自衛隊ニュース

八甲田演習<5普連>
陸軍歩兵第5聯隊の遺訓を学ぶ
写真:アキオを曳航し行進
自衛隊サイバー防衛隊司令、木村陸将補
「日加サイバーオペレーションシンポジウム」を開催
写真:自衛隊サイバー防衛隊司令木村陸将補(右)とカナダサイバーコマンド司令のヤーカー少将(左)
自衛隊サイバー防衛隊司令の木村顕継陸将補は、12月2日から6日の間、市ヶ谷駐屯地内において、カナダ軍サイバーコマンド司令のヤーカー少将他、16名と「日加サイバーオペレーションシンポジウム」を実施し討議を行った。
これまで自衛隊サイバー防衛隊とカナダ軍サイバーコマンドの防衛交流を実施してきたが、本シンポジウムは、カナダ軍サイバーコマンドの他、カナダ国防省、カナダ外務省、カナダサイバーセキュリティセンター、カナダ騎馬警察等の参加を得て、国家としてのサイバーに係るシンポジウムを開催するに至った。
議題については、日加それぞれのサイバーに関する戦略レベルから、戦術レベルまで幅広く取り扱うとともに日加相互の課題について議論し、多大なる成果を得ることができた。
UNMISS司令部要員が帰国
「国連での勤務経験を活かしたい」
写真:吉森3佐(左から3人目)と鈴木1尉(同4人目)
2月13日、国連南スーダン共和国ミッション(UNMISS)の司令部要員として約1年間、首都ジュバで勤務した陸上自衛官2名が、森下泰臣陸上幕僚長に帰国報告を行った。兵站幕僚として、UNMISSの活動に必要な物資の調達・輸送等を担った吉森雅哉3陸佐と、航空運用幕僚として、UNMISSが運航する航空機の飛行計画の作成等を担った鈴木若菜1陸尉が元気な姿を見せた。
森下陸幕長は「陸上自衛隊のみならず、日本がしっかり国際平和協力に貢献しているということを証明してくれた」と労をねぎらった。吉森3佐は関係各位に感謝の気持ちを述べるとともに「今後の勤務では、UNMISSでの国連勤務経験を活かして頑張っていきたい」と語った。鈴木1尉は「多国籍の環境の下で1年間勤務し、様々な職歴や文化をもつ方々と交流して相互に理解を深めることができた」と貴重な経験を振り返った。2名は今派遣での功績が認められ、第3級賞詞を受賞した。
現在、陸上自衛隊はUNMISS司令部に兵站・情報・施設・航空運用の幕僚として1名ずつと、2024年からは追加でUNMISSの人事・評価・訓練を担当する副参謀長(1陸佐)とその補佐官(2陸曹)を1名ずつ派遣している。
機略縦横(89)
補給統制本部
准陸尉 井上 喜雄
目標と目的
2025年を迎え皆さんは年の初めに目標を立てたでしょうか。年頭の朝礼等で「年の初めに目標を立てて一年間を有意義に過ごしましょう」と訓示等があると思いますが、皆さんは今年の目標は何でしょうか。
目標はなぜ立てる必要があるのでしょうか。私は目的を達成するのに必要不可欠であると思っています。
なぜなら、目標を設定することで、目的達成に向けて道筋が見える事によって可視化され、効率的となり、目標を一つ一つクリアしていくことで達成感を味わいながら目的を達成できると思っているからです。
目的は抽象的であるために、具体的な事項を数値化して定めて目標として設定する必要があるのではないかと思います。皆さんの目標は「〇〇したい」「〇〇する」などと抽象的になってないでしょうか。目的達成の為に、具体的な目標を定め、年間の目標を月の目標へ、月の目標を日々の目標へ、日々の目標を時間の目標へと細分化して目標やその先にある目的を達成し充実した生活を送りましょう。
私も補給統制本部最先任上級曹長として、夫として、父親として、目的達成のために具体的な目標を定め、充実した生活を自ら実践してまいります。