自衛隊ニュース

防災訓練担当<西東京>
東京地方協力本部西東京地域事務所(所長・鈴木2陸尉)は9月16日、西東京市立保谷第二小学校で開催された防災訓練「あんぜんの日」に参加し、学校からの依頼により、防災体験学習の一部を担当した。
「あんぜんの日」は昨年に引き続き2回目の訓練で、「小学生も地域のチカラ」をテーマに、避難所開設訓練と防災体験学習を並行して実施し、児童自らが保護者や地域住民とともに避難所を開設運営するもの。
参加者たちに小学生なら誰でも簡単に実施できる「簡易寝袋」、応急担架」の作成を体験させ、その体験から学んでもらうとともに、災害派遣で使用する個人装具(背嚢、携帯ショベル、水筒)も展示し、災害派遣へ参加した隊員の経験談も伝えた。
参加者からは、「家にある物で簡単に作成でき、家でも出来そう」、「楽しく学ぶことが出来た」、「自衛隊の災害派遣のお話を聞けて災害に対する備えが重要だと感じた」などの意見をもらった。
最後に鈴木所長が自助、共助の重要性を認識して自らの命や安全を守り災害に対応してもらいたい、と参加者に伝えた。
西東京地域事務所は、今後もこのような機会を通して自衛隊の活動を伝え、地域住民の安心安全に寄与していく。
トウチとさくら
(トウチ君とさくらちゃんは東京都の鳥「ゆりかもめ」がモチーフの東京地本のマスコットです)
本部長が出演<香川>
香川地方協力本部本部長の小田剛1陸佐は9月27日、FM香川が放送している「JOY-UCLUB」にマスコットキャラクター「モリーヌ」と共にラジオ出演した。
厳しい募集環境について説明し、自衛官募集に関するお知らせと各種イベントの案内を実施するとともに、番組パーソナリティの自衛隊に対する興味について、モリーヌへの関心を皮切りに最大限引き出すことに成功し、併せて多くのリスナーに対して情報を発信することができた。
また放送内で10月7日、8日開催の「ウッディフェスティバル・県危機管理課防災ブーストークセッション」への香川地本出演の宣伝を実施し、来場者数増加を図った。
香川地本は今後も各種メディアとの連携を強化しつつ自衛隊に対する理解、親近感の醸成を図るとともに、募集成果のさらなる向上を図っていく。
合同説明会開く<岐阜>
岐阜地方協力本部(本部長・井口裕康1空佐)は9月14日、ソフトピアジャパンセンター(大垣市内)で令和5年度岐阜県自衛隊合同企業説明会を開催した。
今年度は任期制隊員19名(陸上14名、航空5名)と県内雇用協力企業43社・1団体が参加。隊員たちは面談開始とともに希望企業のブースへ向かい、真剣なまなざしで職務内容や雇用条件等の詳しい説明を受けていた。
参加した雇用協力企業の担当者からは、「礼儀正しく、受け答えもはっきりしていた」、「参加できて良かった。来年度も参加したい」など、自衛官に対する期待とともに高い評価をいただいた。
この説明会により、参加隊員が第二の新しい人生に希望を持ち、今までとは違った道で日本を支えてくれることを期待したい。
はまにゃんも<神奈川>
神奈川地方協力本部市ヶ尾募集案内所(所長・細田2空尉)は9月23日、桐蔭横浜大学(横浜市青葉区)の「燦爛祭(さんらんさい)」に自衛隊ブースを出展して広報活動を実施した。
神奈川地本のキャラクター「はまにゃん」も駆け付け、チアダンスの発表会に飛び入り参加。初等部の女子児童たちと軽快にダンスで交流した。
「はまにゃん」はダンスチームから「かわいい」、「ダンス上手だね」と声を掛けられもみくちゃになってさらにファンを増やす活躍を見せ、桐蔭学園高校の留学生も「So Cute!」と笑顔で写真撮影するなど、国際交流の一翼を担った。
南極の大きな氷などを展示した自衛隊ブースにも多くの来場者があり、また、東日本大震災での被災経験があるという男子学生からは、「あの時、自衛隊の方々に助けられました。今では就職先の一つとして考えています」といううれしい話も聞くことができた。
市ヶ尾募集案内所は、「今後も地域の学校と連携を図りながらブース等の出展を積極的に進め、学生たちに自衛隊の魅力をアピールしていきたい」としている。
国体でPR<鹿児島>
鹿児島地方協力本部国分地域事務所(所長・迫口真也1陸尉)は10月11~13日、同14~16日の間、51年ぶりに鹿児島で開催された特別国民体育大会において、特設馬術競技会場(牧園町)と精華アリーナ(国分中央高校)の会場で自衛隊ブースを出展し、自衛隊広報を実施した。
