートします。がんばってください」とエールを送った。
【東京2020オリンピック競技大会出場予定選手】
■近代五種
岩本勝平3陸曹(男子)
島津玲奈3陸曹(女子)
■フェンシング
山田勝3陸尉(エペ)
■競歩
勝木隼人3陸尉(50km)
■柔道
●田尚里2陸尉(女子78kg級)
■ラグビー
梶木真凜3陸曹
(女子7人制)
■射撃
山田聡子3陸曹
(ピストル10m、25m、男女ミックス)
松本崇志1陸尉
(ライフル50m3姿勢)
■レスリング
乙黒圭祐3陸尉
(フリー74kg級)
乙黒拓斗2陸曹
(フリー65kg級)
■ボクシング
並木月海3陸曹
(女子51kg級)
成松大介1陸尉
(男子63kg級)
森脇唯人3陸曹
(男子75kg級)
■カヌー
藤嶋大規2陸曹
(スプリントカヤック4人乗り)
松下桃太郎3陸曹
(スプリントカヤック1人乗り)
■水泳
高橋航太郎2海曹
(男子水泳4×200mリレー)
【東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会における防衛省・自衛隊の取り組み】
防衛省・自衛隊は、公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会」からの依頼に基づき、式典等大会運営への協力を行う。具体的には、陸海空自衛隊員で約8500名の支援団(担任‥東部方面総監)を編成し、以下の内容で協力する。
●式典における国旗等掲揚
●射撃競技会場(朝霞訓練場)での医療サービス
●自転車競技会場(伊豆)での救急搬送
●セーリング競技での海上救護(※横須賀地方総監が担任)
●自転車ロードレースでの会場内外整理
●アーチェリー競技、射撃競技及び近代五種競技での運営協力