2003年8月1日 の記事
イラク被災民救援空輸隊 C130、実任務開始
人道支援物資を空輸 イタリア、アンマン間
自衛隊幹部の見送りの中、小牧基地を出発する派遣隊員(7月10日)
植田隊長がコカシュ所長に記念の楯を贈呈(7月14日)
イラク被災民救援空輸隊(隊長・植田輝久1佐以下約140名)は7月17日、イタリア南部ブリンディシにある国連備蓄基地で人道救援物資(医薬品、ポリタンクなど)をC-130輸送機に搭載、ヨルダンの首都アンマンヘの空輸を開始した。
同隊は10日、初めて垂直尾翼にUN(国連)塗装したC-130輸送機2機で小牧基地を出発。那覇、ウタパオ、マレ、アブダビを経由して14日、ヨルダンの首都アンマン(マルカ国際空港)に到着した。空港での出迎え行事には、小畑紘一在ヨルダン日本大使や世界食糧計画(WFP)のコカシュ・ヨルダン事務所長ら関係者多数が出席。植田隊長から小畑大使とコカシュ事務所長に記念品の楯が贈られたあと、コカシュ所長は「日本の貢献に感謝しており、活躍を期待します」と述べた。
同隊は、国連平和維持活動(PKO)協力法に基づいて8月18日まで、イラク被災民のための救援物資を欧州各国からイラク周辺国へ空輸する。
写真=イタリアから救援物資を初めて空輸しアンマンに到着したC-130(7月17日)