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陸自駐屯地で「成人行事」盛大に①

皆様のご期待に応えることを誓う

駐屯地名物戦車との綱引き(北恵庭)


戦車と綱引き<北恵庭>

 北恵庭駐屯地(司令・烏賊1佐)は1月15日、令和7年駐屯地成人行事を実施した。

 20歳を迎える11名を祝賀し、自衛官としての更なる自覚と責任感を保有させるとともに、行事を通じて駐屯地としての融和団結を図ることを目的として実施された。90式戦車との綱引きでは、11名が戦車と力比べしたが戦車はびくともせず、先輩隊員約100名の力を借りたところで見事に動かすことができ、団結力の大切さを改めて感じ大きな成果を得ていた。

 新成人代表は「ここまで育ててくれた両親と自衛官としてこれまで支えて下さった皆様方に感謝するとともに、成人としての自覚を持ち、自衛官としての資質の向上及び技能を磨き、皆様方のご期待に応える大人になることを誓います」と決意を語った。

 北恵庭駐屯地は、引き続き駐屯部隊一丸となって戦車の「魂」拠地としての役割を担いつつ、信頼され親しまれる駐屯地を目指していく。


オンリーワンに<美幌>

 美幌駐屯地(駐屯地司令・中津健士1佐)は1月9日、二十歳になる隊員に対し、祝意を表すとともに二十歳としての自覚と自立心を振作させることを目的に「駐屯地二十歳の集い」を実施した。

 本行事では賛同していただいたご家族からのメッセージを隊員へのサプライズとして会食時に披露。ご家族からのメッセージカードにはご子息を想う愛情があふれるメッセージが届き、二十歳を迎えた隊員たちはご家族のメッセージを聞いてあふれる愛情を感じることができた。サプライズは成功し、隊員の門出に華を添えた。

 中津司令は祝辞で「社会で輝くオンリーワンを目指してもらいたい。皆さんの周囲には仲間がおり、仲間の一人ひとりもオンリーワンであることを認め、相互に理解して助け合うことにより、それぞれのオンリーワンが引き立て合って素晴らしい部隊・社会にしてもらいたい」とお祝いのメッセージを贈った。

 来賓を代表して美幌駐屯部隊充実整備期成会の平野浩司会長(美幌町長)から「常に感謝の心を持ち、前向きであること。そして、ありがとうと言う言葉を口に出し、人として国民の負託に応えてもらいたい」と祝辞が贈られ、新成人隊員へ記念品が贈呈された。

 新たに二十歳となる隊員のお礼と決意の言葉の後、駐屯地最先任上級曹長・湯浅正明准尉が結びの言葉を述べ、新成人の活躍を参加者全員で祈念した。


2名を祝福<倶知安>

 倶知安駐屯地(司令・山口2佐)は1月17日、駐屯地体育館において令和7年駐屯地成人行事「二十歳の集い」を開催した。

 本行事は、倶知安町自衛隊協力会会長・文字一志倶知安町長をはじめ、関係協力団体代表も出席され、二十歳の節目を迎えた2名の隊員を祝福した。

 司令は式辞で「七十周年を迎えるこの駐屯地で二十歳を迎える諸官が、駐屯地百周年を迎える時、新幹線や高速道路とともに発展するこの倶知安町のこの駐屯地において、五十歳の働き盛りで活躍している姿を期待し、思い浮かべるものである」と隊員たちを激励した。

