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平成14年度 富士総合火力演習

 平成14年度「富士総合火力演習」が8月25、27日の予行、29日の教育演習、31日の一般公開と4日間にわたって行われ、あわせて10万人以上の観覧者が会場となった御殿場市の東富士演習場に集まった。田原克芳富士学校長を演習担任官、中村幹夫富士教導団長を部隊指揮官に、人員約2,000名、戦車・装甲車約60両、火砲約70門、航空機約30機、その他の車両約180両の規模で演習を実施。前後段に分け射撃、敵の進攻に対する防御から攻撃に至る一連の戦闘様相を展示した。

写真特集 平成14年度 富士総合火力演習

203mm榴弾砲・陣地からの射撃


96式多目的誘導弾の射撃


120mm迫撃砲・陣地からの射撃


射撃する90式戦車

今回は演習弾の開発で可能になった行進射撃が行われた


92式地雷原処理車の発射


煙弾の発射と、突入する90式戦車


教育展示の夜間射撃

照明弾、暗視装置を使用しての射撃、一連の状況下での射撃が展示された

「防災の日」政府統合訓練など参加

光が丘会場で医療用の車両を視察する白濱龍興中病院長


 防災の日の9月1日、全国各地で防災訓練が行われ、防衛庁・自衛隊は政府総合防災訓練や地方公共団体が実施する訓練に支援参加。警察・消防と協力した生活支援や医療活動に加え、航空自衛隊の輸送機による医療チームの空輸や、海上自衛隊の輸送艦「おおすみ」やLCACを使用した海上避難訓練も行われた。


中央業務支援隊は防衛庁E1棟で指揮所訓練


防衛庁グランドで全職員が消火訓練などに参加

防大創立50周年によせて

 この8月に創立50周年を迎えた防衛大学校では、11月17日の開校祭にあわせて記念式典を開催することになっている。(防衛ホーム新聞は、50年の歩みの中で特筆すべき点を3回に分けて紹介する。今回は、防衛大学校の生みの親である吉田茂のエピソードを紹介している)


昭和39年11月8日、開講記念祭観閲式で訓示する吉田茂元首相・右隣は小泉純也元防衛庁長官、右端は槇智雄初代学校長


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