自衛隊ニュース

ゲッキーのイラスト

第4次イラク復興支援群
大野長官が隊旗授与

「日本から平和のメッセージを」

<神町駐屯地>

イラク人の目線に立った支援活動


野長官が福田隊長に隊旗を授与


 第4次イラク復興支援群(群長・福田筑1佐以下489名)隊旗授与式が11月13日、神町駐屯地・第20普通科連隊教場で行われた。

 式には、大野功統防衛庁長官はじめ森勉陸幕長、奥村快也北方総監、中村信悟6師団長、派遣隊員家族らが出席。支援群、警務派遣隊(隊長・平塚康咲3佐以下10名)、隊旗要員等約650名が整列する中、大野長官が福田群長に壇上で隊旗を授与した。

 大野長官は訓示の中で、世界情勢について触れ「テロに対して断固戦っていく」ことを強調、「日本としてできる範囲内で、イラク人道復興支援に携わっている」ことを明確に説明した。また、先日、自衛隊を支援するイラク人140名のデモ隊がサマーワ宿営地を訪れ「自衛隊の皆さん、ありがとう」と書かれたプラカードを掲げ、「サマーワでは自衛隊の皆さんを歓迎する。われわれは自衛隊に対する全てのテロ活動を拒否する。また、自衛隊の皆さんはムサンナ県民の記憶に永遠に残るであろう。毎日全ての各家庭で、老若男女を問わず、

自衛隊が我々の町のために何をしてくれていたのか。何をしてくれるのか。こういうことが話題にあがっています。どうか、自衛隊には我々の友人として、イラクの友人として、サマーワの友人として、このサマーワの地にとどまって下さることをお願いします」と書かれた手紙を派遣隊員に手渡したことを紹介しながら「イラク復興支援のために任務を完遂すること」「平和のメッセージを日本から届けてくれるメッセンジャーの役割」を要望した。

 引き続き、福田群長、橋本道夫2佐(本部管理担当部隊長)、藤堂康司3佐(施設担当部隊長)、野見山孝志3佐(給水担当部隊長)、安部眞里子1尉(女性自衛官代表)、佐々木一弘曹長(陸曹代表)が派遣隊員を代表してインタビューを受けたあと、第1派派遣隊員は関係者多数に見送られ、神町駐屯地から成田空港へと向かった。


隊旗授与式を終え、営庭に整列する派遣隊員