2003年2月15日 の記事
防衛医学セミナーを開催
1月29日、「防衛医学セミナー」が防衛庁A棟講堂で開催され、志方俊之帝京大学教授、西川徹矢運用局長、松谷有希雄参事官をはじめとした来賓や防衛庁自衛隊の高級幹部、医官など約800名が出席。「期待される自衛隊医療を目指して」を統一テーマに講演やシンポジウムが行われた。
セミナー開始に先立ち、会長の白濱龍興自衛隊中央病院長は「ゴラン高原、東チモールでのPKO、インド洋上での米軍支援という陸海空が同時に3ヶ所で国際平和協力業務を行う元での今回のセミナーは自衛隊衛生の将来を考える時、皆さんの大きな糧となると確信している」と挨拶。続いて志方教授が「新しい時代の脅威と我が国の安全保障」の演題で特別講演を行った。
その後、途中休憩を狭みながら白濱院長による「組織が衛生に期待するもの――新自衛隊中央病院の果たすべき任務――」の講演と、「国際平和協力業務における自衛隊医療体制――将来への展望――」と題したシンポジウムが行われセミナーは終了した。(小川郷太郎)