本大会でのブース出展は、日頃から広報官が霧島市と強固な信頼関係を構築しており、鹿児島地本の活動を理解していることから実現できたものである。
霧島市には国分駐屯地が所在しており、自衛隊の認知度は高いもののここ数年志願者が減少傾向にあるため、今回のブース出展は競技者を含めた募集対象者等が多数集まる絶好の機会と捉え所員一丸、志願者獲得に努めた。
自衛隊ブースに訪れた高校生らに、自衛隊の役割や活動内容、制服試着などを行い、少しでも親近感が湧くように気さくに対応して、自衛隊という職業観及び魅力等を最大限アピールすることができ、自衛隊への理解促進及び防衛基盤の拡充を図ることができた。
ブースに訪れた高校生からは、「陸・海・空自衛隊の役割と魅力について理解できた。職業選択に生かしていきたい」、「災害派遣のイメージしかなかったですが、本来の役割が大変誇らしい仕事だということが分かりました」、「制服を試着でき、思いがけない良い記念になりました」など多数の感想が聞かれた。
国分地域事務所は、引き続き、組織的募集に尽力し、あらゆる機会を通じて魅力的な広報に努め防衛基盤の拡充を図るとともに、より多くの募集対象者に自衛隊の魅力を発信し、入隊意欲の高い適質人材の確保に取り組んでいく。
うずしお公開<新潟>
新潟地方協力本部(本部長・小見明之1陸佐)は10月14日、新潟西港沖で募集対象者40名に海上自衛隊第2潜水隊群所属潜水艦うずしおの特別公開を行った。
天候に恵まれ、見学者は乗艦前の説明を聞いた後、沖合で待つうずしおに向かう通船へと乗り込んだ。穏やかな海面を進みうずしおを確認すると、「見えた!」と歓声を上げた。
うずしおに接舷すると、見学者は乗員の誘導に従い縄ばしごを上って乗艦。上甲板で記念撮影行い、艦内見学を楽しんだ。「潜水艦の中は少し狭いと感じたが、椅子の下に野菜を入れていたりする工夫にびっくり」、「乗員も丁寧でかっこよく、入隊して潜水艦に乗りたいと思いました」などの感想が聞かれ、高い広報効果があった。
「沈黙の艦隊」<札幌>
札幌地方協力本部(本部長・佐藤和之1陸佐)は10月5、6の両日、ユナイテッドシネマ札幌(サッポロファクトリー)で広報活動を実施した。
「沈黙の艦隊」は、防衛省及び海上自衛隊の協力により、邦画では初めて実物の潜水艦を撮影に使用した映画である。
本広報活動では、札幌地本北部地区隊及び南部地区隊の海上自衛官を中心に、主人公海江田将補仕様を含む海上自衛隊の第2種夏制服及び陸上戦闘服の被服の展示のほか、制服等の試着及び各種制度説明(採用案内を含む)を行った。
今回の活動では、制服を試着した来場者が映画で使用されているものと同じような通話用マイクを片手に布に描かれた潜水艦を背に撮影を行った様子を直ちにSNSに投稿する情報発信を行った。
SNSに掲載された来場者から「もう、掲載されていますね」との歓喜の声を頂き、SNSによる情報発信の効果が感じられた。
特設ブースには約80名が来場し、自衛隊への親近感の醸成と魅力発信を図ることができた。札幌地本は全部員が「一丸」となり、創意に富む広報活動を推進していく。
本部長が講話<兵庫>
兵庫地方協力本部(本部長・宮崎紀彦1陸佐)は10月27日、姫路市立飾磨中部中学校で生徒約270名、教員・PTA会員約20名に対し職業講話を実施した。
宮崎1佐は令和5年度版防衛白書の内容に基づき、防衛省・自衛隊の組織、近隣諸国の情勢を主に講話するとともに、防衛大学校入学の経緯や会計科職種であることを紹介。「自衛隊には多様なキャリア形成があります」と呼び掛けた。最後に、「平和な日常は尊いこと。この日常を守るために自衛官のみならず誰かが働いている、ご両親、保護者を含め、それぞれの人がそれぞれの立場で頑張っていることに感謝を忘れず日々を大切にしてほしい」と締めくくった。
続いて、本部長、陸・海・空各広報官が中学生からのたくさんの質問に丁寧に回答し、参加者は充実の面持ちで終了した。
兵庫地本は、「今後も防災教育や訓練及び職業学習を支援し学校の総合的学習に寄与するとともに、自衛隊への理解の深化を図り、募集基盤の拡充に努めたい」としている。