自衛隊ニュース

うちの子は自衛官
グリーンフェスタに参加
伊丹家族会会計理事 山本 美恵
海上自衛隊舞鶴基地で行われたグリーンフェスタに初めて参加しました。娘が海上自衛隊に入隊し、職場結婚して初めての娘夫婦の職場見学となり、感無量でした=写真。
当日は土砂降りの雨にもかかわらずものすごい人の数で大盛況でした。新型コロナウイルス禍でイベントが全く開催されず、久しぶりだったことが要因と思われます。
これまで1年間、伊丹自衛隊家族会で活動はしてきましたが、改めて実際の自衛隊の現場に触れ、身が引き締まる思いと防衛最前線の自衛隊に対する感謝、自衛隊を職業として選んだ娘夫婦への誇りなど、様々な思いがこみ上げました。
非力ながら、これからも可能な限りの自衛隊応援活動を続けてまいります。
空陸 "決戦" 野球で百里と武器学校
空自百里基地と陸自武器学校の野球部はこのほど、茨城県内の野球場で交流試合を行った。
百里基地准曹士先任と武器学校最先任上級曹長が連絡を取り合い実現した。両者の対戦成績は百里基地が2勝。過去には官公庁野球大会茨城県予選で対戦したこともある。
試合は息詰まる投手戦となり、好プレーが出るとベンチから相手チームへの称賛の声も聞かれ大いに盛り上がった。
スポーツを通じてチームの団結がさらに強化され、両チームの親睦も深めることができた。
百里基地野球部監督の沼田耕曹長は、「今後も交流戦を定期的に行い、さらに親睦を深めていきたい」と語った。試合は3-0で百里基地が勝利した。
遠軽2隊員に褒賞
交通事故負傷者救い
遠軽駐屯地(司令・茶園宗武1佐)はこのほど、交通事故負傷者の安全確保に務めた第25普通科連隊第4中隊に所属する高橋孝明2曹及び西沢祐樹2曹に対して、二次被害防止や人命救助の功績により善行褒賞を授与した。
高橋2曹と西沢2曹は6月21日午前7時25分ごろ、訓練参加のため旭川紋別自動車道を車両で移動中のところ、浮島インターチェンジ(北海道上川郡上川町)付近で一般車両の交通事故に遭遇。
警察や救急隊が到着するまでの間、交通整理を行い、現場の安全確保を行うとともに頭部から出血した負傷者の止血等の救急処置を行った。
台風15号大雨で災派
静岡で、34普連など陸空部隊
台風15号による大雨で静岡県知事から災害派遣要請を受け、第34普通科連隊(板妻)をはじめとする陸・空各部隊が9月26日から10月3日にかけて、給水支援、土砂撤去、避難誘導、災害廃棄物撤去に当たった。
給水支援は、陸自が第34普通科連隊、第1後方支援連隊(練馬)、第1高射特科大隊(駒門)、東部方面後方支援隊(霞ヶ浦)の隊員延べ約240人で活動し、水トレーラーと水タンク車で約333トンを給水。
空自は第1航空団(浜松)、高射教導隊(同)、第1術科学校(同)、第1高射群(入間・武山)、第4高射群(岐阜・白山)の隊員延べ約210人で、約760トンを給水した。
土砂撤去は、34普連の隊員約30人が静岡市の清水谷津浄水場で24時間態勢で実施。約20人が川根本町の水川浄水場取水口でも行った。
榛原郡川根本町文沢地区の土砂崩れのおそれのある山間部集落では、同連隊の約10人が5世帯13人の住民を避難させた。延べ約270人が約350トンの災害廃棄物も撤去した。
このほか、静岡県庁などに派遣された連絡員が情報収集・調整に務めた。
座間、米軍行事に協力
座間駐屯地(司令・本多健二1陸佐)は7月2日と8月6日、キャンプ座間で行われた在日米陸軍主催の一般開放行事「米国独立記念祭」、「盆踊りフェスティバル」に協力した。
駐屯地の多くの隊員が手荷物検査、装備品展示、救護所の運営などを米軍と共同で行い、行事の成功に大きく貢献。米軍との連携を深めた。
盆踊りフェスティバルの救護所では、日米の衛生科隊員に加え座間市消防署の救急救命士も待機。3個団体が合同で来訪者の不測事態に備えるとともに、発生した傷病者を手当した。
座間駐屯地は陸上自衛隊で唯一、在日米陸軍と同じ敷地内に所在。駐屯地司令が「地域とともに 米軍とともに」を要望事項として掲げており、今回の行事協力はこれを具現化するものとなった。
家族オリエンテーション
福岡19普連、転入隊員迎え
第19普通科連隊(連隊長・足達好正1陸佐)は8月20日、福岡駐屯地で令和4年度前期転入家族オリエンテーションを行った。
コロナ感染防止対策を徹底して連隊(コア部隊の特性)の概要説明、装備品展示、車両試乗等を実施し、連隊に対する理解促進と親近感の醸成を図った。茶話会ではサプライズで用意した「流しそうめん」に家族は満悦の様子で、楽しいひと時を過ごしていた。
連隊はコロナ禍の下、引き続き創意を凝らした部内外広報を推進する。
防衛ホーム スポーツ部
美幌 地元レース支援
通信や関門、輸送等整斉と隊員6人出場、親子表彰も
「第36回北海道ビホロ100kmデュアスロン大会」が8月21日、美幌町で3年ぶりに開催され、第6普通科連隊(連隊長・河村友則1佐)の隊員17名、車両6両をもって大会本部支援、関門支援及び競技運営支援を実施し、円滑な大会運営に寄与した。
デュアスロンはランニングと自転車の複合競技。同大会は5部門で構成され、1部はランニング10キロ、自転車80キロ、ランニング10キロの合計100キロ。2部は自転車80キロとランニング10キロの同90キロ。チャレンジ3部は自転車52キロとランニング10キロの同62キロ。
ジュニアの部はランニング1キロ、自転車5キロ、ランニング1キロの合計7キロ。チームの部は2名1組で、自転車80キロ、ランニング10キロを分担して走る。北海道内外から254名の選手が参加し、最高気温30度の猛暑の中、競い合った。
連隊の支援隊は、美幌町柏ヶ丘陸上競技場に通信所を開設し、大会役員を通じた各所への指示や支援隊の行動全般を統制。中継支援は通信本部及び各関門における中継支援、関門支援は参加者が各関門を通過する際の順位報告を実施した。
また、競技運営支援として輸送支援、リタイア者の収容要請を実施する後走車支援等を整斉と行い、大会の安全かつスムーズな進行に寄与し、約6時間にわたる支援活動を完遂。本大会支援を通じて、自衛隊に対する信頼感の醸成を図ることができた。
一方、大会には1部に5人、チャレンジ3部に1人の合計6人の隊員も出場。1部の男子40歳以上60歳未満の部で火力支援準備隊の岡部諭2曹が第3位に輝いた。
また、本部管理中隊の三浦宏将2曹が親子で各部門に参加し、三浦2曹がチャレンジ3部で第3位、長女の有咲美(あさみ)さんがジュニアの部小学5~6年で総合優勝し、親子共々表彰された。
(美幌)