自衛隊ニュース

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防衛省・自衛隊 地方協力本部



演奏会を支援 <岡山>

 岡山地方協力本部(本部長・谷坂忠俊1陸佐)は8月28日、岡山県吉備中央町が主催する「ハートフルコンサートinきびちゅうおう」を支援した。家族連れなど多くの人が訪れ、500名を超える入場者があった。

 海上自衛隊呉音楽隊が演奏。NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」のメインテーマ曲など、クラシックからポップスまで幅広い楽曲を披露し、多くの人々が素晴らしい吹奏楽の音色に耳を傾けた。

 第2部では地元中学生との合同演奏が行われ、「情熱大陸」を披露。アンコールは海上自衛隊の行進曲「軍艦」を合同演奏し、大盛況のうちの幕を閉じた。

 岡山地本は「今後もこのようなコンサートを通じて素晴らしい音楽に触れていただくとともに、自衛隊への理解と募集の推進につなげていきたい」としている。


「くろしお」で広報 <愛媛>

 愛媛地方協力本部(本部長・川内康孝1陸佐)は7月2~4日、松山港で海上自衛隊潜水艦「くろしお」による艦艇広報を実施した。

 入港時には、愛媛県防衛協会、愛媛県隊友会、愛媛県自衛隊家族会主催による歓迎行事が開催され=写真=、愛媛県への約7年ぶりの潜水艦入港を盛大に歓迎してもらった。

 対象者を限定した艦内見学と限定しない一般公開を実施。ラッパ吹奏、火災時等に使用する応急用具の説明、陸上自衛隊バイクの展示、南極の氷体験、ミニ制服の試着などに加え、潜水艦の甲板上に乗るという非常にレアな体験もしてもらった。約400名の来場者からは満面の笑みがこぼれていた。

 愛媛地本は、今後もさまざまな広報活動を通じて自衛隊の魅力を伝えていく。


「自衛隊みなと祭り」3年振りに <鹿児島>

 鹿児島地方協力本部(本部長・稲崎精一郎1海佐)は7月30、31の両日、鹿児島本港北埠頭で「自衛隊みなと祭り(一般公開)」を3年振りに開催した。

 急激な新型コロナウィルス感染者の増加から一時開催が危ぶまれたが、県の感染防止対策課の指導を受け、万全の新型コロナウィルス感染防止策及び熱中症対策を講じて実施。2日間で約7千名が来場した。

 陸海空各部隊の支援を受けて開催。海上自衛隊訓練支援艦「てんりゅう」の一般公開、陸上自衛隊第12普通科連隊、航空自衛隊第5基地防空隊及び第8高射隊の支援で軽装甲車、地対空誘導弾ペトリオット発射機等の装備品を展示した。

 また、鹿児島情報高校のダンスパフォーマンス、鹿児島女子高校の書道パフォーマンス及び鹿児島高校の音楽演奏が行われ、会場を大いに盛り上げた。

 来場者からは「久しぶりのみなと祭りを楽しみにしていました」、「自衛隊の存在を誇りに思います」などの言葉が聞かれた。

 鹿児島地本は、今後も各種イベント等を通じて自衛隊の認知度の向上に努めるとともに地域とともにある自衛隊をしっかりアピール、信頼感の醸成及び各種隊員の募集に資する活動を積極的に実施していく。


三自広報に引率 <長崎>

 長崎地方協力本部(本部長・江上昌利1海佐)は、7月25日から29日まで、西部方面総監部が実施する三自衛隊統一募集広報「パワーアドベンチャー2022」に参加する募集対象者86名を引率支援した。

 イベントは、募集対象者に自衛隊及び自衛官の姿を見てもらい三自衛隊のイメージアップと入隊意欲を醸成してもらうことを目的に、毎年実施されている。

 陸上自衛隊飯塚駐屯地で装備品及び施設の見学、航空自衛隊芦屋基地で中等練習機T-4、救難ヘリコプターUH-60J等の見学等、海上自衛隊佐世保基地では護衛艦「あけぼの」の艦内見学等が行われた。

 参加者からは「とても楽しかった。ぜひ入隊したい」、「自衛官の方々はとても優しく自衛隊に良いイメージを持ちました」などの感想が聞かれた。

 長崎地本は長崎県内の多くの若者に自衛隊に対する理解を深めてもらい、志願者の増加につながるよう、引き続き積極的な募集広報活動に努める。


見学ツアー行う <大阪>

 大阪地方協力本部(本部長・柳裕樹陸将補)は7月25日~8月7日、航空機の見学ツアーを実施した。

 海上自衛隊徳島教育航空群保有のTCー90の見学を皮切りに、航空自衛隊小牧基地保有のC-130H及びKC-767、航空自衛隊小松基地のF-15、航空自衛隊岐阜基地のF-4、最後は滋賀県高島市で行われたブルーインパルスの飛行展示を見学した。合計で百名以上のツアー参加者を得た。

