自衛隊ニュース

雪月花
3年ぶりに大学時代のクラス会が開かれ御茶ノ水の母校に集まった。毎年5月の第3水曜日の約束で20年以上続いていたが昨年、一昨年はコロナ禍のために止むなく中止になっていた。今年はコロナ根絶が先か寿命が先か分からなくなって来たので元気なうちに会いたいとの声が上がり10人足らずではあったが北海道や四国からの参加もあり開催した。たまたま今年は卒業60周年だったので出席の返信は20人を超えていたがコロナの第7波が東京に蔓延するとの報道があり家族に引きとめられたり本人が躊躇したようで間際で欠席になった者が多かった。返信ハガキには足が言うことを効かないとか膝が痛いので欠席などと書いている。納得、なにしろ全員が83歳から84歳なのだから。私たちのクラスは学生のころからチームワークが良く、まとまりもよかった。しかし他のクラスのように中央官庁の事務次官になったり母校の学長や有力政治家になるような出来のいい者はいなかった。下宿から雀荘に直行で授業は代返の連中ばかりだから当然だ。だんだん会社の現役を退く頃からクラス会をすることになった。その当時の開催地は郷土自慢の仲間がセットして各地に集まった。2008年にはサミットが行われた洞爺湖に行きウィンザーホテルで模擬サミット、翌年には世界遺産に認定されたばかりの石見銀山から鳥取砂丘、三朝温泉。香川県の金毘羅山では特別御祈祷、長良川・犬山城とか福島県いわき市の常磐ハワイアンズなどなど全国各地に繰り出した。しかし体力の低下には勝てず最近は母校のレストランでの開催になった。ここで数時間しゃべるのが懐かしくなんとも嬉しいのだ。毎年人数は欠けていくがこれからも一人になっても5月の第3水曜日はここに集まることと約束している。
防衛省・自衛隊 地方協力本部
市民とのふれあい徐々に再開
3年ぶりの開催!
防府航空祭で募集広報
<山口>
山口地方協力本部(本部長・西村修1陸佐)は、6月5日、航空自衛隊防府北基地で実施された「防府航空祭~幸せます防府北~」において募集広報活動を展開した。3年ぶりの開催となった航空祭ではあったが、コロナ禍の状況を受けて入場者は事前応募で当選した1万人に限定された。当日はあいにくの天候となったものの、航空祭を待ちわびていた当選者らは基地の開放とともにエプロン地域へと勢いよく流れ込んだ。会場では、ブルーインパルスの展示飛行、装備品や航空機展示、航空学生によるファンシードリルが行われ来場者を魅了した。
防府北基地が所在する地域を担任する山口募集案内所(所長・森園恵2陸尉)は、当該航空祭で新たな募集対象者情報を獲得すべく、自衛隊の紹介写真を展示し、募集説明コーナーを開設して積極的な活動を展開した。自衛隊ブースには親子連れなど多くの方が訪れ、募集種目や各種試験の概要について説明する絶好の機会となった。
今後も各種行事等への積極的な参加により自衛隊を広く広報し、募集対象者のみならず多くの方々に自衛隊に興味を持ってもらい、募集基盤を拡充して目標の達成を目指す。
3年ぶりの恋龍祭
陸海空自が勢揃い
<熊本>
熊本地方協力本部(本部長・ 本賦1陸佐)は、5月28日・29日の両日、熊本県水俣市で開催された第67回恋龍祭を支援した。
恋龍祭は、5月下旬に開催される「みなまた港フェスティバル」と7月中旬に開催される「市民パレード、市民総踊り」を合わせて「恋龍祭」と呼び、水俣市最大のイベントである。本年は、コロナ禍の影響から3年ぶりの開催であるとともに、発祥当時に回帰し、両イベントを同時開催するかたちで行われた。
祭前日は、第1海上訓練支援隊の訓練支援艦「くろべ」が水俣港に入港し、自衛隊家族会水俣芦北協議会・恋龍祭実行委員会などの20名が出迎え、入港を歓迎するとともに乗員の労をねぎらっていただいた。
祭当日は、週初めの天気予報から一転して快晴となり、絶好のイベント日和となったことから、会場は多くの来場者で賑わい、陸海空自衛隊そろい踏みの広報でイベントに花を添えた。
陸上自衛隊は、西部方面特科連隊第2大隊(大分県玖珠町)の155mm榴弾砲及び指揮通信車の車両展示と第8音楽隊(熊本県熊本市)の音楽演奏で剛柔の自衛隊を広報した。
海上自衛隊は、訓練支援艦「くろべ」(広島県呉市)の一般公開及び佐世保地方総監部広報推進室のブルーマリンオペレーション(長崎県佐世保市)による広報活動を行った。
航空自衛隊は、第5航空団第305飛行隊(宮崎県新富町)所属のF15戦闘機による飛行展示と第2高射群第5高射隊(福岡県芦屋町)のペトリオット及び普段接する機会のない装備品を披露した。
広報ブースでは、自衛隊の各種活動等のパネル展示やオリジナルグッズの配布、制服の試着体験等を行い、来場者の自衛隊に対する理解を深めた。
また、28日夜には同会場で花火大会が開催され、「くろべ」の電灯艦飾と花火という、なかなか見ることのない艦艇と花火のコラボレーション=写真=が来場者を大いに魅了し、第67回恋龍祭は大盛況のうちに終了した。
熊本地本は、各関係協力団体及び地域の皆様のご協力のもと、これからも地域と一体となった募集広報活動を部員一同努めていく所存である。
3年ぶり賑わう!
