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東京地本、東京消防庁と人材確保協定締結

東京地本 

写真:横田本部長(右)と門倉東京消防庁人事部長


 自衛隊東京地方協力本部(本部長・横田陸将補)は1月30日、スクワール麴町(千代田区)において、東京消防庁(門倉人事部長)と「自衛官及び消防職員の募集採用活動に関する協定書」を締結した。

 この協定は、任期制自衛官や消防職員に関して少子化等を背景とする厳しい募集採用活動に対応するため、双方の人材確保や効率的な募集採用活動を目的とし、相互の協力体制を強化するため、建設的な協議を重ね協定締結に至ったものである。

 協定では、東京地本と東京消防庁が双方の採用制度や人材募集の取組み等について理解を深め、職業説明会等のイベントを実施する際は相互に参加を要請できることとした。

 また、東京消防庁の採用は狭き門であるところ、任期制自衛官として勤務しつつ、消防を受験して合格した場合でも途中退職することなく、任期満了後に特別退職手当を得て入庁できる制度が定められた。

 さらに、協定に基づく第一歩として東京消防庁と合同で業務説明会を実施し、公安系公務員を希望する就職活動中の募集対象者等に対し、自衛隊の概要、職域、魅力等を説明し志願化への足掛かりとした。

 横田本部長は「今回の協定により、数年間の勤務期間を有する任期制自衛官の採用、その後の就職援護について、互いに協力することで、必要な人材の確保と活躍の場を提供できるものと認識しています。この魅力的な施策をより多くの方々に知っていただき、人を守る、人を助ける仕事に関心を寄せていただけることに期待します」と述べた。

 東京地本は今後も積極的に各機関と連携し、自衛隊の人的基盤の充実を図り、国民の負託に応えられるよう、引き続き業務に邁進する。