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「環境川柳」最優秀など決まる

 平成16年度「環境川柳」の最優秀賞1点と優秀賞3点、佳作5点、合計9作品が決まった。最優秀賞と優秀賞の4名が8月20日、防衛庁大臣室で表彰された。

 おりしも庁内では地球温暖化防止対策の一環として、エアコンを28度に設定するよう励行中であり、これを受けて執務室でのノーネクタイなど、軽装を心がける職員も各所で見受けられるなかで授賞式となった。

 4名の受賞者は正午を前に大臣室に迎えられ、名前と川柳が読み上げられた後、石破茂・防衛庁長官の手で1人1人に表彰状が手渡された。

 平成13年度より恒例の「環境川柳」は、環境保全に関する意識の高揚を目的とし、環境省が定める環境月間の趣旨を踏まえて行われている。

 各機関が6月から実施している環境ポスター掲示や看板設置などの広報活動、リサイクル運動、環境教育などと並び「防衛庁環境月間」の全庁的な取り組みのひとつ。

 今回も全隊員を対象に募集し、約1万7,000点の応募があった。その中からNHK学園で川柳講座の編集主幹をつとめる大木俊秀氏の選考を軸に、機知に富み、日常の一瞬を感覚的にクロースアップした秀作が選ばれた。

 〈最優秀賞〉

 布施恵二空曹長(空自第8移動警戒隊)

  「ゴミ袋 持った重さに 無駄を知る」

 〈優秀賞〉

 柳田秀喜3陸曹(陸自第8後方支援連隊)

  「エアコンを 止めて感じた 夏の風」

 鈴木幸一3陸佐(内局管理局装備企画課)

  「清流も 人の心で ドブになり」

 根本逸朗2海佐(統幕事務局第3幕僚室)

  「ああ寒い クーラーかけて 上着着て」

『防衛庁ってどんなとこ?』

ピクルス王子の市ヶ谷台探検ツアー
子供たち187名が体験学習

 防衛庁では文部科学省が主体となって実施する「子ども霞が関見学デー」に連携し、8月25・26日の両日、「ピクルス王子の市ヶ谷台探検ツアー」を開催した。

 これは、事前にホームページ等で募った小・中学生を対象に庁舎内を公開するもので、2日間で父兄らあわせて187名が来庁。子どもたちは大臣室への訪問をはじめ、儀仗訓練や手旗信号に挑戦したり、広報展示室を見学した。特に、面白くてわかりやすい「防衛講座」では中学生は熱心にメモを取り、陸海空自衛官への質問が飛び交った。さらに後半、自衛隊と同じ平和を愛する仲間としてウルトラマンが友情出演。思わぬ人気ヒーローの登場で学習タイムをより一層湧かせた。

 そして、一番のお楽しみは大臣室での石破茂防衛庁長官との対面だ。石破長官はニコニコ顔で子供たちを迎え、自衛官が日本と世界の平和を守る役割りについて解説。記念撮影のあと、一人ひとりと握手を交わした。栃木から来た小5男子生徒は「夏休みの思い出ができた。長官に会った事は友達に自慢したい」と興奮ぎみに話していた。

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