静浜基地航空祭で募集広報
<静岡>
静岡地方協力本部藤枝地域事務所(所長・宝保竜平1陸尉)は5月22日、航空自衛隊静浜基地(焼津市)で行われた「静浜基地航空祭2022」において広報活動を実施した。
3年ぶりに開催された同航空祭は、間近で自衛隊の航空機を見られるということで人気があり、当日も多くの来場者で賑わった。
T7初等練習機のフライトから始まり、U125飛行点検機、UH60J救難ヘリコプター、F15戦闘機など、多くの航空機が基地上空を飛行し、普段見ることがない戦闘機や救難機のフライトに来場者は釘付けになっていた。
藤枝所は、第1格納庫内に自衛官採用制度説明コーナーを設け、広報官が自衛官の仕事などを紹介した。
自衛隊に興味のある来場者からは「パイロットになるためにはどうすればいいですか」「自衛隊の職種を教えてください」など多くの質問が寄せられ、また、浜松救難隊による救難展示を見た若者は「一度は自衛官を諦めたけれど、また挑戦してみようと思います」と話し、受験に意欲を見せていた。
航空祭の最後は、同基地所属のT7初等練習機10機の大編隊による展示飛行が行われた。定番の「富士山隊形」で基地上空に現れると、来場者は航空機に向かって大きく両手を振るなど、興奮した様子で久しぶりの航空祭を楽しんでいた。
藤枝所は、今後もイベントなどを通じて自衛隊をPRし、やりがいのある職業ということを伝えていく。
新潟市内では4年ぶり
舞鶴音楽隊が演奏会
<新潟>
新潟地方協力本部(本部長・小見明之1陸佐)は5月22日、新潟テルサにて行われた新潟県自衛隊家族会主催の海上自衛隊舞鶴音楽隊演奏会を支援した。
同音楽隊は1955年9月に発足、日本海側に所在している唯一の海上自衛隊音楽隊で、新潟市内での公演は4年振りとなった。会場には開演前から多数の来場者が訪れ演奏会の人気が伺えた。
新潟県自衛隊家族会の早川澄男会長による挨拶から、オープニング曲「ふじの山」で2部構成の公演は始まり様々な年代が楽しめる曲目を披露し、「群青」での隊員の華麗なダンスや、「ひそかな祈り」での男性ボーカルの力強い歌声は観衆を魅了した=写真。
演奏終了後には万雷の拍手が送られ公演は幕を閉じた。来場者からは「初めて海上自衛隊舞鶴音楽隊の演奏を聞きましたが感動しました」「素晴らしい演奏で勇気をもらいました」との感想が聞かれ公演は終了した。当日は、舞鶴地方総監の下淳市海将も音楽隊の激励に駆け付け、隊員も一層士気高く熱の入った演奏となった。
新潟地本は「地域に感動や勇気を与える自衛隊音楽隊の演奏会を行い、自衛隊への親しみや理解を深める」としている。
2年ぶりに通常開催 姫路お城まつり
自衛隊ブース振う
<兵庫>
兵庫地方協力本部姫路地域事務所(所長・後藤田浩示1陸尉)は、5月21日、2年ぶりに通常開催された「姫路お城まつり」において、第3特科隊及び第3高射特科大隊と連携して、自衛隊広報ブースを展開した。
姫路市民をはじめ全国からの観光客等、約6万人が姫路の町を訪れ、なかでも自衛隊の装備品展示、職業紹介及び制服試着には、終始多くの人で賑わった。
午後からは部活帰りの学生が多数訪れ、自衛隊ブースは更に活気があふれた。自衛隊ブースでは臨時勤務中の航学73期の友藤曹長がパイロットスーツで広報し受験希望者を獲得するなどの活躍をしてくれた。
来場者からは、「今年入隊した先輩に続きたいです」「パイロットにすごく興味を持ちました」などの声を聞くことができた。
兵庫地本は、「今後も引き続き各地で開催されるイベント等に積極的に参加し、自衛隊の魅力を発信するとともに、自衛官という職業に興味を持ってもらえる様、更なる広報に努めていきたい」としている。