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防衛ホーム スポーツ部

写真:力走する「チームはしコップ」。24チームの頂点に

   

萌っこ春待里ばんばレース

チーム「留萌」制す

 留萌駐屯地(司令・小川1陸佐)は3月9日、「道の駅るもい」で実施された「第27回萌っこ春待里(もえっこはるまつり)」に協力した。

 雪の降る悪天候の中で始まったが、開会式に参加した来賓による春の訪れを待つあいさつや、留萌千望太鼓の寒さを吹き飛ばすような演奏のかいもあり天候が回復。

 留萌駐屯地音楽隊の華やかなファンファーレを合図にまつりが始まった。

 会場は多くの笑顔であふれ、留萌駐屯地公式キャラクターの「るもるん」をはじめ多くのキャラクターが出揃った雪像ブースやおいしそうな匂いが立ち込めるグルメ街道もにぎわった。

 萌っこばんばレースでは過去最多の全24チームが優勝を目指して戦い、一番のにぎわいを見せた。

 留萌駐屯地からも第4中隊(旭川)、チームはしコップ(重迫撃砲中隊)、留萌自衛隊野球部の3チームが参加。チームはしコップが小川司令の悲願でもある優勝をつかみ取り頂点に立った。

 本まつりは大盛況のうちに幕を閉じた。留萌駐屯地は引き続き地域とともにある部隊を目指し、地域への感謝を忘れずに、市民からの信頼を維持して各種訓練にまい進していく。


精強〝尚武〟滝ケ原

日本拳法Vと準V

 普通科教導連隊(連隊長・山口勝1佐)拳法練成隊(監督・田村友和1曹)は2月15日、墨田区総合体育館にて行われた「日本拳法全日本体重別選手権大会」に参加した。

 男子4階級、女子3階級の個人戦トーナメント形式で実施され、各階級優勝者には「日本拳法総合選手権大会」(9月開催)の出場権が与えられる。

 全国各地から名立たる選手が参加。練成隊からは、男子全階級に合わせて8名が挑んだ。

 男子81キロ以上の部では前田3曹(普教連2中)が前回大会4位の雪辱を晴らして見事優勝。日本拳法総合選手権大会の切符を手にした。

 81キロ未満の部では北大路3曹(普教連1中)が準優勝、塚本3曹(同4中)がベスト8に入った。73キロ未満の部では本橋3曹(同4中)がベスト8入りした。


短剣道「2冠」達成
 普通科教導連隊銃剣道練成隊(監督・坂元誠2陸尉)は2月16日、日本武道館にて開催された「第24回全日本短剣道大会」に出場。団体戦成年の部において普通科教導連隊Aチームが優勝、Cチームが第3位の成果を収めた。個人戦では吉村3曹(普教連2中)=写真=が優勝を手にした。
 昨年度の団体戦優勝者として臨んだ今大会。マークされる中で厳しい戦いを強いられる場面もあったが、重圧をはねのけ見事2連覇の栄光を手にした。
 「2冠」を果たした吉村3曹は大会後、「団体戦では準々決勝で私が負けてしまいチームメイトの先輩方2人のお陰で勝ち上がることができました。団体での2連覇及び私の成年A個人戦の優勝はチームメイトの先輩方がより良いチーム環境を作って下さり、私自身が伸び伸びと戦わせていただいたことが大きな要因だと思っています。感謝の気持ちが尽きません。さらに自らの練成に励むと共に、今度は私が後輩たちに対して、先輩方にしていただいたことをやっていけるよう励みたいと思います」と語った。

全自柔道惜敗2位
 普通科教導連隊に所属する陸曹候補生陸士長、鶴岡靜希(しずき)(以下鶴岡曹候補生)=写真=は2月15日から16日の間、自衛隊体育学校三宅記念体育館で実施された「第46回防衛大臣杯全自衛隊柔道大会」の女子57キロ以下級に出場、準優勝の成績を収めた。
 鶴岡曹候補生は、昨年度の同大会同階級で優勝し、昨年11月2日~3日に行われた「講道館杯全日本柔道体重別選手権大会」へ初出場した。
 連覇がかかった今大会。駐屯地内及び近隣道場で課業外または休日を活用して練成を重ねてきた。鶴岡曹候補生は大会後、次のように語った。
 「3年前に大けがをし、3回の手術とリハビリを乗り越え昨年初優勝しましたが、講道館杯では2回戦敗退という悔しい結果で終えました。今年必ず連覇しもう1度講道館杯に挑戦するという気持ちで課業外の全ての時間を練習に費やしてきました。リハビリや練習でお世話になった方々、応援をしてくれた方々のお陰でここまで来れたと思っています。来年もう一度優勝し結果で恩返しをするために、また練成を重ねていきます」
 心身共に健康に自分らしく、あこがれの陸曹を目指し、「精力善用」、「自他共栄」の精神で今日も訓練と練習に向けて気持ちと帯を強く締めた。

 


対馬警 らっぱ吹奏競う

写真:団体戦を戦う隊員


 陸自対馬警備隊(隊長・鏡森直樹1陸佐=統裁官)は3月6日、警備隊各部隊(本部中隊、普通科中隊、後方支援隊)のらっぱ吹奏特技保有者を対象に「各部隊のらっぱ吹奏能力の向上」と「部隊の士気高揚」を目的とし、らっぱ競技会を実施した。

 らっぱ吹奏は、号令、命令、警報等を伝えるとともに、隊員の士気を鼓舞し敬意を表すものであり、その吹奏の良否は部隊の任務達成に影響を与えることを25名の選手たちは深く認識し、統裁官要望事項である「挑戦」の気概をもって精一杯の吹奏を披露した。

 採点は福岡駐屯地第4音楽隊と長崎県立対馬高校音楽教員の協力を頂き、「音量、音色、リズム、姿勢」を項目として、対馬防衛協会会長と対馬駐屯地モニターを招待して行われた。

 競技会は個人戦と団体戦で構成。初の試みである団体戦は、3名から5名の選手により先鋒から大将まで即時に判定され、大将戦になると部隊の名誉がかかる戦いに応援にも力が入り、競技会は大いに盛り上がりをみせた。

 結果は個人戦は本部中隊の前鶴3曹、団体戦も接戦の末に本部中隊が優勝し、競技会は終了した。

 統裁官は「挑戦する気持ちをもって懸命に取り組む姿、技量の練度の高さに大変頼もしく感じた。優勝を逃した部隊は今日の悔しさを忘れずさらに練度を向上してほしい」と述べ、最後に審査員として支援いただいた対馬高校音楽教員及び第4音楽隊の方々をねぎらい講評とした。

 部隊は、今後も対馬にらっぱの音が響き渡り防衛警備に邁進できるよう尽力していく。


百里基地も

写真:7空団チーム


 「令和6年度中部航空方面隊らっぱ競技会」がこのほど、百里基地レクリエーションセンター2階多目的ホールで行われた。

 基地(6チーム)、分屯基地(13チーム)の2武門で競った。選手たちは練習の成果を十二分に発揮し、競技会場にらっぱの音色を響かせた。審査の結果、基地の部は第6航空団(小松基地)B、分屯基地の部は第46警戒隊(佐渡分屯基地)が優勝した。


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