自衛隊ニュース

呉音×在日米陸軍軍楽隊
4年ぶりの共演 全8曲を演奏
4月29日、海上自衛隊呉音楽隊(隊長・真道友樹3海佐)は、第66回呉みなと祭のメインステージにおいて、在日米陸軍軍楽隊(U.S.Army Japan Band)と合同演奏を行った。
在日米陸軍軍楽隊は神奈川県座間市に拠点を置いているため、なかなか合同で演奏する機会に恵まれず、また、新型コロナウイルスの影響もあり、今回は約4年ぶりの共演となった。
両音楽隊隊長による記念品交換の後、アンコールも含め全8曲を演奏した。
会場は、割れんばかりの拍手で包まれ、海上自衛隊と米陸軍の絆がより一層深まった。
「ぴゅーまくん」に決定!
特別輸送ヘリコプター隊マスコットキャラクター
とぶぞ!「ぴゅーまくん」
この度、自衛隊唯一の要人空輸専任部隊である特別輸送ヘリコプター隊(隊長・横川文彦1陸佐=木更津)のマスコットキャラクター名が「ぴゅーまくん」に決定した。
「ぴゅーまくん」は特ヘリ隊が2006年から運用するEC225LPの愛称「スーパー・ピューマ」から名付けられた。「ピューマ」とは大型のネコ科の動物で特に優れた跳躍力を持つ。特ヘリ隊員が陸上自衛官としてピューマのように更に飛躍してほしという願いが込められている。
音楽隊、魅せる
陸中音 志賀隊長着任後初の演奏会
6月3日、東京池袋駅西口近くの東京芸術劇場コンサートホールで、陸上自衛隊中央音楽隊(隊長・志賀亨1陸佐)による「第169回定期演奏会」が開催された。中央音楽隊創隊72周年の記念定期演奏会~伝統の響き 平和への祈り~ と題して素晴らしい時間を提供した。また、この演奏会は今年3月13日に第15代中央音楽隊長となった志賀亨1陸佐の中音隊長としての初めての演奏会でもあった。
演奏会は2部構成で行われ、第1部は志賀隊長と同じく3月に着任した副隊長の柴田昌宜2陸佐が指揮を執った。「パガニーニの主題による狂詩曲」「行進曲 ロイヤル・ウェールズ・フェージリア連隊」「カンタベリー・コーラル」と情熱的に進み、最後は「組曲 Ray of Water」で締めくくった。この組曲は、天皇陛下御即位をお祝いする国民祭典で披露された奉祝曲である。
第2楽章では海上自衛隊東京音楽隊の太田紗和子1海曹のピアノ独奏の感傷的な音が流れ、第3楽章では陸自の歌姫鶫真衣3陸曹によるソプラノが未来へ向かう希望を感じさせるうな気持ちにさせてくれた(写真右)。
第2部は志賀隊長による指揮で、「喜歌劇 軽騎兵 序曲」「行進曲 勝利の父」「我が母の教えたまいし歌」と続き、最後は「巨人の肩に乗って」で締めくくった。アンコールには「花は咲く」「行進曲 錨と星」を演奏。
演奏後、名残惜しそうに手を振る志賀隊長が印象的だった。指揮者が変わるとここまで変わるのかと思わせられた今回の演奏会、第1部と第2部ではホールも空気も変わったようで、2倍楽しむことが出来た。
陸上自衛隊中央音楽隊の今後の予定などは、陸上自衛隊中央音楽隊ホームページに掲載されている。中音の世界に浸ってみてはいかがだろうか…。