自衛隊ニュース

ゲッキーのイラスト

トウチとさくら

(トウチ君とさくらちゃんは東京都の鳥「ゆりかもめ」がモチーフの東京地本のマスコットです)


「アリオ亀有」で市街地広報 <新小岩>


 東京地方協力本部新小岩募集案内所(所長・高倉1陸尉(当時))は7月8日及び9日、葛飾区の商業施設「アリオ亀有」において、海上自衛隊下総航空基地及び航空自衛隊補給本部よりリクルータ支援を受け募集・広報活動を実施した。

 本イベントは、近傍の地域に駐屯地が無い葛飾区民等に対して自衛隊の活動を周知し、防衛基盤の拡充を図るため企画したもので、今回で8回目となるイベントであり、陸・海・空それぞれの装備品展示、海上自衛官によるラッパ吹奏及び手旗信号体験等を実施し、特にラッパ吹奏と手旗信号体験では来場者と一体となりイベントを盛り上げるなど、多くの参加者から好評を得た。

 来場者からは「陸・海・空のブースがあって全部体験でき最高だった」「海上自衛隊のラッパと手旗は迫力がありかっこよかった」「手旗を一緒に振って元気をもらった」などの言葉が聞かれた。また現地では葛飾区自衛隊家族会、葛飾区自衛隊協力会を始め地元協力者から多数の応援を受け協力団体と一体となったイベントとして大変成果のあるものとなった。

 新小岩募集案内所では今後も地域に密着した募集・広報活動を実施するとともに、関係部隊、協力団体等と連携を密にして、防衛省・自衛隊の活動に対する理解と関心を高め、自衛官募集業務に繋げるとしている。


モリパークアウトドアヴィレッジ防災フェア <立川>


 東京地方協力本部立川出張所(所長・東1陸尉(当時))は7月16日、昭島市に所在するモリパークアウトドアヴィレッジにおいて防災フェアを実施した。

 本防災フェアは、募集相談員からの紹介により昨年度実施する予定であったが新型コロナ感染症の影響等で延期し、今年度から東京地本全体として実施する大規模広報として地本本部及び各地区隊からの支援を受けて実施した。当日は雨がちらつく中であったが、会場には約3000名の来場者が訪れ、盛大に賑わった。

 来場者は、東部方面航空野整備隊が展示したヘリコプターの操縦席に乗って記念撮影をするなど、間近に触れて満喫するとともに、中央情報隊地理情報隊が展示した野外地図作成車の災害時における活動紹介などを聞き、防災に関する知識を深めていた。

 また、中部航空警戒管制団の警備犬訓練展示では、ハンドラーの指示のもと、人員の捜索や不審物を発見する警備犬の活躍に感心した様子であった。

 イベント終了時には、ヘリコプターの解体作業及び車両積載が訓練展示として実施され、統制のとれた軽快・機敏な行動を見て、撤収完了した際には、来場者から隊員達へ大きな称賛の拍手が起こった。

 来場者からは「隊員の活動や装備品について知ることができ、より自衛隊が身近に感じる存在となった」という声が聞かれた。

 立川出張所では、新型コロナウイルスの影響により、自衛隊イベント等の実施が困難な状況においても努力を惜しまず、あらゆる手段を講じて今後も活動を続けていくとしている。


東京女子体育大で説明会を実施 <国分寺>


 東京地方協力本部国分寺募集案内所(所長・木村3空佐)は7月13日、東京女子体育大学において自衛隊説明会を実施した。本説明会は、日ごろから大学へ足を運んで自衛隊をPRし、大学側からも学生に対しての情報発信に協力いただいたことから、13名の参加者を得ることが出来た。

 当日は、参加者と年齢の近い国分寺募集案内所で臨時勤務中の小野寺空士長及びリクルーターとして招聘した同大学出身で那覇基地所属の弓田空士長が、参加者に積極的に話しかけ、緊張をほぐしつつ和やかな雰囲気で説明を実施。弓田空士長はソフトボール部出身であることを活用し、練習する後輩に、直接声掛けをするなど大活躍であった。

 参加者からは「自衛隊は泥まみれのイメージしかなかったが、事務職も多くあり、また女性が働きやすい環境が整っていて安心して働くことができるとわかり、受験しようと思う」などの感想があった。

 国分寺募集案内所は、今後も出身校のリクルーターを活用し、学校開拓を推進するとともに対象者のニーズに合った説明会を今後も実施していくとしている。


キャンプキンザーフェスティバル

3年ぶりの開催に多くの来場者 <沖縄>


 沖縄地方協力本部(本部長・坂田裕樹陸将補)は、9月10日、浦添市に所在するキャンプキンザーにおいて行われた「キャンプキンザーフェスティバル2022」に広報ブースを設け、一般・募集広報を行った。

