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陸自駐屯地で「成人行事」盛大に②

参加した91人の隊員(神町)


一文字に決意<船岡>

 船岡駐屯地(司令・野村和弘陸将補)は1月15日、令和7年駐屯地成人行事「二十歳のつどい」を挙行。対象者22名のうち教育入校等による欠席者を除く16名が参加した。

 本行事には、船岡自衛隊協力会会長(柴田町長)をはじめ、自衛隊協力団体等(隊友会、家族会及び駐屯地モニター)の方々をお招きし、駐屯地所在隊員と共に激励していただいた。

 行事は、国歌斉唱、駐屯地司令式辞、来賓祝辞、二十歳を迎えた隊員の紹介、記念撮影等を実施した後、記念会食を行った。

 駐屯地司令からは「初心を忘れず、目標達成に向けて挑戦し続けてほしい」と激励の言葉が贈られた。

 二十歳を迎えた隊員の紹介では、隊員たちが色紙に自ら筆で認めた漢字一文字を掲げ、一人一人が決意表明を行った。

 「明」を掲げた渡辺明菜士長は、両親がつけてくれた名前の一文字を選び、「二十年間、今まで育ててくれた両親への感謝を込めるとともに、前向きに明るく生活していきます」と力強く抱負を述べた。

 紹介の後には、船岡さくら太鼓(駐屯地太鼓部)に所属する隊員が、力強い太鼓演奏を披露して参加者を祝福した。

 参加いただいたご家族の皆様も、二十歳を迎えた隊員らの成長した姿に目頭が熱くなった様子だった。


信頼を重ねよ<神町>
 神町駐屯地(駐屯地司令・山本陸将補)は1月17日、土田正剛東根市長をはじめとするご来賓の方々、ご家族の皆様のご臨席のもと「令和6年度神町駐屯地二十歳のつどい」を行い、91名の隊員の二十歳という人生の節目を祝福した。
 駐屯地司令・山本陸将補は、式辞で来賓の方々に謝辞を述べるとともに、聖徳太子の十七条の憲法を引用して「信頼」の重要性を説明し、これからの人生において信頼を積み重ねていくことを要望した。
 行事のメインイベントとして隊員一人一人が壇上でそれぞれの目標を発表。最後に第6情報隊の藤井3曹が「強い自衛隊を築いて日々まい進し、明るく平和な未来を守っていきます」と決意表明した。

 第20普通科連隊(連隊長・武田1佐=神町)は、「駐屯地二十歳のつどい」に参加。35名の二十歳を迎えた隊員が家族や上官らに感謝を伝え、国防を担う責任感を一層強くした。
 式辞において執行者(山本駐屯地司令)は、「信頼は普段の積み重ねで勝ち取るしかないが、失うのは早い。信頼できる人がいれば頑張れる」と述べた。
 引き続きご来賓の方々よりお祝いの言葉を頂くとともに、昨年参加した先輩隊員からも激励の言葉が贈られた。
 会場には二十歳を迎えた隊員が自ら作成した抱負の刻まれた「盃」と家族への手紙が展示され、ご家族にご覧いただき、一緒に記念撮影するなど感謝の気持ちを表し、思い出に残る時間を過ごしていた。
 式終了後に取材を受けた第一中隊の志田士長は「人としても、自衛官としても社会に貢献できるように頑張りたい」と力強く成長を誓った。

記念植樹も<座間>
 座間駐屯地(駐屯地司令・橋口尚徳1陸佐)は1月14日、駐屯地成人行事(二十歳の集い)を実施した。駐屯地協力会の各会長及び駐屯地が所在する在日米陸軍キャンプ座間内から、在日米陸軍基地管理本部ミーカー最先任上級曹長を招待して行った。
 祝賀会食では駐屯地司令、駐屯地協力会会長及びミーカー最先任からお祝いの言葉を頂き、隊員が抱負を発表。宇田3曹は「二十歳となり責任感をもって職務を遂行していきたい」と述べた。強く丈夫に成長することを願い、「陽光桜」も植樹した。

