2006年12月15日 の記事
陸自、米陸軍と実動訓練
《ハワイ》
戦術・戦闘能力の向上図る

陸上自衛隊は10月24日から11月27日までの間、米国ハワイ州スコーフィールド・バラックスで米陸軍と実動訓練を実施した。
この訓練は、多様な事態に即応するため、効果的な訓練施設などを備えている米国に部隊を派遣して、経験豊富な米軍からノウハウを吸収し、戦術・戦闘能力の向上を図ることを目的としたもので、担任官は東部方面総監の澤山正一陸将。実施部隊は、陸自が第1普通科連隊の1コ普通科中隊基幹、米陸軍が第29独立歩兵旅団第2―229大隊で、人員179名、装備・火器(▽5・56ミリ機関銃MINIMI▽89式5・56ミリ小銃▽9ミリ拳銃▽対人狙撃銃▽84ミリ無反動砲▽87式対戦車誘導弾発射装置▽81ミリ迫撃砲▽12・7ミリ重機関銃)、車両(▽高機動車▽73式小型トラック▽73式大型トラック)をもって、市街地を含む地域戦闘を演練した。(写真は全て居住区や屋外で、米陸軍とともに実戦さながらに敵の掃討作戦を実施する陸自隊員)