 本イベントは、米軍基地を地域住民に一般開放し、音楽のライブ演奏や米軍軍用機・車両の展示などアメリカンテイストなお祭りを楽しむことができる人気イベントで、3年ぶりに開催されたこともあり、県内外から多くの来場者が足を運んだ。

 台風12号の接近に伴い、イベント開催自体が危ぶまれたが、台風の進路が沖縄本島から逸れ、無事に開催することができた。当日の天気は曇、時折台風の影響もあり適度に風が吹き、9月にしては過ごしやすい気温となった。

 沖縄地本は、募集課広報室5名と那覇分駐所3名で参加。会場のイベントスペースに募集広報ブースを設置し、自衛隊の活動の紹介や自衛官の制服試着体験を行った。横には、米軍車両や陸上自衛隊第15旅団の軽装甲機動車や偵察警戒車などが展示されていたこともあり、ブースには多くの観光客や地元の来場者が集まり、自衛官の制服を試着し、装備品の前で記念撮影をしていた。来場者は、「車内に入ってハンドルを握ることや席に座ることができた。一般の軽車両と比べると自衛隊の軽装甲機動車は、これで軽なのかという規模でした」「普段ニュースでしか見たことがないものを実際に見ると迫力が違います」と楽しんでいる様子だった。

 また、以前自衛隊説明会に参加した学生が訪れ、「説明会の時は、恥ずかしくてあまり話が聞けなかったが、広報官の方が声をかけてくれたので、イベントだと気軽に話が聞けます」と自衛官採用試験について広報官の説明に真剣に耳を傾けていた。

 沖縄地本は、地域活性化のイベントに積極的に携わりつつ、今後も『地域と自衛隊を繋ぐ架け橋』として地域の皆様と共に歩んでいく。

掃海母艦「ぶんご」見学会 陸海空のコラボ実現 <福井>

 福井地方協力本部(本部長・野間俊英1海佐)は、9月10日と11日、福井港北1号岸壁において、掃海母艦「ぶんご」(艦長・久保山聡2海佐)の支援を得て艦艇見学会を実施し、2日間で約570名の来場者を得た。

 掃海母艦「ぶんご」は、第3掃海隊(広島県呉市)に所属し、福井港への寄港及び見学会は初めての実施となった。「ぶんご」は、9日午後に福井港へ入港、その後、陸上自衛隊中部方面航空隊(大阪府八尾市)所属のUH-1Jヘリコプター1機が掃海母艦「ぶんご」の飛行甲板に着艦、翌日の広報イベントを準備した。

 10日は県議会や協力団体による入港歓迎式から始まり、福井県議会議長及び福井県防衛議員連盟会長から、日本の平和と安全のため日夜奮闘する乗員に対し、労いの言葉が贈られた。

 その後の見学会では、艦艇の威容に待ちかねた来場者が乗員の案内で艦橋や格納庫、飛行甲板等を見学した。速射砲の作動展示では、素早い砲身の動きに見学者から驚きの声が上がっていた。また、岸壁では、装備品展示として、航空自衛隊第4高射群(滋賀県高島市)所属の地対空誘導弾パトリオット(PAC3)の発射機1基及び陸上自衛隊第372施設中隊(福井県鯖江市)の大型車両等も展示し、福井港では初となる陸海空のコラボ見学会が実現した。

 11日に参加した見学者らは、陸海空それぞれの装備品の説明を熱心に聞き、写真に納めていた。見学者からは「船が大きくてびっくりした」「とても楽しかった」「艦艇だけでなく、ヘリコプターやPAC3も見られ、本当に貴重な経験だった」「息子に自衛隊を受験させる予定です」と喜びの声が多く聞かれた。自衛隊福井地方協力本部では今回の成果を踏まえ、今後も各種広報行事を通し、自衛隊に対する理解を促進するとともに、募集成果達成のための基盤拡充を図っていくとしている。


防衛省・自衛隊 地方協力本部

曹候補生・自候生の県下一斉試験 <大分>


 大分地方協力本部(本部長・内野敏紀1陸佐)は、9月16日~18日に自衛官候補生web試験、9月17日に一般曹候補生の採用試験を実施し、合計約300名が受験した。

 今回の試験は、来春卒業見込の高校生が主体となる試験で、地本が実施する試験では最も規模が大きく、多くの地本職員が試験の運営に従事した。

 新型コロナウイルスの感染防止のため、試験会場では、人と人の間隔の確保、マスクの着用、手指の消毒、会場の定期的な換気などを行いつつ、細心の注意を払い、感染対策を徹底した。

 受験者からは「初めての採用試験でとても緊張しましたが、丁寧な説明があったため安心して受験できました」「web試験を初めて受けましたが、自分のペースで受験ができたのでよかったです」等の声が聞かれた。

 大分地本では、コロナ禍の環境に対応しつつ、厳正に試験を実施してゆく。


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