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盛大に創立50周年を祝う

航空自衛隊
津曲空幕長「行動の本質は”有事即応”の精神」

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写真:航空自衛隊隊員によって描かれた空自創立50周年を祝う人文字(入間基地で)


 航空自衛隊創立50周年を祝う中央式典が6月27日、石破茂防衛庁長官、浜田靖一副長官、嘉数知賢・中島啓雄両政務官、守屋武昌事務次官、石川亨統幕議長、陸海各幕僚長をはじめ高級幹部、機関の長、衆参国会議員、OBら来賓多数を迎え、空自入間基地で開催された。


記念式典で力強く式辞を述べる津曲空幕長(6月27日)


航空自衛隊儀仗隊を巡閲する石破長官


40個人・団体に感謝状を贈呈する津曲空幕長


 午前11時、入間基地隊員が描く空自創立50周年記念の人文字を見ながら、石破長官が大型ヘリコプターで到着。出迎えの津曲義光空幕長とともに空自儀仗隊の栄誉礼を受け、巡閲した。

 引き続き行われた中央式典では、まず航空中央音楽隊の伴奏に合わせて出席者約1000名全員で国歌を斉唱したあと、空自英霊395柱に対する黙祷を捧げた。次いで、津曲空幕長が力強く式辞(全文は2面に掲載)を述べ、空自創立50周年を期に一層の飛躍を誓った。また、石破長官は訓示に中で、日米安保の重要性を協調しながら「機能する自衛隊」目指して一層の任務遂行を要望した。来賓を代表して、白川元春氏(第11代空幕長、第8代統幕議長)が空自が創設された当時から今日までの出来事を振り返りながら「次の50年をどうするか、皆さんの今後の努力を期待します」と祝辞を述べた。また、トーマスC・ワスコー米第5空軍司令官は「空自は先頭に立って国際変化に対応してきた」ことを強調、「今後とも日米同盟の維持発展を」と祝辞した。最後に、政府要人やジョンP・ジャンパー米空軍参謀長の祝電が披露され、式典を終えた。

 なお、式典に先立って、修武台記念館事業着手式と感謝状贈呈式ではこれまで航空自衛隊に対して功績のあった16個人・24団体に津曲空幕長が労いの言葉をかけながら賞状を贈った。

 また、この日は滑走路周辺に、創立50周年を記念した特別塗装のC1輸送機など空自保有の航空機が地上展示された。