 行事では、2名の隊員が二十歳の決意を漢字一文字で書き記し、力強く掲げて二十歳の決意を若々しく述べた。


白熱の雪合戦<名寄>
 名寄駐屯地(司令・藤田明大1陸佐)は1月17日、新たに二十歳を迎えた33名の隊員に対し「令和6年度二十歳を祝う成人激励会」を実施。隊員を祝福するとともに、自衛官としての責任感の醸成及び社会人としての自覚を促した。
 二十歳を迎えた隊員は、駐屯地曹友会主催の「雪合戦」に臨み、各部隊長、同僚及び来賓が見守る中、雪にまみれながら先輩隊員の歓声を受け、白熱した試合を繰り広げた。
 記念会食では駐屯地司令が「自分らしくあれ、自ら考え行動、自分を磨くために街に出かけて人と接すること」等と話し、二十歳の門出を祝福した。
 名寄地方自衛隊協力会会長加藤剛士名寄市長からは「皆様の若さと情熱に元気をもらった。これからの仲間や上司を信じて切磋琢磨し国民から信頼される自衛官として成長してほしい」と祝辞を頂き、隊員たちは地域の方々からの大きな期待を直接感じることができた。
 最後に二十歳を迎えた隊員を代表し、第101高射直接支援大隊第2直接支援中隊の小暮耀3陸曹が「一人前の自衛官を目指し、高い志を持ち続け、何事にも挑戦していきたい」と二十歳の誓いを述べた。

感謝を忘れず<北千歳>
 北千歳駐屯地(司令・香川陸将補)は1月17日、「令和7年北千歳駐屯地二十歳の集い」を挙行した。
 千歳地方防衛協会会長(横田市長)はじめ協力団体等ご来賓、隊員ご家族・駐屯地各部隊長等が見守る中、二十歳の隊34名にとって夢と希望に満ちた新たなスタートにふさわしい式典となった。
 駐屯地司令は「自衛官という職業に誇りをもって20代の青春を歩むこと」、「感謝の気持ちを忘れないこと」をお祝いの言葉として贈った。
 二十歳の隊員を代表して第102弾薬大隊第2中隊の茂木3曹は、「今日まで私たちを大切に育ててくれた両親と、日々私たちの成長のために愛情あふれるご指導をいただいております部隊の方々に対する感謝を忘れずに、国民から常に信頼される自衛官を目指し日々精進します」と力強く決意を述べた。
 二十歳の隊員は、10式戦車(重さ44トン)との綱引きにも挑戦。びくともしなかった戦車が先輩などの協力を得て動き始めると来賓から声援が上がり、隊員たちに笑顔があふれた。

フリースローで<八戸>
 八戸駐屯地(司令・梶田1佐)は1月10日、「二十歳の誓い」を実施した。
 本行事は、二十歳を迎える隊員を祝し、心を新たに駐屯地の一員としての一体感を醸成するとともに、隊員相互の融和団結及び士気の高揚に資することを目的として行った。
 当日は入校者等を除いた40名が参加。二十歳の抱負を述べた後、各部隊最先任上級曹長の激励を込めたパスを受け、それぞれの思いを込めてフリースローを行った。
 二十歳の隊員を代表し、東北方面後方支援隊の小山3曹は「失敗を恐れずに何事にも挑戦し、部隊貢献に最善を尽くします」と力強く、さらなる成長への決意を述べた。

力強く歩む<福島>
 福島駐屯地(駐屯地司令・古庄1佐)は1月10日、「二十歳を祝う会」を挙行した。福島県防衛協会会長代理をはじめ、各協力団体や近傍地域の方々、駐屯地モニター、隊員の家族など多くが列席した。
 式辞では、駐屯地司令が「我が国の平和と安全を守るという高い国防の志をもって自衛官という職業を選び、二十歳を祝う会を迎えた諸官は国の宝です。これからは『思いやり』という言葉を胸に相手のおかれた状況、立場を考え、いつも『ありがとう』という思いをもって発言・行動することによって、必ずや周りから信頼される存在になるものと確信しています」と述べた。
 続いて駐屯地修親会(会長・駐屯地司令)及び駐屯地曹友会(会長・44普連遠藤曹長)より、記念品が贈呈された。
 最後に4名が「二十歳の主張」を発表。第11施設群第356施設中隊の玉川弥直(みち)陸士長は「二十歳という節目を迎えることの喜びをかみしめると共にこれからの長い人生を過ごしていく上で、私は三つの目標を立てました。『自己成長を追及する』、『社会貢献を意識する』、『人間関係を大切にする』です。目標を胸に刻み困難に直面しても諦めずに挑戦し続けることを誓います。周囲の人たちとの絆を大切にし感謝の気持ちを忘れず、自衛官として、また社会人としての自覚を持ち、未来に向かって力強く歩んでいく所存です」と語った。




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