 大阪府は近傍に海・空自衛隊の航空部隊が所在しないため、本見学ツアーで、自衛隊の航空機を初めて見るという参加者がほとんど。また、大阪近傍の海・空自衛隊の基地の場所があまり認識されておらず、大阪から約3時間圏内で海・空自衛隊の基地等があることにとても驚いていた。

 小松基地では、大阪府出身の現役パイロットによる航空機説明と懇談があり、「大阪府出身のパイロットが活躍しているのでうれしかった。パイロットになりたいという気持ちがさらに強くなった」と好評だった。また、ブルーインパルスの展示飛行を見た参加者からは、「身震いした」、「あの航空機を整備したい」など大興奮の声が聞かれた。

 大阪地本は、今後も自衛隊の航空部隊への見学会を企画し、参加者により身近に感じてもらうことにより理解促進を図る。


大学生へ防災教室 <山梨>

 山梨地方協力本部(本部長・桑畑英紀1陸佐)は7月5日、都留文科大学で実施された教員を目指す学生を対象とした防災教室を第1特科隊衛生班(北富士)の協力を得て支援した。

 防災教室は、大学からの依頼に基づくもので、教員を目指す学生を対象に「学校教員として知っておくべき防災知識」をテーマとして実施。その場にある物を利用した副木の使用方法や担架の作製要領等について展示、説明した=写真。

 参加した学生は、隊員が雑誌や段ボールを副木の代わりに使う様子を見ながら「どれ位の強さで固定すればいいか」「雑誌の長さが足りないときはどうすれば良いか」などと質問をしていた。

 毛布などを使用した担架の作製では、実際に隊員を乗せて持ち上げて、しっかりと機能することを体験した。

 山梨地本は「これからも大学の講義等に対する協力を行っていく。随時対応しているので気軽に問い合わせを」と呼び掛けている。


予備校生へ説明 <愛知>

 愛知地方協力本部名古屋出張所(所長・松木政憲1陸尉)は8月30日と9月2日、名古屋市の2校の予備校生82名に対し、防衛大学校・防衛医科大学校学生の制度説明を行った。

 始めに松木所長が防衛大学校学生の概要、学校での生活や卒業後の流れについて説明した。

 防衛医科大学校学生の制度説明は、航空自衛隊航空支援集団航空機動衛生隊からリクルータの前嶋竜八1空尉の支援を受け、同1尉が実施。概要説明に続き、学生生活の内容や卒業後の医官としての多種多様の勤務について具体的に語り、魅力を伝えた。

 また、「医者+自衛官」の2面性を持つ医官という立場について、国内外で活動した各種訓練や災害派遣等での実体験を語り、幅広く活躍できる魅力をアピールした。

 本説明会は志願票の記入説明会も兼ねており、参加した多くの学生から志願票を受け取ることができた。大学受験もいよいよ大詰めを迎え、参加した予備校生が希望する大学に合格できることを祈りつつ、今回説明した両校が一つの選択肢として含まれることを期待したい。

 愛知地本は自衛官等募集を取り巻く環境がますます厳しくなっている中、各種説明会など一つ一つのイベントを大切にして募集対象者の視点に立った募集広報を行い、募集目標の達成にまい進する。


労働市場で意見を交換 <鳥取>

 鳥取地方協力本部(本部長・村田晶洋1空佐)は7月27日、鳥取市で令和4年度自衛隊退職予定隊員就職連絡会議を実施した=写真。

 鳥取地本援護課員及び援護協会広島支部員、鳥取労働局、鳥取・倉吉・米子の各職業安定所、鳥取県立鳥取ハローワークの各担当者が参加。自衛隊と各機関との相互理解を図り就職情報を交換した。

 冒頭のあいさつで鳥取地本の坂本援護課長は「退職自衛官の就職の援助を担当する我々にとって、県内の雇用情勢・就職事情に関する知識を持つことは重要であり、各機関との情報を共有し、本会議を通じてさらなる連携を図りたい」と述べた。

 また、援護協会広島支部が協会の組織と活動を説明。鳥取地本は自衛隊退職者の再就職状況及び就職の援助業務について述べた。

 鳥取労働局は県内の労働市場について報告、各職業安定所は所掌する管内の雇用状況を説明した。鳥取県立鳥取ハローワークは県として実施している就業支援施策を紹介した。

 鳥取地本は本会議で得られた多くの就職情報で就職援助の基盤を拡充し、退職自衛官の希望する職業紹介に役立てる。


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