自衛隊ニュース

ゲッキーのイラスト

HOME's English Class (防衛ホーム英語教室)

I LOVE IT !

アイ ラブ イット

むっちゃ好きやねん

-

 Hi! 皆さん。How are you doing?いかがお過ごしですか。キンモクセイが甘い香りを漂わせています。今が、秋なんでしょうね。すばらしい時間を思い切り楽しみたいものですね。反面、夏の疲れがでてきたり、体調をくずしたりしやすくなります。健康で楽しい生活が一番です。

 今回の表現は、“I love it"「むっちゃ好きやねん。」です。知っていてもなかなか言えない表現です。Loveを使った表現は、I love to eatとI love itの二つの使い方があります。~するのが大好きであるというときはtoの後に動詞をつけます。人、物、行為などが好きなときにはその後に、it,them,her,himといった語が入ります。Loveを使った答え方は、I love itとI love toで使い分けて表現できます。本当に好きなことでなくとも、少し大げさにいくこと(アップステイトメントといいます)が、欧米の文化、考え方です。いいことは大げさに、悪いことは良い方向でポジティブに見るのが楽しく生活するコツのようですね。

 秋の晴天もあれば、秋雨という日もあります。何か新しいものを発見したり、見逃していたことを確認したりする行為は楽しいものです。通い慣れた通勤路になにがしかの変化を見つけて秋を感じてみましょう。さわやかな感覚と共にちょっとした充実感も味わえると思います。楽しく陽気な生活を過ごしたいですね。

 それでは、皆さん。See Ya!

(小平学校)〈スワタケル〉

イラク派遣を終えて シリーズ
弟たちの「みちしるべ」に

第15期イラク派遣輸空隊業務隊補給小隊 3空曹 川崎雅直

-

 私は、業務隊の供用責任者補助者として勤務させて頂きました。主な業務は現地での調達業務、隊員入れ替え時期の被服の供用・返納です。入れ替え時期は実質3日間しかないので短期間のうちに膨大な量の供用・返納、かつ迅速な対応が求められます。

 現地調達では、物を購入する前に価格や規格等を調査したのち実際にクウェート市内に買いに行きます。意外に感じる方も多いと思いますが、クウェートでもほとんどの店で英語が使用出来るので、自然と英語での交渉になり、英会話能力を向上させる良い機会となりました。

 調達を始めた頃は、あまりにも日本と感覚の差がある事に戸惑いました。例えば「物を出すから5分待ってくれ」と言われて30分以上待ったり、購入する約束をしていた物が全く用意されていなかったりというような事もしばしばありました。気温が50度を超える日中に物を探しながら少し歩くだけでクタクタになり、車道と歩道の区別がはっきりしていない道路で轢かれそうになったりするなど、気温や交通の面でも日本との違いを思い知らされました。

 しかし、現地の人との信頼関係を築いていくうちに、こちら側の意図を徐々に理解してくれて、円滑に調達できるようになり、誠意を持って臨めば言葉の壁も文化の違いも乗り越えられる事を実感しました。苦労の連続だった調達でしたが、いま振り返れば、たくさんの人と出会うことができるうえにクウェートの地を肌で感じることができる貴重な経験となりました。

 基地では、他国軍をお互いに食事に招待するコアリッションディナー(またはランチ)という食事会が行われていました。補給小隊では、業務上関係の深い米軍の燃料小隊を呼んで夕食を一緒に取り、更に交流を深める事が出来ました。航空自衛隊の食事は他国軍にも人気で、なかには御代わりする人もいました。また、週に2回、航空自衛隊主催の日本語教室に参加させて頂きました。日本語を教えるには英語で説明をしなければいけないので、教える自分の方も英会話の勉強になり非常に良い刺激となりました。この教室を通してたくさんの友人ができ、特に仲良くなった三沢基地所属の米軍人とは、帰国後に東京で会う約束をしました。

 余談かもしれませんが、私には航空学生と少年工科学校生の弟がいます。毎日訓練に励んでいる弟たちのみちしるべとなるべくこれからも日々邁進していきたいと考えています。

 今回の派遣任務で微力ながらもイラク復興支援の一翼を担えた事はこの上ない光栄です。また私が不在の間、原隊にて多大な支援をして頂いた方々にこの場をお借りしてお礼をさせて頂きます。

 最後にイラクの復興と中東地域の安定を祈念して結びの言葉とします。ご精読ありがとうございました。


6特情中、2連覇達成
―円谷駅伝大会―

 時折小雨の降る9月21日、郡山駐屯地(司令・野澤真1陸佐)では恒例の「円谷駅伝大会」が行われた。

 「円谷駅伝大会」は東京オリンピックマラソン銅メダリストの故円谷幸吉選手の偉業を称え、昭和40年の第1回大会から郡山駐屯地で開催され、今年で第45回を数える。

 今大会には「駐屯地の部」16チーム、「一般の部」6チーム、「高校の部」1チームの23チームが参加、10区間43kmで健脚を競い、前大会の覇者第6特科連隊情報中隊が終始トップを走り2時間18分41秒で2連覇を達成した。

「裁判員制度」を周知
法務省職員が講演

《陸幕》

-

 陸上幕僚監部法務官(佐藤正陸将補)主催の「裁判員制度」講演会が9月19日、法務省刑事局総務課裁判員制度啓発推進室長の川原隆司氏を招いて、防衛省A棟講堂で行われた。

 これは、市ヶ谷や近傍部隊の職員に対して、来年5月から施行される裁判員制度を周知するもので、この日、内局、陸海空幕、市ヶ谷・小平・目黒・朝霞・十条の各所在部隊の約450人が出席した。

 講演の主な内容は、▽裁判員制度の意義、目的、背景、仕事内容、選任手続等(裁判員は国民の権利であり義務。できる限り参加することが必要で、裁判員候補者の不出頭には罰則として10万円以下の過料)▽自衛官は裁判員になれない(理由=任務のため急遽遠方へ部隊を移動することを考慮。今年12月までに候補者名簿を作成、調査票が送付される。就職禁止事由に該当する旨をマークして調査票を返送する必要がある)▽予備自衛官(招集命令後は裁判員への選任はない。訓練招集の際には裁判員の辞退可能。裁判員になった後、招集命令が出た場合、裁判員を解任=6名以内の補充裁判員が補充される)▽家族等の育児との調整(裁判所近傍の保育所で一時保育できるよう制度を整備)▽身の安全などで、最後に質疑応答も行われた。

「テロ根絶」目指す!!
北関東局で防衛問題セミナー開催

 第9回防衛問題セミナーが9月24日、さいたま新都心合同庁舎1号館講堂で約250名の聴衆の熱気が伝わるなか開催された。

 今回は、鎌田北関東防衛局長、山本外務省総合外交政策局安全保障政策課課長補佐、また、インド洋上での海上自衛隊の補給支援活動に従事した久野自衛隊千葉地方協力本部長の3人の講師による講演が行われた。

 講演では、鎌田局長からインド洋における海上自衛隊による補給支援活動について、山本課長補佐からアフガニスタンに対する日本の人道・復興支援について、久野本部長から現場の指揮官としてインド洋での派遣海上補給支援部隊の活動について、体験談を織り交ぜながら日本の給油及び水の補給支援活動が海上阻止活動に非常に有益であることが報告された。

 出席者からは、今回の講義を聴取し、日本はこれからも国際社会の一員として「テロとの闘い」を継続することが国益にも繋がるものと理解できたとの声が聞かれた。

紙面一覧
紙面一覧
close