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自衛隊医官の道へ
防医大33期入校式

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満開の桜に迎えられ、防衛医大第33期生76名の入校式が盛大に行われた(4月7日、同校体育館で)


 満開の桜が咲きほこる中、防衛医科大学校医学科第33期学生の入校式が4月7日、埼玉県所沢市の同校体育館で行われた。式には、高木毅政務官をはじめ防衛庁・自衛隊の高級幹部、日本医師会などの関係者、地方自治体の長、父兄ら多数が出席した。

 午前10時すぎ、高木政務官が臨場、同校儀仗隊による栄誉礼を受けた。開式の辞に続いて、全員で国歌を斉唱したあと、鳥瀉親雄学校長が登壇、新入生76名を第33期学生に任命するとともに入校を命じた。これに対して、代表学生が力強く宣誓し、宣誓書を鳥 学校長に託した。

 鳥瀉学校長は式辞の中で、「防衛医大は、医師である幹部自衛官の育成を目的として設立されたこと」また、「学生は既に自衛隊員であり、集団生活の中で規律を保持し、秩序を重んじる学生生活を送ることが求められる」と強調、「自覚と誇りを持って学業に、訓練に、課外活動に励んで、将来、自衛隊衛生のためのみならず医療を通じて我が国の平和のため、国際平和のために貢献できる実力をつけ、国民の負託に応えることのできる立派な医師である幹部自衛官となるよう」要望した。

 また、高木政務官は日本を取り巻く世界情勢の変化や総合臨床医としての自衛隊医官の心構えについて触れ、「いかなる困難な状況においても対応できる柔軟性と幅広い国際感覚を養い、良識ある社会人として成長していくよう」訓示した。

 来賓を代表して、宝住与一・日本医師会副会長と荒川堯一海幕副長が祝辞を述べたあと、最後に、学生全員で声高らかに校歌を斉唱、入校式を終了した。