2022年8月15日 の記事
第32期高級課程卒業式合同で
統幕校など
7月29日、目黒地区に所在する統合幕僚学校(学校長・田尻祐介陸将)、陸自教育訓練研究本部(本部長・廣惠次郎陸将)、海自幹部学校(学校長・真殿知彦海将)、空自幹部学校(学校長・影浦誠樹空将)は合同で第32期自衛隊高級課程卒業式を行った。式には中曽根政務官、鈴木統幕副長、吉田陸幕長、酒井海幕長、井筒空幕長が陪席した。
今期の卒業生は自衛官42名(陸自17名、海自12名、空自13名)とタイ、インド、パキスタンからの留学生各1名。昨年8月末に「合同統合教育」に入校、10月にそれぞれの「自衛隊幹部高級課程」に進み、3月からは「統合高級課程」で統合運用に関する広範な知識、技能を総合的に習得した。その中で3年ぶりに国外研修を実施。仏、豪、ベトナムを訪問し、現地の現状や政策等を肌身で感じ国際感覚を養った。また、グループ研究で「令和4年度自衛隊統合防災演習(04JXR)」に参加、統幕の検証活動を支援した。
田尻統幕学校長は式辞で「本年末までに、国家安全保障戦略等いわゆる戦略3文書の見直しが政府一丸となって進められている。強い意志と情熱を持って各部隊等における任務遂行の原動力となるとともに、昨今の急激な情勢変化に適合するため、新領域への対応を含む統合運用体制のさらなる強化のけん引者となってもらいたい」と要望した。