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陸自イラク後送業務隊が帰国
空自は今なお支援活動続ける

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 クウェートで陸自イラク派遣部隊の撤収作業に従事していたイラク後送業務隊(隊長・加治屋裕一1陸佐以下約100名)が9月9日、任務を完遂し無事羽田空港に帰国した(=写真)。陸自幹部らの出迎えを受けた一行は、大型バスで市ヶ谷駐屯地へ移動、統幕や陸幕の高級幹部をはじめ留守家族約250名の盛大な出迎えを受けたあと、A棟前広場でお互いの再会を喜び合っていた。

 隊旗返還式は11日昼、防衛庁A棟講堂で行われた。開式の辞に続いて愛知治郎政務官が登壇、整列した派遣隊員から栄誉礼を受けたあと、加治屋隊長が力強く帰国報告した。愛知政務官は訓示の中で「陸自によるイラク復興支援活動は、諸官の帰国をもって本当の意味での終了を迎えた」と称えながら「貴重な経験を活かし、今後も我が国の平和と安全のため、また国際社会の平和と安定を確保するため、引き続き頑張るよう」要望した。部隊表彰に続いて、最後に、加治屋隊長が壇上の愛知政務官に隊旗を返還し、式を終了した。

 一方、航空自衛隊はクウェートのアリ・アルサレム基地を拠点に、現在もイラク復興支援活動を継続中で、9月6日にはアリ・アルサレム―バグダッド―エルビル間でC―130輸送機の運航を実施し、国連の人員・物資を空輸した。