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空自創立プレ50周年 入間航空祭

ブルーインパルスも飛行

 航空自衛隊は11月3日、恒例の一大イベント「入間航空祭」を埼玉県狭山市の入間基地で開催した。

 国内最大規模の航空祭で、空自の発足から今日まで、積み重ねてきた成果を国民に見せ、自衛隊への理解と協力を求めてきた。昭和37年に始まって、今年で35回目。秋空の風物詩として市民権を得て、例年20万人を超える入場者を迎え華やかに行われている。

 来年7月には空自創隊50周年を迎える。今回は「プレ50周年」との位置づけから前夜祭の趣向となり、また3連休最終日とあって、ファン待望の一日となった。世界でも有数の防空能力を人目見ようと早朝から大勢の見物客と招待者が集まった。

 当日は早朝から降ったり止んだりの天候で、ほとんどのショーやアトラクションが中止となった。ときに傘をさすほどの雨の中、建ち並ぶ屋台には湯気が立ち、売店で記念品をもとめる航空ファンたちでにぎわいを見せた。人気のブルーインパルスは、霧雨の中でT-4が轟音とともに地上滑走。若干の飛行を見せてご挨拶。全国から集まったファンの足労に報い、来年へのモチベーションを高めた。


来場者の声

 長野から来たという30代の男性。2人組みのアマチュアカメラマン。三脚と望遠レンズの露を拭きながら「毎年かかさず楽しみにして来ています。今年は雨で残念ですが救難ヘリは撮れました。来年の50周年が本番。楽しみにしています」