蛇の如く成長を<仙台>
 仙台駐屯地(司令・大野将補)は1月15日、駐屯地成人行事を実施した。
 仙台市長代理宮城野区長をはじめ多数のご来賓及び各部隊長や新成人のご家族が参列する中、駐屯地司令は式辞で「今年度二十歳となる26名の諸官おめでとう。人生の節目を国を守る使命を負った自衛官として迎えてくれた諸官に先輩として改めて感謝するとともに敬意を表します」、「自衛官の使命を自覚して日々勤務し必要なときに使命感を持って職務に取り組める隊員になってもらいたい」、「これまでの成長を支えてくれた御家族や周囲の方々への気持ちを忘れず、自分はいざというときに国家国民を守る自衛官であるという使命と社会人としての責任を自覚し、自ら行動を律し、自衛官としてそして社会人として脱皮を繰り返して成長を続ける蛇が如く、常に成長と進化を求め、健全で充実した人生を贈られることを祈念します」と述べられた。
 成人隊員を代表し東北方面システム通信群の庄司法生3陸曹は「二十歳という人生の大きな節目を迎え、晴れてこの場に立っていることに、これまで私たちを温かく育ててくれた家族、入隊して以降、熱心かつ親身になって指導していただいた上司、先輩方、日々切磋琢磨して励まし支え合ってきた同僚、後輩のおかげであることを改めて認識するとともに、深く感謝しております」、「まだまだ未熟な私たちではありますが、皆様に認められる立派な自衛官、社会人として成長できるよう、努力を重ねてまいります」と誓いの言葉を述べた。
 成人隊員はみな希望に満ちあふれ、その堂々とした姿に出席したご来賓やご家族の方々から「大変立派な成人行事で感動しました」とのコメントが多数寄せられた。

訓練塔で決意<えびの>
 えびの駐屯地(駐屯地司令・大江良治1陸佐)は1月17日、「令和七年えびの駐屯地二十歳のお祝い行事」を行った。
 二十歳を迎えた10名は駐屯地隊員や協力団体の皆様が見守る中、寒さと高さの恐怖を乗り越えてレンジャー訓練塔に登り、決意表明を行った。
 「新たなことに挑戦するぞ」、「貯金をするぞ」、「彼女をつくるぞ」といったそれぞれの決意を力強く叫び、会場からは笑いと大きな拍手が沸き起こった。
 駐屯地司令は10名に対し「時間を大切に使い、責任感を持ち、多くのことに挑戦していってほしい」と述べた。最後は先輩隊員が応援エールを贈り、新たな門出を祝した。

失敗恐れるな<新発田>
 新発田駐屯地(司令・郡山伸衛1陸佐)は1月10日、駐屯地成人式(二十歳の集い)を行い27名の隊員を祝った。
 壇上に上がった新成人一人一人が力強く抱負を述べ、続いて曹友会より記念品が贈呈された。
 執行者(司令)は祝辞で「目標を持つ」、「大人として責任ある行動をとる」、「気付きと感謝」の3点を要望。新成人へのメッセージとして「失敗を恐れず目標に向かって突き進み、実りある人生にしてもらいたい。かっこいい大人になれること。大きく活躍することを信じています」と激励した。
 新成人を迎えた隊員たちは、これまでに新潟県胎内市における鳥インフルエンザ発生に係る災害派遣や令和6年度自衛隊観閲式などに従事しており、自衛官の使命を遂行すると共に民生の安定に努めている。

11名を祝福<勝田>
 勝田駐屯地(司令・圓林陸将補)は1月15日、「駐屯地二十歳の集い」を実施し、隊員11名を祝福した。
 行事では、駐屯地司令が二十歳の隊員に対し「国を守る仕事において、辛い訓練等、乗り越えた時の充実感、達成感、幸せを感じてほしい。辛い体験から何を学び、どう成長するかは、それぞれの気持ち次第であり、辛さをばねに周りを幸せにできる人になってほしい」との言葉を贈り、前途を祝福した。
 勝田駐屯地修親会と曹友会からは、記念品として印鑑が贈呈された。
 代表者謝辞において施設教育直接支援中隊の榊3曹は、「私達11名が無事に二十歳を迎えることができたのは、丈夫に生み育ててくれた両親、自衛隊に入隊してからお互いに切磋琢磨してきた同期、そして私たちを懇切丁寧にご指導してくださった先輩方のおかげであり深く感謝申し上げます」とあいさつした。




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