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PSI海上阻止訓練に41ヵ国参加

パシフィックシールド07
日英米なあど7ヵ国が容疑船追尾、立入検査

 日本主催のPSI(拡散に対する安全保障構想)海上阻止訓練「パシフィック・シールド07」が10月13日から15日までの3日間にわたって、伊豆大島東方海域、横須賀新港岸壁、横浜港(大さん橋)で行われた。日、米、英、仏、豪、ニュージーランド、シンガポールの7カ国の実動部隊が実際に訓練したほか、オブザーバーも含めて41カ国が参加した。

 初日は、伊豆大島東方海域で、日、米、英など7カ国の艦艇、航空機が各々の設定する状況に基づいて容疑船に対し捜索、発見、追尾を実施。海自護衛艦「いかづち」の立ち入り検査チームが高速ゴムボートに乗り込み、容疑船に接近、縄ばしごを使って乗船した。また、英海軍の対潜哨戒ヘリコプターからも容疑船にリペリング降下した。

 二日目の14日、横須賀新港で、各国乗艦チームが埠頭に係留中の容疑船(海自試験艦「あすか」)に対し、船内捜索、容疑物資の発見・押収までの一連の流れを順次演練した。

 最終日は横浜港で、陸自中央即応集団第101特殊武器防護隊をはじめ警察、財務省(横浜税関)、海上保安庁など国内法執行機関による拡散阻止活動も各国とともに展示訓練した。

 〈PSIの概要〉大量破壊兵器やミサイル、また、それらの関連物資の拡散を阻止するために国際社会が連携して、それぞれが実施可能な措置を検討し、必要な措置を実践するグローバルな取組で、活動の基本原則は▽有志各国が自由意志で参加▽活動に際しては特定の事態や対象国を想定しない▽阻止に関する行動は国際法や各国の国内法の範囲内で実施▽各国が実施可能な手段を用いて国際的連携により拡散を阻止などとなっている。現在、日米英などオペレーション専門家会合参加国20カ国をはじめとする80カ国以上がPSI活動の基本原則を支持し、実質的に参加・協力している。日本主催は、平成16年10月の「チーム・サムライ04」に続き2回目。