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米国で諸職種協同訓練

陸自434隊員と米陸軍が総合戦闘能力向上図る

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広大な米国ヤキマ演習場でAH-1Sがロケット弾を射撃した瞬間

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《東北方面隊》

「更なる部隊精強化を目指す」


 陸上自衛隊は9月24日から11月4日までの間、米国ワシントン州フォート・ルイス及びヤキマ演習場で「平成20年度米国における諸職種協同訓練」を実施した。

 これは、効果的な訓練施設等を有する米国に部隊を派遣し、機動と火力を連携した諸職種協同による訓練を実施するとともに、日米による相互連携要領を演練し総合戦闘能力の向上を図ることを目的としたもので、担任官は宗像久男東北方総監。主要実施部隊は陸自が第6師団司令部、第22普通科連隊、第6特科連隊、第6戦車大隊及び東北方面航空隊第2対戦車ヘリコプター隊、米陸軍が第1軍団第5-2ストライカー旅団第1-17歩兵大隊で、米陸軍はフォート・ルイスでの訓練にのみ参加した。

 また、陸自の規模は、人員434名、主要装備は120mm迫撃砲、155mmりゅう弾砲FH70、74式戦車、78式戦車回収車、対戦車ヘリコプター(AH-1S)、多用途ヘリコプター(UH-1)、高機動車、軽装甲機動車、小・中・大型トラックなどで、これらの各装備品の性能を最大限に発揮させて戦術技量の一層の向上を図った。

 日本で訓練してきた成果を存分に発揮した隊員は「米国で得た数々の教訓なども参考にしながら更なる部隊精強化を図っていく」と語っている。


重迫隊員が的確に目標を観測して素早く射撃