自衛隊ニュース

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90式戦車、AH-1Sなど参加
陸自平成18年度米国射撃訓練

陸自火力戦闘能力の向上図る
ワシントン州ヤキマ演習場で

《写真撮影》野亦義久

広大な米国ヤキマ演習場で射撃訓練に向かう90式戦車。

土煙りを舞い上げながら走行する姿が頼もしい


ARS


対戦車誘導弾を発射した瞬間


 陸上自衛隊は9月7日から16日までの間、米国ワシントン州ヤキマ演習場で射撃訓練を実施した。この訓練は、陸上自衛隊の主力火器等の機能を組織的に連携させた射撃訓練などを米国内で実施し、陸自の火力戦闘能力の向上を図ることを目的としたもので、廣瀬誠北方総監を担任官に主要実施部隊は▽対戦車誘導弾部隊(北部方面隊第2師団の対戦車誘導弾部隊)▽戦車部隊(北部方面隊第7師団基幹の戦車部隊)▽対戦車ヘリコプター部隊(北部方面隊の対戦車ヘリコプター部隊)。射撃訓練部隊指揮官・田中達浩第2師団副師団長以下人員約220名、79式対舟艇対戦車誘導弾発射装置(HATM)4コセット、90式戦車5両、対戦車ヘリコプター(AH-1S)4機等が参加、戦闘射撃や連携射撃を演練した。

航空救難団戦技競技会を実施

《小松基地》
救難部門で秋田が優勝

 平成18年度航空救難団戦技競技会(救難部門)が9月6日から12日までの7日間にわたって、小松基地及び同周辺空域で行われた(=写真)。この競技会は、航空救難団が各隷下部隊の能力を評価し、今後の練成訓練を実施させるうえで重視事項や方向性などの資を得るとともに部隊としての組織的な任務遂行能力を向上させ、精強な部隊を育成するために行ったもので今回が初めて。競技内容は、指揮所活動部門、飛行部門、整備部門の3項目でそれぞれの救難能力が評価された。今回、主催部隊の小松救難隊を除く▽千歳▽秋田▽松島▽百里▽新潟▽浜松▽芦屋▽新田原▽那覇の各救難隊が参加し、救難機の緊急発進、洋上での救助活動、故障探求活動など、各隊が日頃の訓練の成果を遺憾なく発揮した結果、秋田救難隊が記念すべき第1回大会を制した。

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